「シリコンバレー式の最強の食事」で推奨されているバターコーヒーダイエット。

グラスフェッドバターとMCTオイルを購入し約1カ月、バターコーヒーダイエット実践した結果です。

本の中では

脳をぱっと目覚めさせ、体重を減らし、筋肉をつけ、集中力とパフォーマンスを高めてくれる。この飲み物「完全無欠コーヒー」は本書の食事プログラムの中心をなすものだ。お試しいただけるときが待ち遠しい

と書いてありますので、「シリコンバレー流最強の食事」にはバターコーヒー以外にも色々ありますが、

私が実践したのは朝食に「完全無欠バターコーヒー」を飲むだけです。

お酒は飲んでいいの?シリコンバレー式最強の食事でもご紹介しましたが、比較的害が少ない「蒸留酒」を中心にお酒は引き続き飲み続けました。

食生活で変えたのは、本当にコーヒーをプラスしたのみ。

 

結果は以下の通りでした

 

(開始前)171cm 71kg 体脂肪率21.1%
(結果) 171cm74kg 体脂肪率23.1

 

太っとるやないかっ!(爆)
笑えないくらい太りました。さすがバターとオイル、凄まじいカロリーです。
最強の食事バターコーヒーダイエットをやってみて感じたことをまとめておきます。

・材料を揃えるのが大変

・飲むだけじゃ痩せない

・お腹が痛くなる

・空腹感がなくなる

・仕事のパフォーマンスが上がる

やり方は朝食をバターコーヒーに置き換えるだけ

シリコンバレー流最強の食事では「完全無欠コーヒー」以外にも色々と紹介されていますが、本書の中では、

朝1杯の完全無欠コーヒーを加えて断続的ファスティングをやってみたところ、結果は驚くべきものだった。いつもの断続的ファスティングのときよりも速く減量でき、筋肉がつき、まったく空腹も疲れも感じなかった。コーヒーに加えた脂肪が体にこよない満足感を与えてくれるので、ランチタイムやディナータイムまででも気を散らさずに働きつづけることができたし、体はまだ断食中のように機能した。

と最強のバターコーヒーを使った「断続的ファスティング」が減量に効果的とされていて、

「断続的ファスティング」とは、本書の訳者あとがきの中で

著者が重視しているのが断食(ファスティング)だ。(中略)著者が考案したのが、朝、1杯のバターコーヒーを飲むという方法なのだ。腸内の「痩せ型」細菌を養う抗酸化物質が豊富でインスリン感受性を高める(血糖値を安定させる)などの効果があるコーヒーに、バター(大さじ2杯まで)とココナッツオイル(大さじ2杯まで)を混ぜて良質の脂肪を摂取するというものだ。良質の脂肪を充分に摂っている限り、脳はむやみに空腹感を起こさず、ファスティングの状態が持続するので、腹を空かさずに断食のメリットが得られる。

昼食をたとえば13時ごろに摂ったら、夕食はその後6時間以内に摂るのが望ましいので、19時ごろに摂ることになる。これで次の日の13時までバターコーヒー以外飲まなければ、夕食から次の昼食まで18時間のファスティングができて、大きな減量効果や集中力増強効果が期待できるというわけだ。

と紹介されています。

つまり、朝を完全無欠バターコーヒーを飲むだけにすれば、ファスティング効果で痩せられると読めますね。

最強の食事を全て実践することは困難なため、私は朝食をバターコーヒーに置き換える以外はしませんでした。

材料を揃えるのが大変

シリコンバレー流最強の食事のバターコーヒー(完全無欠コーヒー)は、

コーヒーの中に「グラスフェッドバター」と「MCTオイル」を入れて作ります。

グラスフェッドバターとは、自然の中で牧草だけを食べて育った牛からとれる牛乳で作ったバターのことです。

英語でグラス(草)、フェッド(与えられた)、という意味ですね。

普通のバターより、安全で栄養価が高いと言われています。

そしてMCT(Medium Chain Triglyceride)オイルは、中鎖脂肪酸油のことです。

たんぱく質を含まず、消化吸収が良くエネルギーになりやすい油で、ココナッツやパームフルーツなどヤシ科植物の種が主な原料です。

この2つなんですが、私の近所のスーパーでは売ってません。

というか大きなデパートじゃないと売ってないんじゃないでしょうか。

なので今回はamazon、楽天の力を借りざるをえませんでした。

「まぁどっちも1,000円くらいで買えるでしょ!」

と思ってましたが、そしてこの2つがまぁまぁ良い値段するんです。

どっちも2000円以上します。

 

ちなみに本書で推奨されているグラスフェッドバターは

・ケリーゴールド・ピュア・アイリッシュ・バター

・アンカーバター(ニュージーランド産)

・ブレス産バターなどAOP認証のバター

です。

飲むだけじゃ痩せない

「朝食をバターコーヒーに置き換えれば、脂肪がどんどん燃えて痩せる!」・・・わけではありませんでした。

飲んだ分だけカロリーを摂取ることになります。

私は楽して痩せたいので、今までいくつか「飲むだけで痩せる」を試してきました。

黒烏龍茶、特茶、トマトジュース、カロリミット、1カ月試した結果、全て効果はありませんでした。

今後はこのリストに完全無欠コーヒーを追加しなくてはいけないようです。

というか、バターコーヒーは痩せないないどころか太ります。

その原因と思われるんですが、私は今まで朝ごはんを食べてませんでした。

そこにバターコーヒーを入れたもんですから、カロリーは純増です。

完全無欠バターコーヒーを飲んで痩せる可能性がある方は「朝ごはんをしっかり食べている人」でしょう。

朝ごはんをバターコーヒーに置き換えれば、痩せると思います。

お腹が痛くなる

これが一番嫌でした。

原因はMCTオイルです。

シリコンバレー式完全無欠コーヒーは、バターコーヒーにMCTオイルを入れます。

MCTオイルを摂取するとお腹を下す人が多いらしく、シリコンバレー式の本の中でも

「気をつけないと悲惨なパンツが出来上がる」と紹介されています。

朝7時にバターコーヒーを飲むと、9時にはお腹が痛くなりました。

しばらくトイレから出られない日もあったくらいです。

最初は小さじ1杯から初めて、最終的に大さじ1杯オイルを入れましたが、残念ながら最後まで慣れませんでした。

お腹が弱い方は完全無欠バターコーヒーダイエットは向かないかも。

空腹感が無くなる

本著の中でも

朝バターコーヒーを飲むと、午後2時まではお腹が空かない

と紹介されていました。これは本当でした。

私の場合、今まで朝10時くらいからお腹が減って仕方ありませんでしたが、バターコーヒーを飲んだ日は12時までへっちゃらでした。

(10時に空腹なのは朝ごはんを食べないからだと思いますが)

繰り返しになりますが「朝食代わりにバターコーヒー」ならアリです。

仕事のパフォーマンスが上がる

これは実感しました。

仕事中の集中力が上がり、時間が経つのが早く感じます。

バターコーヒーを初めてから、最初の1週間目の金曜日のことです。

「このまま休まずにあと1週間働いても大丈夫なくらい疲れてないな」と思いました。

あと朝の気分が良くなります。

仕事行く時の「あ~今日は月曜日か~・・・嫌だなぁ」というネガティブな感情が減りました。

「仕事が出来るって幸せだなぁ」と思えるようになりました。

ただ、これは単に「朝食を食べること」がもたらした効果の可能性があります。

今まで朝は何も食べてなかったですからね。

まとめ

最強の食事ダイエット、完全無欠バターコーヒーを飲むだけでは痩せません。

しっかり朝食を食べている人なら、朝バターコーヒーに置き換えれば痩せると思います。

仕事のパフォーマンスが向上しポジティブになれるので、毎日仕事に行くのが憂鬱で堪らないと言う方は試してみる価値はあります。

ただし、お腹が弱い人は要注意です。下します。

あと最強の食事はバターコーヒーだけではないので、全てを実践すれば痩せるかもしれません。

追記:完全無欠コーヒーの作り方について

本書の中で完全無欠コーヒーのレシピが紹介されていますが、

コーヒーを淹れるのにはなるべく金属メッシュのフィルターを使う。フレンチプレスが好適。抽出する間にブレンダーを熱湯であらかじめ温めておく。コーヒーができたらブレンダーの湯を捨て、コーヒー、バター、MCTまたはココナッツオイルを入れる。ふたをしたうえで液体が漏れないようふきんで押さえ(熱いコーヒーが天井に飛び散ったら大変だ!)ラテのように泡がこんもり上にたまるまでブレンドする。お好みでシナモン、バニラ、ダークチョコレート、もしくは甘味料を加える。

私、この太字部分の「泡がこんもりするまでブレンドする」というのは無視していました。

単にインスタントコーヒーを入れて、「グラスフェッドバター」と「MCTオイル」をいれて手で混ぜる程度です。

本書ではまた、

また、コーヒーに加えるバターやオイルを、ただ混ぜるだけでなく、溶かし合わせることも大切だ。というのも、バターやオイルを溶かすとミセルという状態に分解され、脂肪をエネルギーに変換するようになるからだ。

と書かれています。

もしかしたら、ラテのようにしたら飲むだけで痩せるのかもしれません。

ただ30日やった身としては、やはり毎朝やるのは面倒ですし、混ぜる混ぜないでそこまで結果が変わるとも思えない、というのが正直なところです。

どなたか試した方がいらっしゃれば、教えてください<(_ _)>