4月といえば新生活の始まりの季節。
入学、入社、異動、転勤などなど、社会生活を送る上では絶対に避けては通れない道です。
「好きな季節は春!」
なんて人が結構いたりしますが、正直ぼくは春が苦手です。
新生活での緊張を思い出して、何も変わってなくてもソワソワ、フワフワしてしまいます。
メンタル的にも不安定になる人、多いと思います。
とはいえ、新生活のストレスを避けられないなら、せめて上手に付き合う方法を覚えておくっていうのは有効です。
変化に対応しながら健康を維持していくため、日常の中で意識してもらいたいことをご紹介します。
体温調節について
春から夏に向かって徐々に暑い日が増えてきます。節電や自分自身の健康管理のためにも、空調による温度調節だけに頼らず、クールビズやうちわ・扇子の利用・こまめな水分補給など、ちょっとした工夫を実践しましょう。
通気性や吸湿性に優れた素材(麻・綿)や去年大ヒットした吸汗速乾性の素材などを使い分けるとよいでしょう。梅雨の時期のように、暑い日と寒い日が交互で来るような時は、その日の気温によって、服装を調整しましょう。
特に暑い日は、窓を開け、喉が渇く前にこまめに水分補給(水・お茶・スポーツドリンク等)をしましょう。去年のように記録的な猛暑の際には、熱中症対策グッズなども上手に取り入れ、熱中症予防に努めてください。また、具合が悪い時には無理をせず、早めに申し出ましょう。
体を定期的にほぐそう
連続して作業する場合には、いつもよりこまめに(30分に1回程度)休憩をとり、目を休める/ストレッチで首・肩などをほぐす/外の景色を見る・ブラインドを上げて光を上手に取り入れるなど、体や目に負担をかけない工夫を心がけましょう。
リラックス上手になろう
夜は、38~39℃位のぬるめのお風呂にゆっくりつかり、体の芯からじわじわ温めましょう。血流が回復し、昼間の緊張をほぐし、リラックス状態へと切り替えてくれます。また寝る前は刺激を減らし、静かな環境作りを心がけ、ぐっすり眠れるようにしましょう。
休日は、仕事と切り替え、趣味に没頭して嫌なことを忘れたり、運動で汗をかいたり、友達と楽しむ時間にしてみましょう。本当に疲れているときには、ごろ寝も必要ですが、寝だめしてしまうと、体内時計を狂わせることもあります。休日のごろ寝が習慣にならないように注意しましょう。
「ストレス解消法」としての喫煙やアルコールの常飲は、体にダメージを与えたり、睡眠の質を下げますので、適切な方法とは言えず、おすすめできません。
ストレス対処に必要な栄養を摂ろう
現代は「飽食の時代」と言われ、一見、栄養不足とは縁の無いように思われがちです。しかし、実は外食の機会が増えたり、偏食が多かったり、ダイエットのために少食にする事で、心身にとって本当は必要な栄養素が足りない傾向にあります。下記のような栄養素は、特に体がストレスに対応する際に必要となりますので、普段から積極的に取り入れるよう意識してみましょう。
ビタミンB1
脳のエネルギー源である「糖」を分解する作用があり、不足すると脳がエネルギー不足になります。
<多く含む食べ物>
豚肉、にんにく、しいたけ、そば、
ピーナッツなど
ビタミンB12
赤血球の形成を助ける栄養素で、不足すると貧血や倦怠感、肩こり、集中力の低下や情緒的な問題を起こしやすくなります。
<多く含む食べ物>
レバー、チーズ、貝類、肉類、魚(特にさんま)など
ナイアシン(ビタミンB3)
糖質・脂質・タンパク質の分解、エネルギー化に不可欠な栄養素です。不足すると、頭痛・不眠・めまい・抑うつなどの傾向がみられます。
<多く含む食べ物>
たらこ、レバー、豚肉、きのこ類、ピーナッツなど
ビタミンC
ストレスを強く感じると、それに対抗するために、副腎髄質ホルモンが分泌されます。
ホルモンを作成する際にビタミンCが必要となるので、不足するとストレスに対抗できなくなります。
<多く含む食べ物>
果物(特に、いちご、柑橘系果実など)、野菜(特にブロッコリー、ホウレンソウ、キャベツなど)