秋になれば食卓に並ぶサツマイモ。
栄養価が高く、食事の献立に用いることが出来るだけでなく、甘みがあるのでスイーツの材料としても有名な秋の実りです。
このサツマイモは強い作物で、育て方を間違えなければやせた土地でも育てることが可能。
育て方を覚えて、ご家庭で栽培してみてはいかがでしょう。

サツマイモの育て方のコツは、まず通気性と水はけが良い土を用意してあげること。
酸性土壌でもよく育ちますが、チッ素分が多いと葉や蔦が過剰に茂ってしまう、いわゆる「つるぼけ」と言う状態になり、丸々とした芋が出来ません。

サツマイモは、家庭菜園の初心者でも比較的容易に栽培することが出来る作物。
幼稚園や小学生の頃、畑で栽培して芋掘りをしたと言う経験がある人も多いのではないでしょうか。
お子さんでも栽培することが出来るので、家族で庭に畑やプランターを用意してサツマイモを育てながら観察日記を付け、実ったら家族全員で収穫をしても楽しいですね。

 

サツマイモ栽培に必要な土地の広さ

園芸初心者でも、育て方をちゃんと理解していれば比較的簡単に育てることができる作物と言えば、秋の実りの代表とも呼べる「サツマイモ」です。
小さな頃に幼稚園や学校で育てたことがある、芋掘りをした経験がある、と言う方も多いのではないでしょうか。
病気に強く、肥料の量を間違えなければお子さんでも栽培することが可能です。
家族で育て方を学び、芋掘りを行ってみてはいかがでしょう。

さて、上記の通り素人でも育てやすいサツマイモですが、実は栽培するにあたって大きな問題が一つあります。
それは、土地の広さ。
芋掘りを体験したことがある方ならお分かりになるかと思いますが、サツマイモを育てるにはそれなりの広い土地が必要です。
家庭で栽培する場合は、1メートルほどの条間が欲しいところです。

サツマイモ作りに必要なのは、基本的な育て方に関する知識と、蔦を伸ばせるだけの土地。
もしも土地に余裕が無い場合は、手間はかかりますが、支柱と紐を利用することで蔦を誘導すると言う方法もあります。

 

ベランダでサツマイモを栽培する

サツマイモの育て方は、とても簡単。
肥料の量ややり方を間違えなければ、あとは基本的な育て方を覚えるだけで自宅でも栽培することが出来ます。
最近ではマンション暮らしの方でも、ベランダにプランターを置き小さな家庭菜園を作っていますよね。
では、サツマイモもベランダで育てることが出来るのでしょうか?

結論から言ってしまうと、マンションのベランダでも育て方を間違えなければ栽培することは可能です。
 
サツマイモは、育て方自体はそこまで難しくはありませんが、地面の下に根を張る分、やや広めの土地が必要。
それをベランダで育てると言うのであれば、まずは適したプランターや土のう袋を用意しましょう。
幅広のプランターならば2株、土のう袋ならば1株が目安です。

そしてサツマイモと言えば、長く伸びる蔓も特徴。
ベランダで伸びっぱなしは見栄えが悪いですし、受光量も減ってしまいます。
丸々太った芋を作るためにも、支柱などに蔦を絡めてあげましょう。

 

苗からサツマイモを育てる

レンタルの畑や自宅の庭、ベランダなどを利用して野菜を栽培すると言う人は多いでしょう。
家庭菜園初心者の方なら、育て方が簡単なサツマイモがおすすめです。

サツマイモの育て方自体はそんなに難しいものではありません。
しかし、皆さんはサツマイモがどのような状態から育つのかご存知でしょうか?

基本的には、苗の状態から育てます。
種芋から蔓が出たら、30センチほどのところで切り取るとそれが苗になるのです。
育て方自体は簡単なのですが、種芋から苗を取るのには、実は結構な手間がかかります。
家庭で栽培するのであれば、ホームセンターや園芸店で購入すると良いでしょう。

苗の埋め方には、二通りあります。
水平の状態にして埋める方法と、斜めの状態にして埋める方法。
埋め方に若干の違いはありますが、どちらも葉は土から出るように植えましょう。
地中に出来るものだからと、深く埋め過ぎるのは禁物。
あまり深く埋めてしまうと良い芋が出来ません。

 

サツマイモに与える肥料

サツマイモは育て方が簡単だと思われがち。
確かに育て方自体はさほど難しくないので、園芸初心者にもおすすめですが、もちろん何の手も掛けずに育てられると言うわけではありません。
美味しいサツマイモを育てるには、やはりそれなりの手間と工夫が必要になります。

育て方の中でも、特に意識したいのは「窒素」です。
サツマイモは「窒素」に敏感。
この他「カリ」や「りん酸」も強い影響を与えます。
しかし、敏感だからと言って与えてはいけないと言うわけではありません。
寧ろ、美味しいお芋を育てるには肥料として必要なものです。

しかし与えすぎると、「蔓ぼけ」と言う状態になってしまうので要注意。
「蔓ぼけ」すると、折角育てても大きな芋が育たなくなってしまいます。

サツマイモを上手に育てるには、土壌に合わせた肥料を与えることが重要です。
基本的な育て方を覚えた上で、自分なりにどうしたらより美味しいサツマイモを栽培することが出来るのか模索しましょう。