シェアサイクルってご存じですか?

初めてシェアサイクルでレインボーブリッジを渡って、優雅にお台場サイクリングを楽しんできました。

レインボーブリッジは自転車(もちろん徒歩もOK)で渡ることができます。

感想としては、

・シェアサイクリングの会員登録がちょっと不安を煽る

・シェアサイクルの借り方が分かりにくい

・乗ってみると気持ちいい!

・レインボーブリッジを渡るのは結構大変。でも気持ちいい!

・シェアサイクルの返し方が分かりにくい

・達成感が気持ちいい!

 

シェアサイクリングの会員登録がちょっと不安を煽る

シェアサイクルはこちらのサイト(http://docomo-cycle.jp/tokyo-project/)で会員登録が必須です。

必ずクレジットカードの登録が必要。

お財布ケータイ機能がついていると、スマホで簡単に自転車が借りられるようですが、iphoneなのでちょっと借りにくい。

会員登録は普通にできますが、正直、「え?この後どうやって自転車借りればいいの?」って感じでした。

なんともモヤモヤする会員登録でした。

会員登録する前は「よ~しパパ自転車乗っちゃうぞ~」って意気込んでいましたが、登録完了後は「この後の借り方がよく分からないから、また今度でいっかな」

とテンションが少し落ちてしまっていました。

実際にやり方が分かれば、簡単なのですが、分かるまでにちょっととまどいました。

 

シェアサイクルの借り方が分かりにくい

自転車を借りられるスポットがスマホの地図上に表示されるので、まずは近くのスポットまで行きます。

すると自転車スポット発見!テンションが上がります!

さあ借りるぞ!・・・やり方が分からない!

直感的な操作で簡単に借りられると思ってましたが、最初はかなりとまどいました。

友達をあーでもない、こーでもない、とまごまごしていると、乗りなれた人が隣でカードみたいのを使ってピッと開鍵、颯爽と自転車を借りていきます。

こちとら初心者です。そんなカード持ってません。お財布ケータイも持っていません。

もしかしたら、シェアサイクルはそのどちらかが無いと借りられないのか?・・・と絶望しかけたとき

「できた!」と友人。

結果として、会員登録さえ済ませば、カードもお財布ケータイがなくてもシェアサイクルを借りられました。

手順としては、

1 自転車の「識別番号」を確認

2 「識別番号」をスマホの専用サイトに入力

3 「ロック解除番号」が表示される

4 「ロック解除番号」を自転車のお尻部分にある端末に入力する

5 キーが解除され、自転車に乗れる!

スマホでロック解除番号を検索し、それを実物の自転車に入力する。

なるほど・・・そういうことか!よく出来てますね!

 

乗ってみると気持ちいい!

シェアサイクルは電動アシスト自転車です。

スイスイ進みます。

生まれて初めて電動自転車にのりましたが、あまりの楽ちんぷりにびっくりしました。

イメージでいうと、あの平坦な道ゆっくりと漕いでいるときの力、ほとんど惰性で漕いでいるパワーで、全速力くらいのパワーがでます。

特に電動自転車が実力を発揮するのが「漕ぎ出し」「坂道」の2ポイント。

この2スポットでまったく力を入れる必要があるので、全然疲れません。

どこまでも行ける、次の場所、次の場所とどんどんと漕ぎたい気持ちになります。

これは気持ちがいいですね。

 

風になった気分です。景色が変わるのを楽しみながら、風を感じて走る。

 

レインボーブリッジを渡るのは大変。でも気持ちいい!

レインボーブリッジはこちらから、自転車でも徒歩でも渡ることができます。

距離はおよそ2km

歩くなら問題はありませんが、自転車でいく場合は少し注意が必要です。

・手で押しながら渡る(南ルートのみの一方通行)

・後輪に台車(?)をはめる

自転車でレインボーブリッジを渡るスポットまで行くと、まずはそこで待機している警備員さんに

「自転車で渡るのは初めてですか?」

と聞かれます。

そこで「はい!」と答えると先程の注意点を教えてくれて、その場で台車を後輪にはめられます。

4つの車輪が付いた、木製の、手作り感満載な台車です。

電動自転車は後輪が重く、設置するのが少し大変ですが、警備員さんが優しく手伝ってくれました。

台車セット済みの自転車を手で押しながら進むと、すぐに建物の中に入ります。

突き当たりを左に進むとそちらが南ルート。

すぐ大きなエレベーターがあるので、そこに自転車ごと乗り込んで、レインボーブリッジの徒歩用ルートで出ます。

徒歩用ルートに上がると風がすごい!ビュンビュン打ちつけてきます。

上着を自転車の前カゴに入れておくと、多分吹っ飛ばされるんじゃないでしょうか。それくらい強い風がず~っと吹いています。

徒歩用ルートのすぐ隣は自動車道になっています。

そういえば昔、車で通ったときに、歩いて渡っている人をみて

「へ~レインボーブリッジって歩いて渡れるんだ~!」

って思ったことを、この道の作りを見て思い出しました。

遊歩道はそんな広くなくて、人が3人ギリギリ並べるくらいの幅です。

なので自転車を押しているときに、向こうから人が歩いてくると結構気を使います。

自転車を押している同士だと多分すれ違えません。

だからお台場方面への自転車手押し組は、南ルートの一方通行なんでしょうね。

逆にお台場から本州に渡る人は、北ルート一方通行だと思われます。

歩道を歩いていると、川にせりだしている部分が等間隔(200mおき程度)に存在します。

ここは歩道と違って、余裕を持ってすれ違えるくらい広くなっていて、休憩したり、景色を楽しんだりできます。

この場所から見る、まるで川の上に浮いていると錯覚するような景色は、歩いて渡る人だけが楽しめる贅沢です。

この景色を見るだけでもレインボーブリッジを歩いて渡る価値はあると思います。

重い電動自転車を押しながら2km歩くのは、確かにちょっと大変でしたが、でも楽しさが上回りました!

 

シェアサイクルの返し方が分かりにくい

橋を渡ってお台場に上陸すると、自分の足でここまで来た~という妙な達成感があります。

さすがに少し疲れたので、お台場でお茶をしようということになり、一度自転車を返却することに。

都内各所にある自転車スポットなら、どこで借りても、どこで返してもOKなのがシェアサイクルの最大の魅力です。

スマホで地図を確認し、自転車スポットに到着。

そしてまた、今度は返し方が分かりません。

悪戦苦闘して、ようやく分かったやり方が

1 手で普通の自転車と同じように施錠する

2 自転車のお尻についている、「▲」ボタンを押す

3 液晶に「返却」と表示されることを確認

分かってしまえばすごく簡単な操作ですが、初めてだったのでかなりとまどいました。

シェアサイクルは時間で料金が加算されるシステムなので、きちんと返却できてないとその分お金がかかってしまうのでは・・・

という不安から、ちゃんと返却できているかどうかはっきりしないと、全然安心してお茶なんかできません。

上記の手順で返却をすると、すぐに登録したメールアドレスに返却確認のメールが届きます。

これで安心してお茶が出来ます!

最初はなんでも戸惑いますね。でもこれも脳が活性化してますよね、きっと!

 

セレブ気分が味わえる

お茶を飲んで体力を回復させたら、お台場を気の向くままにサイクリングです。

フジテレビ、ビーナスフォート、東京テレポート駅、ビックサイトを回りました。

一番気持ち良かったのは、東京テレポート駅からビックサイト方面に渡る巨大な橋ですね。

人もそんなにいない広々として大橋を、風を切って自由気ままに電動アシスト自転車で走る。最高の贅沢だと思いました。

気持ちよくて、ついつい意味もなく、2往復してしまいました。

お台場は全体的に道が広くて、自転車で走るのにうってつけな街でした。

おしゃれな建物やお店が多く、走っているだけで幸せな気分になります。

「あぁ、こんな素敵なお台場を自転車で思いっきり走れるなんて、この辺に住めるセレブの特権なのに、シェアサイクリングがあれば味わえるんだなぁ」

とセレブの仲間入りした気分になれます。

手頃な金額で、運動も出来て幸せな気持ちになれる。お台場サイクリングは最高ですよ。

結局そのまま豊洲を通り、月島まで上陸し、月島駅前で自転車を返却して、もんじゃ焼きとビールを楽しみました。

帰りはさすがに疲れましたし、お酒も飲んでしまったので、自転車は置いて、電車で帰宅です。

疲れたら乗り捨てて、電車やバス移動に切り換えられる気軽さもシェアサイクルの魅力だと思いました。”

 

達成感が気持ち良い

今回のコースはJR田町駅で降りて、そこから自転車に乗り、お台場経由で月島まで行きました。

電動アシストではありますが、いつも電車で移動する駅を自分の足で移動した、それだけで達成感があるものです。

電車じゃ分からない景色、風、街の匂いを感じられるサイクリング。

無機質な移動時間そのものを、もっと楽しめる方法です。

運動不足の解消、ダイエット、気分転換のための新しい選択肢だと思います。

まだまだ一部の区のみでの広域実験にて実施しているようです。(平成29年12月現在)

東京23区、全国に広がると嬉しいですね。