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この度50代の上司(独身)が早期退職することになり、退職祝いとして万年筆を渡すと

「お礼に一度俺が10年以上通い続けている銀座の高級クラブに連れてってあげよう」

 

と期せず行くことができたのが、銀座の有名クラブ「稲葉」でした。
初めての銀座クラブデビュー。ものすごく緊張しましたが、実際に行ってみた感想です。

料金体系

銀座の高級クラブ、とにもかくにも料金体系が気になるところ。
上司からは「2万円だけ持ってきてくれればいいから」と言われてます。

あれ、思ったよりも安い。
必ずかかるのは席料だけで、一人目が3万円、二人目以降は2万円。
別料金でボトルを入れる必要がありますが、上司のウイスキーボトルが入ってるのでそこはタダとのこと。
女性も一緒に同じボトルを飲むので、ボトルさえあれば他の料金はかかりません。1時間いくらというのもないので、席料を支払えば何時間いても追加料金なし。
ただし開店から閉店までずっと居すわる客は「粋じゃない」と嫌われるそう。2時間くらいで帰るのがスマートらしいです。
銀座の高級クラブとはいえ、今日の会計は二人で5万円で済むのか~
そう考えると、少し気が楽になりました。

 

まずは同伴からスタート

稲葉の開店時間の20時までは女性と食事を楽しんで、それから一緒にお店に入ります。いわゆる「同伴」ですね。
上司がお気に入りの子と、私のためにもう一人女の子を連れてきてくれました。
キャバクラと違って同伴自体にお金はかかりませんが、飲食代は当然おごり。入ったのは落ち着いた和食のお店。え、高そう。

上司「ここは奢るから遠慮しないでどんどん食べな」

遠慮なくって・・・あの、メニューに料金が書いてないんですけど?
怯える私を尻目に、女性たちは「フグの白子、美味しそう!」などと楽しそうに次々とオーダー。お酒もカパカパ飲んで満足気です。オイオイいくらかかるんだよコレ。

女性たちは上司に遠慮している私を気遣って「この日本酒美味しいんですよ?一緒に飲みましょう」とお酒をどんどん頼んで、そんで注いでくれます。

気が付くとすっかり満腹でお酒もしっかり飲んでいい気分に。

稲葉に行く時間になったのでお会計。上司に渡された請求書をチラッと見ると「10万円」の数字が・・・やばい夜の銀座こわくなってきた。

稲葉は地下一階のこじんまりとしたお店

いざ稲葉へ。日本酒のおかげで結構酔ってます。
銀座のクラブは華やな店内というイメージがありましたが、稲葉は地下一階にあって第一印象は「こじんまりとしたお店」。
席数は全部で30席、7テーブルほど。女性の席を引くとお客さんは12人くらいしか入れないんじゃないでしょうか。
お店は広くはありませんが、さすが銀座といった落ち着いた高級感があります。照明も少し暗めですが、お互いの顔や姿はハッキリ見えるくらいの明るさ。
女性はドレス、和服を着ています。和服姿を見ると「銀座のクラブに来たな~」って感じになってテンション上がります。

やっぱり一見さんはお断り?

銀座のちゃんとしたクラブは一見さんお断りのお店が多いと聞きます。

稲葉に来る機会なんてそうそうないので、気になるところを勇気を出して女の子に聞いてみました。

Q1.銀座のクラブは一見さんお断りなんですか?

うちも一応は一見さんお断りですけど、実際いらっしゃったらお断りまではしません。

ただしお名刺をいただいたり、お話を伺ったりして、どういう方かは見させてもらってます。

 

Q2.なぜ一見さんお断りなんでしょうか?

よく誤解されますけど、お客様に楽しく過ごしていただくためです。

例えばライバル会社同士のお客様が同時にいらっしゃっても、こちらでお客様の情報を分かっていれば席を離したり対応ができます。

逆に全く知らない方だとそれができません。なので一見さんでも名刺などいただければ、お入りいただけるようにしています。

どうやら稲葉はゆるい感じの一見さんお断りのようです。

 

オーナーママの白坂亜紀さんと会って話せる

稲葉では「プロフェッショナル~仕事の流儀~」でテレビに出演していた、オーナーママ白坂亜紀さんとお話ができます。
「バカリズムの大人のたしなみズム」でもバカリズムさんと対談してた方です。
しかも各テーブル10分くらい座って、しっかり話をしてくれます。

とても落ち着いた話し方をされる方で、洗練された余裕を感じます。まさに「銀座のママ」って感じです。
色々と気さくに話してくれて、ご自身が書いた「銀座の流儀」という本に直筆サインを入れてプレゼントしてくれました。なんだか芸能人とお会いしてるようで、大興奮でした。

どの女性からも知性を感じる

銀座のクラブの女性はキレイなだけじゃなく、みなさんそれぞれから知性を感じます。
元気な若い子、若いけど落ち着いている子、年齢は上だけど明るく元気な方、ザ・銀座クラブといった感じの落ち着いた方。
性格はみんな全然違いますが、それぞれの個性に合った話し方がとても洗練されていて知性を感じますし、話を聞いているだけでとても勉強になりました。彼女たちと話せるだけでも来る価値があったと思います。
実際、会社の社長や、芸能人のお客さんもよく来るようで、そんな色々な男性と話すことで身に付けた洗練された知性なんでしょうか。話し下手な私も、気が付いたら上手く乗せられてとても気持ち良くなってました。

御会計はいくら?

上司のボトルはすぐ空になったので、結局ウイスキーのボトルを1本追加、女の子が飲みたがる赤ワインを1本追加でオーダーしました。
ボトル1本15,000円くらいだと想定して、5万円が席料だから・・・7~8万円かな?というのが私の予想。

上司の手元に来た請求書を覗き見すると

「ご請求額 15万円」

・・・?

15まんえん?

あ・・・ありのまま今起こったことを話すぜ
「8万円かと思ったら、いつのまにか15万円になっていた」
な・・・何を言ってるのか分からねーと思うが、俺も何をされたのか分からなかった・・・頭がどうにかなりそうだった・・・恐ろしいものの片鱗を味わったぜ

上司はこんなもんでしょうといった感じで淡々とカードで支払。

上司「じゃあ2万円だけもらえる?」
私「いやいや、こんなかかるならもっと払いますよ!!ていうか、どういう計算で15万・・・」
上司「ボトル1本30,000円は当たり前だろ?そこにサービス料30%が入ると1本4~5万は普通なんだって。ほんと今日は招待だから席料の2万だけでいいよ。」
私「せめて3万円・・・」
上司「2万でいいって。格好つけさせろって」

ご、ごちそうさまでした・・・上司様・・・あんたスゲーよ・・・。
和食で10万、稲葉で13万払ってるもん・・・。

「俺はこの後この子とアフターしてもう一件行くけど、お前も行く?」

・・・え?
いやいやいやいや!!
どんな支払能力なんだ・・・そんなに稼いでるのか・・・

「いいんだって、おれ退職金たんまり出るから(笑)」

奢られすぎてクラクラしてきました

さすがにこれ以上は悪いので、私はここで退散。

稲葉と銀座の夜、スゴイ体験してしまいました・・・。

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