日本橋エリア日本酒利き歩きに参加してきました。
例年恒例になった大人気のイベントです。
参加した感想とイベントの特徴は、
・前売り3,000円(当日3,500円)で飲み放題
・日本酒の飲み方は「居酒屋の中で」
・入るまで1時間待ちの人気店もある
・一升30,000円する日本酒も無料!!
・水(たくさん)とおつまみを持って行った方がいいかも
・首から下げるおちょこホルダー」が便利そう
・高級日本酒を狙うか、避けるか決めた方が吉

前売り3,000円(当日3,500円)で飲み放題
前売り券のメリット
参加費は前売り券で3,000円、当日券は3,500円です。
これだけ払えば日本酒が全て飲み放題になります。
500円安いうえ、14時ピッタリに飲み始められる前売り券がオススメです。
当日券だと14時から購入スタートで、しかも当日券の列に並ばないと買えません。
やっと当日券を買っても、それからお店に向かうので飲み始めるまで時間のロスが結構出てしまいます。
前売り券なら13時から受付が出来て、受付完了すれば14時前でもお目当てのお店に並ぶことが出来ます。
人気店は14時には長蛇の列が出来るので、早めに並べるメリットは大きいです。

参加すると貰えるグッズ
受付を済ませると「おちょこ」「マップ」「日本酒冊子」「筆記用具」が貰えます。
一番重要アイテムは「おちょこ」で、日本酒飲み放題のチケット代わりです。これがないと日本酒が飲めなくなってしまいます。
居酒屋でよく見かけるような陶器で出来た「おちょこ」で、落としたら割れてしまうので注意が必要です。
ただ仮に割れても事務局の人に言えば、新しい「おちょこ」を貰えるのでそこまで神経質になる必要はありません。
参加中あちこちで「パリーン!」というおちょこが割れる音がしていたので、気をつけましょう。持ち帰れば記念にもなりますからね。
「マップ」は日本橋周辺のイベント参加店舗の場所を示しています。
基本的に居酒屋が会場で、ここでタダ酒を飲むわけです。
でも紙のマップだけだと、入り組んだ場所にある居酒屋は探しにくい。
こういった場合、スマホがあればお店の名前で場所調べられるので、あると便利です。
「日本酒冊子」はどの居酒屋で、どの銘柄の日本酒が飲めるかが一覧になった薄い本です。
一升(1,800ml)あたりの小売価格も載っています。
レアな日本酒、高級日本酒の提供開始時間も載っています。
最初この「日本酒冊子」を見て、気になる日本酒があるお店に「マップ」を使って辿り着き、「おちょこ」で日本酒を貰うスタイルが基本の流れです。
ちなみに全ての日本酒には1番から始まる番号が振られていて、それが実際の日本酒にも貼ってあります。
気になった日本酒は番号を「筆記用具」でメモしておけば、あとで「日本酒冊子」から正式名称を調べられるようになっています。
気に入ったお酒を後からでも調べやすいように工夫されていましたね。

日本酒の飲み方は「居酒屋の中で」
ワインフェスにも参加したことがありますが、その時は大きな公園や広場を借り切っていて、そこにある仮設テントでワインが販売されていました。
今回もそのイメージで日本酒利き酒に参加しましたが、全然違いました。
まずメイン会場がありません。会場は街全体です。
日本橋という街の中で、イベントに参加している居酒屋に入って、居酒屋で日本酒を飲みます。
広場のようなオープンスペースで提供される日本酒も一部ありますが、大部分が居酒屋でした。
「酒蔵」と「居酒屋」のコラボレーションといった感じでしょうか。
日本酒銘柄「八海山」は「居酒屋ジロー」で提供、みたいなイメージです。
銘柄が1種類といっても、吟醸や大吟醸や純米酒や醸造酒など、様々なランクの種類が用意されています。
また1つの居酒屋で複数の銘柄を取り扱っているところもありました。
なので1つの居酒屋あたり、最低でも5種類くらいは楽しめちゃいます。

具体的な飲み方イメージ
①「冊子」からお目当ての日本酒を見つけたら、指定された居酒屋に行きます。
②お店の前にいくと大抵順番待ちの列が出来ているので並びます。※待っている間に日本酒を配ってくれる優しいお店もあります。
③お店の中に入ったら、好きなだけ日本酒を飲みます。何杯飲んでも大丈夫です。※ただしあまり長居すると迷惑になるので譲り合いの精神は大切です。
④大抵は日本酒一升瓶、店員さんがセットになっていて、「それください」とお願いすると「おちょこ」に注いでくれます。※日本酒が入ったデカンタも用意されているので、それを自分で注いでもOKです
⑤満足したら次のお店に移動します。※利き酒イベントエリアが広いので近場から攻めるといいでしょう
こんな流れです。
注意点としては、
①たくさん日本酒があるのでついつい全部試したくなりますが、全部飲むとスゴイ勢いで酔うので気をつける。仕込み水も飲み放題なので水も飲みましょう。
②店内はかなりの混雑で熱気と酒臭さがスゴイ。特に日本酒の周りは満員電車みたいにギュウギュウ。強気で行かないとお酒に手が届かない場合も。
③お客さんの回転の良い店と、悪い店がある。居酒屋みたいにゆっくりしているお客さんが多い店だと並ぶ時間も長くなる。
と、利き酒とはいえなかなか体力を使うイベントです。
あと有料ですが、おつまみを用意してくれる居酒屋もありました。

入るまで1時間待ちの人気店もある
最初に並んだ居酒屋は、日本酒銘柄「上機嫌」が飲める所でした。
選んだ理由は、「非売品」の日本酒があったからです。このイベントでしか飲めないわけです。並ぶしかありません。
しかし考えることは皆同じで、14時にお店に着いたときには既に100人くらいの行列ができていました。
「まぁ利き酒だし、すぐに飲めるっしょ!」と甘く見てたら、結局飲めたのは15時10分。
1件目から1時間以上並んでしまいました・・・。
日本酒飲み放題なのは、14時から18時までの4時間です。
いきなり制限時間の4分の1を失ったのは痛かったです。

一升30,000円する日本酒も無料!!
利き酒は高級日本酒も飲み放題です。
一本(1.8L)10,000円を超えるのはザラで、30,000円の最高級日本酒も何種類かありました。
ただし10,000円を超えてくると高級酒扱いになり、無制限に飲めるわけではなく、開栓する時間が決まってきます。
開栓時間が17時なら、14時に速攻で行ってもダメです。17時以降に行く必要があります。
そのため高級日本酒を複数狙うなら、最初はA店で14時開栓を飲んで、次はB店で15時開栓を飲んで、次はC店で16時・・・と作戦を練る必要があります。
しかし高級日本酒狙いの人がかなり多いため、開栓時間が近づくと行列が一気に増えます。
すると時間がかかり、次に予定していた日本酒の開栓時間に間に合わなくなったりします。
エリアが広いので行きたい店が遠かったり、高級日本酒は売り切れも早かったりと攻略が難しかったです。

利き酒の回り方のコツをご紹介
ウコンの力を飲んでおく
このイベントはかなり気をつけないと、文字通り泥酔します。
並んだお店だと「折角並んだんだから・・・」という精神が働いて、つい欲張ってたくさん飲んでしまいます。
酔いが回るにつれて自制心も弱まってくるので、あらかじめ「ウコンの力」や「レバープラス」や「ヘパリーゼ」などで肝臓をドーピングしておくことをオススメします。

水とおつまみを持って行った方がいい
これも泥酔予防の作戦です。
水は仕込み水が飲み放題ですが、自分でも持って行ってこまめに水分補給しましょう。
おつまみもお店で売っていますが、少なかったり食べたいタイミングで無かったりしました。
油断すると空腹のまま日本酒を大量摂取することになります。
泥酔で記憶が飛ぶだけならまだいいですが、下手すると翌日に最強レベルの二日酔いになります。
というかこれは私自身の話で、翌日は夕方まで気持ち悪いままでした。日曜日を一日棒に振ってしまいました・・・。
ある程度気を付けていたつもりなのに最悪の二日酔いになってしまったので、かなり慎重に行った方が間違いありません。
お水とおつまみ、持っていきましょう。

首から下げる「おちょこホルダー」が便利そう
「おちょこホルダー」を使って首からおちょこをぶら下げている参加者がたくさんいました。
並んでるときに、謎の商売人(スタッフ?)が「おちょこホルダー便利ですよ~」って売りにきます。
最初は「そんなんいらないっしょ!」と思ってましたが、後半から「あれ便利でいいな・・・」と思うようになりました。
というのも、ずっとおちょこを持ってると手がベタつくし、常に片手が塞がってしまいます。
「おちょこホルダー」があれば手がキレイに保てて、さらに両手がフリーになります。
よく見るとカラーやデザインも豊富で、おしゃれ感覚でも面白そうです。
首からぶら下げると「お祭りに参加してる感」が出てより一層利き酒を楽しめると思います。

高級日本酒をあえて避けるのも良い作戦
高級日本酒の人気は絶大で、それ目当てのお客さんがかなり大勢いました。
並んでる最中聞き耳を立ててると、「次はこの高級日本酒を狙おっか・・・」と作戦を練っている人をよく見掛けました。
実際一本10,000円レベルの日本酒でも、かなりの行列と混雑。
お酒が飲める時間に何も飲まないで並んでいると、「飲み放題なのに勿体ないな・・・」という気持ちになります。
ビュッフェの制限時間中に何もできない感じで、悶々とします。
もちろん高級日本酒を狙うのも楽しいです。ですが時間と体力はその分かかります。等価交換です。
逆に高級日本酒を避けて、たくさん種類を飲んで好みの日本酒を見付けることを目的にするのもアリだと思います。
本気で高級路線で攻めるのか、気ままに色々な日本酒を攻めるのか、回り方は自由です。