廃墟とはどのようなところ?

廃墟、神秘的な響きですね。
そしてとても興味をくすぐる言葉です。
皆さんは廃墟、と聞くとどんなことを想像しますか?
ボロボロな建物、誰も居ない、心霊スポット、など思い浮かべた方が多いのではないでしょうか。

辞書によると、廃墟とは、建物や市街などの荒れ果てた跡、だそうです。
だいたい想像と合っていますよね。
しかし何故廃墟に心霊という言葉がついてまわるのでしょうか?
また、廃墟=心霊スポットなのでしょうか?

廃墟は心霊の影響で廃墟となったのではありません。
基本的に、倒産や廃業が元で放棄されて廃墟になるのです。
しかし、墓場や刑場なども廃墟になりえるので、結果的に心霊スポットと呼ばれる場所にもなります。
そういった場所の印象が強いので、廃墟=心霊スポット、という方程式が強く周知されているのでしょうね。

おまけに、廃墟は何処もボロボロで独特の雰囲気を持っています。
ですから、イメージ的にも幽霊が出そう、という資質がそもそもあるのですよね。
全ての廃墟が心霊スポットではない、といった具合でしょうか。

 

廃墟へ行く時の注意点とは

今、廃墟が静かなブームとなっています。
廃墟の中には心霊スポットで有名な場所などもあり、興味を引くには充分すぎる魅力があります。
しかし、そういった場所を訪れる人の中にはマナーが守れない方も多くいらっしゃいます。
いくら廃墟とはいえ、むやみに破壊行為をすると器物破損罪などにあたる場合もあります。
今回は廃墟におけるマナーを少し勉強してみましょう。

まず廃墟へ行く時、大騒ぎをして行くのはやめましょう。
また、改造したマフラーなどで大きな音をたてて行くのもやめましょう。
近隣の住人の迷惑になってしまいます。

心霊スポット以外の建物の廃墟は、元の持ち主や働いていた人、学校ならば卒業生などの思い出が詰まっています。
特に学校などの廃墟はそういった面が強いです。
ですから訪れる場合は静かに、物を壊したりしないようにしましょう。

いたずら心からやってしまいがちな落書きも絶対にやめましょう。
落書きも、器物破損罪になる場合があります。
廃墟への落書きでトラブルになる事もあります。

万が一心霊トラブルがおきても誰も保証してくれません。
廃墟巡りは全てが自己責任で行う趣味です。
気をつけましょうね。

 

廃墟へ行く時間帯はいつ?

廃墟へ行くなら時間帯はいつが良いのでしょうか?

皆さんは廃墟というと心霊スポットだと思っていませんか?
心霊スポットのような雰囲気を楽しむためには夜に行きたいと思いますよね。
しかし廃墟へ行くのに、夜は危険です。

何故かというと、まず廃墟は真っ暗なので足場が不安定になりますし、害虫や害獣が住み着いている可能性もあります。
ですから、視界が悪くなる夜は廃墟の危険性が更に増すのです。
仮に廃墟で大怪我をした場合、懐中電灯を消したら何も見えないような真っ暗な中で応急処置がきちんと出来ますか?
命の危険があるといっても過言ではありません。
夜に行くのは出来るだけやめましょう。

怪我以外にも、夜は珍走団などが廃墟に訪れることもあります。
こういった事件が起きているのはほとんど夜ですから、気をつけましょう。

心霊スポットや廃墟は今ブームの1つで、昔よりも訪れる人が増えています。
しかし、廃墟はとても危険な場所であるということを忘れてはいけません。
何か起きても責任は自分でとらないといけません。
最新の注意をはらって行きましょう。

 

廃墟へ行く時に必要な持ち物など

心霊スポットや廃墟巡り、1度はやってみたいですよね。
ですが登山と同じで、服装や持ち物に気をつけないと怪我をすることがあります。
特に心霊スポットや廃墟は既に安全性も放棄されていますから、安易に訪れると思わぬ危険があるかもしれません。

持ち物で必須なのは、携帯電話、懐中電灯、飲み水や持ち歩きやすい食べ物、救急セットなどです。
廃墟は建物が崩れやすく、柱なども危険なまま放置されていることが多いです。
もし事故が起きた場合の連絡手段として、携帯電話を持っていきましょう。

心霊スポットや廃墟は勿論電気が通っていません。
ですから昼間でも暗い場所もありますので、足元が不安定になります。
足元を照らして安全に歩けるように懐中電灯が必要です。

次に服装ですが、なるべく長袖で行きましょう。
中にはハチなどが巣を作っている事もあります。
黒い服は狙われますので気をつけましょう。
クギやガラスが落ちている事もあります。
底の厚い靴を履き、出来れば軍手などもしていきましょう。

廃墟で迷惑をかけないようにしよう

廃墟に行くさいは、迷惑をかけないようにしましょう。

廃墟だから何をしても良いと思っている方も中にはいると思います。
ですが廃墟の中には管理されている廃墟もあるのです。
そういった場所に入ると不法侵入罪にあたる場合もありますし、物を壊せば器物破損罪になります。
記念として何かを持ち帰れば窃盗罪にもなります。

一番やってしまうことが多いのが、廃墟への落書きです。
記念にサイン、なんてことがあると思いますが、これは大迷惑です。
絶対にやめましょう。

意外なことに、心霊スポットと言われている場所に住んでいる人もいます。
いわゆるホームレスなどの浮浪者ですね。
家がないので、心霊スポットでも住んでしまう事があります。
へたに騒いだり、からかったりして彼らの気分を害してしまう事もやめましょう。
心霊よりも怖いのは人間です。
失礼のないようにしましょう。

廃墟はブームになっています。
しかしそこを訪れる人のマナーがなっていなければ、最悪取り壊しや立ち入り禁止になってしまいます。
歴史的な遺産のような神秘的な廃墟も多くあり、それらが壊されてしまう可能性もあります。
廃墟といえどもマナーは大切です。

 

廃墟、霊能者が言うには

廃墟といえば心霊スポット、心霊スポットといえば廃墟ですよね。
廃墟はその全てが心霊スポットというわけではありません。
ボロボロでも景観とマッチし、独特の哀愁や美しさを持っている廃墟もあります。

しかし廃墟は基本的に経営不振や倒産などの不幸な出来事の末に出来ているので、人の不幸が裏にある場合も多いのですね。
そして心霊の噂が出てきてしまうのです。

霊能力者といわれる方たちの能力が本当かどうかは科学的に証明出来ていないので分かりません。
しかしそういった方たちが言うには、一般の人が感じる霊の気配や現象は思い込みや錯覚であるようです。
何か音がした、といった話なども、実際に現実世界で現象を起こせるような霊はほとんどいないので、物理的な原因で起きている音であることがほとんどだそうです。

とはいうものの、廃墟などにはやはり良くないものが集まっていることもあるようですので気をつけましょう。
精神的に弱い方や思い込みが強い方は、自己暗示から体調を崩してしまうこともあります。
心霊の噂のある廃墟巡りは自己責任だということを念頭においておきましょう。

 

神奈川県の廃墟心霊スポット全国には様々な廃墟の心霊スポットがあります。
廃墟全てが心霊スポットではない中で、心霊スポットとして有名な場所があるのです。
そういった廃墟では若者などが肝試しをする事が多いのですが、マナーには気をつけましょうね。

さて、今回は神奈川県にある心霊スポットを紹介しようと思います。
模外科病院です。
病院の廃墟で、ここも以前は肝試しをする若者が多くいたそうです。

場所は詳しくは書きませんが、交通量の多い道路沿いにあるので歩きで行けば入りやすい場所ですね。
廃墟となったのは1980年頃だと言われています。
原因は当時の経理部長の持ち逃げで経営が困難になり、院長もそのまま失踪、そして廃墟となってしまったそうです。
病院ですから、当時ここで命を落としてしまった方も居るでしょう。
心霊スポットとして有名になってしまったのも自然な流れ、といえるかもしれません。

そして珍しいことに、この病院の玄関のすぐ近くに、お地蔵様があります。
玄関近くにお地蔵様がある、廃病院…なかなか興味をそそりますよね。
何故?と思わざるをえません。
興味がある方は行ってみると良いかもしれません。

 

沖縄の心霊廃墟チャイナタウン

心霊スポットの中には廃墟もたくさんあります。
廃墟は人が使わなくなりボロボロになり、静かであることから霊の類も住み着きやすいようです。

全国各地に心霊スポットの廃墟は存在しますが、沖縄にも有名心霊スポットがあります。
それが、チャイナタウンです。
正式名称は中城高原ホテルといいますが、その中華風な見た目からチャイナタウンと呼ばれています。
このチャイナタウンはとても巨大で、山の上にあります。
天候によっては霧も出ているようで、雰囲気たっぷりです。
このチャイナタウンは、建設途中で事業に失敗して頓挫してしまいそのまま廃墟になったようです。

近くの看板には、管轄外ですので何が起きても責任はとれません、と注意書きがあります。
巨大で探索のしがいがある廃墟ですが、当然ボロボロになっていますので、危険が伴います。
携帯電話や懐中電灯、長袖や食料などの準備をきちんとして行きましょう。

チャイナタウンは米兵が遊びにきたり、溜まり場にしていたりすることもあるらしいので、夜に行くのはやめましょう。
また、中は迷路のように迷いやすい作りになっていますから、気をつけて探索しましょう。

 

有名心霊廃墟笠置観光ホテル

心霊スポットや廃墟へ行く人が今とても増えています。
以前からこういったところはありましたが、インターネット上での様々な情報提供場所が増えたため興味を持つ人も増えたようですね。

心霊スポットとして有名な廃墟に、笠置観光ホテルがあります。
元々は京都の大型リゾートホテルだったところで、時折テレビ局の心霊番組でも撮影が行われるようです。
経営悪化により廃業に追い込まれ、オーナーが焼身自殺をした噂や、女性の幽霊が出るという噂があります。

テレビ局の番組は、正直やらせのものも中にはありますが、撮影以前から心霊スポットの廃墟として有名でした。
近くの笠置トンネルの上には墓場もありますので、いわくつきになるのも当然かもしれません。

こういった場所で気をつけてほしいのは何も心霊関係のみではありません。
不良やヤンキーの巣窟となっている場合もあります。
何かあっても助けが来るのは恐らくだいぶ時間がかかりますし、人目につかない場所がほとんどですから危険も伴います。
もし訪れるさいは、充分に注意を払って行ってくださいね。

 

心霊写真が撮れてしまったら

廃墟は心霊スポットとしても有名な場所が各地にあります。
最近の廃墟ブームでこういったところを訪れる人も増えていますが、中には心霊写真のようなものが撮れてしまった方もいるでしょう。
もし心霊写真が撮れてしまった場合、どうしたら良いのでしょうか?

お祓いには色々な方法がありますが、写真や関係しているものを神社へ持っていきお祓いをしてもらうのが良いでしょう。
神社の境内の中には、納札所というところがありますから、そこに写真を納めましょう。
神社の神主さんがお祓いをしてくれます。
カメラや関係しているものをお祓いしてもらいたい時は、神社の方に手渡しでお願いしましょう。

神社の神様の前でお祈りをするのも効果があるといわれています。

しかし、基本は遊び半分で妖しい場所に近付かないことが大切です。
静かに過ごしていたところに、遊び半分で誰かがズカズカと足を踏み入れれば気分を害すことは当然ですよね。
それは人間だけではなく、霊の世界でも同じことらしいです。

また、廃墟は心霊以外にも、思わぬ動物が住み着いていることがあります。
ハチなどの虫やヘビなども居ることがありますから気をつけましょう。