ぶどう狩りのベストシーズン到来
秋といえば「味覚の秋」と呼ばれるほど、美味しいモノが沢山ある季節です。
特に、秋は、果物が豊富に実る季節です。
それゆえ、あちらこちらで果物狩りが行われています。
「ぶどう狩り」は、数ある果物狩りの中でも人気の高いものです。
秋になったら、家族や友人と「ぶどう狩り」に出掛けようと考えている人も多いのではないでしょうか。
しかし、いざ出掛けるとなると迷うのが、「ぶどう狩り」に良い時期が一体何時かということです。
基本的に、関西から関東であれば、ベストシーズンは7月下旬から10月上旬です。
夏休みが始まる頃には、すでにベストシーズンが到来していることになります。
とはいうものの、ブドウには様々な品種があるため、品種によって食べることのできる時期が若干異なってきます。
例えば、デラウェアは7月下旬から9月下旬、巨峰は8月中旬から10月上旬、ピオーネは9月上旬から下旬といった具合に多少ズレがあります。
したがって、「ぶどう狩り」に出かける際には、好みのブドウの食べ盛りを目安にすると良いでしょう。
有名なぶどう狩りの産地はどこ
秋にドライブをしていると、道の途中で「ぶどう狩り」という看板を目にするようになります。
ブドウは、同じ品種でも気候や土壌によって、大きく味が変わると言われています。
もしそうであるなら、ブドウの産地として有名なところで、「ぶどう狩り」をしたいと思うのは不思議ではありません。
ブドウの栽培に適している年間平均気温は、10℃から16℃です。
この気温に該当するのは、北緯30度から50度の地域、南緯20度か40度の地域だと言われています。
さらに、年間降雨量が500mmから800mmくらいで、水はけの良い土壌が良いとされています。
また、ブドウの開花から収穫までの日照時間は、おそよ1,250時間から1,500時間が必要となります。
これらの条件に当てはまる産地として有名なのが、山梨県の勝沼、長野県や山形県です。
ブドウの産地として有名な地域では、美味しいワインが作られていることが多いです。
「ぶどう狩り」を楽しみつつ、ワインのテイスティングもしていみるのも良いかもしれません。
ぶどう狩りの料金設定の特徴
個人で「ぶどう狩り」に出かける際、気になるのが料金ではないでしょうか。
入園料だけしかとらないお店もあれば、入園料は取らずにブドウの目方で料金を受けとるというお店もあります。
また、同じブドウでも店舗によって、料金が大幅に違うということあります。
そのため、初めて「ぶどう狩り」をする場合、非常に迷います。
一般的に、「ぶどう狩り」をするお店は農園であるため、農園同士が並んでいる場合は、料金の設定の仕方は同じ傾向となります。
また、お客が集中する人気の地域は、全体的に料金が高めに設定されています。
そして、特徴的なのが、店舗でのブドウの販売価格の設定です。
数多くの品種のブドウが店頭に並んでいますが、品種ごとに価格が設定されているのではなく、安いブドウと高いブドウという大雑把な設定となっています。
そのため、安いブドウの中には、非常に美味しいブドウがあることがあります。
色々な面で料金の設定が、デパートやスーパーと異なりますが、基本的にあちこちのお店の料金を比較し安いところを見つけるのが良いでしょう。
また、料金が高いと感じた場合は、コストパフォーマンスや店員との相性を考慮し判断することも大切です。
ぶどう狩りで美味しいブドウを見つけるコツ
折角、「ぶどう狩り」に来たのなら、甘く熟した美味しいブドウを狩りたいと思う人は多い筈です。
しかも、普段、デパートやスーパーで購入しているものよりも美味しいブドウを狩りたいという欲張りな人もいることでしょう。
とはいうものの、「ぶどう狩り」に慣れていなければ、お目当てのブドウを狩ることができません。
そこで、「ぶどう狩り」で美味しいブドウを見つけるコツを伝授しましょう。
お日様の光をたっぷりと浴びたブドウは、甘味が強く、旨味もあります。
したがって、日当たりの良いブドウの木を探すことがポイントです。
さらに、日の良く当たっている木の中で、ブドウの実がまばらで隙間のある房を選んで狩ります。
白ブドウであれば実が黄色に近いモノ、赤ブドウや黒ブドウは色の濃いものが熟している状態です。
木で熟したブドウは、甘味だけでなく香りも強くなり、スーパーなど販売されているものとは全く異なる味わいとなっています。
これらのコツを手掛かりに美味しいブドウを狩りましょう。
ペット同伴でぶどう狩りできる農園
一昔前まで、犬や猫は、愛玩動物として飼われていることが多かったです。
現在でも、愛玩動物としての役割は高いですが、家族の一員として扱っている人が増えています。
ちょっとしたお出掛けはもちろん、旅行にも犬や猫と一緒に行きたいという人は多いです。
そのため、ペットと一緒に過ごせるカフェや、一緒に泊まれるホテルなどがここ数年で急激に増加しています。
以前ならば、愛犬と一緒に「ぶどう狩り」なんてことは想像もできないことでした。
それゆえ、「ぶどう狩り」に行きたくても行けない人が結構いました。
しかし、近年は、犬は家族の一員という認識が広まりつつあるため、「ぶどう狩り」においても、犬と同伴で入場できる農園が増えています。
ブドウの産地で有名な山梨県の理想園は、愛犬家たちの中で人気のある農園です。
理想園以外にも犬同伴がOKな農園は沢山あります。
今は、WEBサイトで検索すると、犬と一緒に「ぶどう狩り」ができる農園が案内されているので簡単に探すことができます。
愛犬との「ぶどう狩り」を楽しみたい人は、お出掛け前に利用してみると良いでしょう。
ぶどう狩りとバーベーキューの両方を楽しむ
「ぶどう狩り」といえば、木になっているブドウを収穫して、その場で食べるか、お土産として持ち帰るかです。
ブドウの収穫ができるだけでも「ぶどう狩り」は楽しいものです。
しかし、楽しみ方は、これだけではありません。
「ぶどう狩り」に行くと、大抵は、お昼近くまで農園で過ごすことになります。
ブドウを食べると思った以上にお腹が膨れるので、お昼になってもお腹が空いているとは感じないかもしれません。
しかし、実際には、水分が多いため、しばらくするとお腹が空いてきます。
また、ブドウを食べたことによって、口の中が甘くなるため、口直しがしたくなる人もいます。
そのようなことを見越してか、農園によっては、バーベキューできるところがあります。
料金は、「ぶどう狩り」の料金プラス1,000円位です。
材料やお肉を準備してくれていることが多いので、楽しくブドウを収穫したあとのお昼として利用するのに便利です。
夏のバーベキューとは違い、穏やかな気候と優し日差しの中で行う秋のバーベキューも良いものですよ。
ぶどう狩りは意外と雨に影響されない
なかなか取れない休みを取って、お出掛けの計画をした時、心配になるのがお天気です。
特に、屋外イベントの場合、雨が降らないかどうか非常に気になるのではないでしょうか。
秋になったからということで、「ぶどう狩り」の計画を立てている人も、天候が心配になる人達の仲間です。
「ぶどう狩り」は屋外というイメージがあるので、天候は気になることでしょう。
雨が降ってしまったら、折角の「ぶどう狩り」の楽しみも半減です。
しかし、「ぶどう狩り」は、雨の日でも意外と楽しめる屋外イベントなのです。
実は、多くのブドウ農園が、雨天設備を完備しているので、雨の日でも濡れる心配をせずに、ブドウを獲ることができるのです。
休日の遊びの計画は、雨が降ってしまうと大幅に変更するか、中止となるケースが殆どです。
天候に左右されずに、当初の計画を実行できることは、ポイントが高いです。
なかなか休みの取れない人の遊びの計画にこそ、「ぶどう狩り」は向いているといえます。
ツアーに参加してお得にぶどう狩り
寒くもなく、暑くもない穏やかな気候が、秋の特長です。
空気の澄んだ秋晴れを感じられる季節でもあります。
こんな秋は、旅をするのに向いています。
普段は忙しくして長旅に出かけられない人でも、秋の「ぶどう狩り」ツアーには参加してみるのも良いのではないでしょうか。
秋になると各旅行会社が、日帰りのぶどう狩りツアーを企画します。
通常、個人でぶどう狩りをする場合、農園や地域にもりますが約2,000円ほどの料金が必要となります。
さらに、交通費や食事代などを加えると、1人当たり10,000円ほどになります。
一方、ツアーの場合、交通費、ぶどう狩り代、昼食代、その他近隣の観光地への案内などが含まれて10,000円弱です。
ツアーで行く場合は、ブドウを獲ること以外のレジャーを楽しむことができます。
加えて、旅行会社の企画であるため、個人では行きにくい観光地に行くこともできます。
予算が安く、時間も有効に使えるツアーは、休みがなかなか取れない人にはお勧めです。
岡山ならではのぶどう狩り
一般的に、ぶどう狩りで獲ることのできるブドウは、デラウェア、巨峰、ピオーネ、スチューベンなどです。
ブドウは品種が沢山あるため、農園によっては、ネオマスカット、ロザリオビアンコなどを獲ることができます。
しかし、「果物の女王」と呼ばれるマスカット・オブ・アレキサンドリアをぶどう狩りできる地域は岡山県以外にありません。
マスカット・オブ・アレキサンドリアは、岡山県以外の地域では気候や地質が合わないため、根付くことができません。
そのため、マスカット・オブ・アレキサンドリアは、ブドウの一大生産地である山梨県においても栽培されていません。
デパートなどでは、およそ500gの重さのマスカット・オブ・アレキサンドリアが、5,000円ほどの金額で販売されています。
このような貴重なブドウが、岡山県ではぶどう狩りで獲ることができます。
しかも、驚くことにぶどう狩りの料金は、一般的なぶどう狩りの料金とそれ程変わりありません。
農園によっては、一房お土産に付けてくれるところもあります。
マスカット・オブ・アレキサンドリアを獲るために、奮発して岡山県に行くのもアリかもしれません。
冬の沖縄でぶどう狩り
ぶどう狩りといえば、秋の定番レジャーです。
ところが、沖縄では、秋ではなく冬にぶどう狩りが行われます。
ここで、疑問を感じた人も多いのではないでしょうか。
そうです、通常、ぶどうは、年間の平均気温が10度から20度の地域でなければ育たないのです。
沖縄は、言わずと知れた亜熱帯の気候です。
つまり、年間平均気温が20度を超える沖縄では、秋の味覚のぶどうが育つことは、あり得ないのです。
では、なぜ、常夏の島、沖縄で冬にぶどう狩りが行われているのでしょうか。
それは、ぶどうはぶどうでも、海ぶどうと呼ばれるモノを獲るからです。
海ぶどうの正式名称をクビレズタといい、海藻の一種です。
球状の小枝が密生しており、ぶどうのように見えることから海ぶどうと呼ばれています。
プチプチとした食感で、今、沖縄で人気の食材となっています。
そして、最近では、海ぶどう人気の影響から、冬に海ぶどうを刈るツアーが沢山企画されるようになっているのです。