沖縄2日目です。
今日は青の洞窟でシュノーケルをします。
窓を開けて天気をチェックすると・・・う~ん、曇ってます。そして床が濡れている・・・。雨も降ったっぽいです・・・が寒くはありません。
昨日「マリンサポートタイド」という会社にシュノーケル予約の電話をしたところ、「今の時期は風が強いので青の洞窟は行けません。行けるのは近場の珊瑚礁スポットになりますが」と無愛想に言われました。
初めてのシュノーケルに怯えている妻のために、アメニティが豊富で「初心者女性にも優しい」と雑誌に大々的に紹介されていたこちらを予約しようとしましたが、あまり歓迎されている感じはありません。
この時期に、しかも前日に予約の電話するのが良くなかったんでしょうか・・・。
気を取り直して、同じ雑誌に載っていた「ブルーオーシャン」という会社にも電話してみると、すぐに若い男性が対応してくれます。
「青の洞窟で二人、シュノーケルってできますか」と恐る恐る聞くと「大丈夫ですよ~11時でどうですかね?」と軽い感じでOKが出ます。
「じゃあ電話番号お願いします。・・・後でこの番号に集合場所のメール送っておきますので、到着したら電話してくださいね~。高齢の方とかいませんよね?」
通話中にブルブルと集合場所メールがもう着信します。
「あまり泳ぎ得意じゃないんですが、大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫ですよ。では当日着いたら電話、お願いしますね~。」
予約は取れましたが、軽~い感じで逆に不安になってきました。さっきマリンサポートタイドは風が強いから行けないって言われたんだけど・・・。
ただマリンサポートタイドは自力で青の洞窟に行くのに対して、ブルーオーシャンはボートで行くみたいです。その辺が関係してるのかもしれません。前向きに考えましょう。

私は早くに目が覚めましたが、妻がまだ寝ているため、シェラトン内を散策します。
朝食が付いているとのことだったので、一階のレストランを覗いてみると長蛇の列が。これは時間かかりそうですね~。
朝食は食べるつもりはなかったので、ロビーの池で魚を鑑賞。小さな水族館みたいです。
よく見るとボールプールのカラーボールがいくつも池にプカプカと浮いてますね。昨日はしゃいでたキッズ達が投げたんでしょうね。
プレステ4がプレイできるコーナーがありますが、やり方が分かりません。3機ほどありましたが、稼働しているのマインクラフト用の1機だけ。
自由に使えるパソコンが2台あったので、今日のシュノーケルの集合場所をGoogleMapのストリートビューで確認。車で10分かからずに着きそうです。
そのまま外に出ると、昨日テラスから見下ろしていた場所です。目の前にはビーチと大浴場がある建物が見えます。
ビーチを散歩してみると、雨のせいで砂が全体的に湿ってます。
遠くにテニスコートが見えたので近づいてみると、結構ボロボロでフェンスも倒れています。ただテニスは出来そうなレベルのボロボロ感。閉鎖されておらず、中にも入れます。
遠くではしゃぐ声が聞こえた方を向くと、4階くらいの高さからロープでビーチに滑走するアクティビティをやってます。
お客さんの姿は見えませんが、従業員らしき二人組が実際にアクティビティを試しています。事前チェックっぽいです。

散歩を済ませて部屋に戻ると、妻が起きてました。
「窓開けたまま散歩行ったでしょ!!」と若干キレ気味なご様子。
寝ていたら窓から鳥がバサバサー!!っと入ってきて大変みたい。
「テラスで鳥がガサガサしてて恐かったんだから・・・あれ?ここにあったポテトチップスは?」
どうやら昨日食べきれなかったシークワーサーポテトチップスを狙ってきたみたいですね・・・よくポテトチップスって分かりましたね・・・開封してないんですよ。まるまる一袋持って行かれました。開けて食べるんでしょうか。

テラスに置きっぱなしにしていたポテチは持って行かれましたが、泡盛は無事でした。
今晩のために泡盛もしっかり持ち帰ります。
シェラトンホテル結構良かったですね。テラス飲みとプレイルームが楽しかったです。
荷造りを終えてチェックアウト。駐車場代500円だけ支払います。

車に乗り込みブルーラグーンの集合場所「沖縄県恩納村前兼久59」を入力。
シェラトンから車で10分とあっという間に到着します。
メイン通りから信号を右折して到着した場所は・・・漁港です。
すぐ左右に二股に分かれている道を右折すると、海沿いのストリートビューで見た景色。左手に海、右側の広場には車が停まってます。
ここで合ってるんだよな・・・?と思いつつ、メール送信元の携帯番号にかけます。
「到着しましたか?今どこですか?」と若い男性が出ます。
「漁港みたいな場所で合ってます?今海沿いに停車してるんですが」
「グレーの車ですか?」
「いえ、赤い車です」
「漁港に入ってから右に入りました?」
「はい」
「そこを右ではなく左に入ってください。そうするとブルーオーシャンって書かれた青いノボリ旗を持っているスタッフがいますから」
「メイン通りから信号を右折して漁港に入ったんですが、漁港に入ってから左、でいいんでしょうか」
「そうです、そこでスタッフが駐車場を案内します」
最後曲がる方向を間違えたようです。切り返して車を180度回転させ、来た道を戻ります。左折するとメイン通りに戻るところを直進すると、上半身裸のチャラそうな男性が青いのぼり旗を持ってました!ブルーオーシャンって書いてます。
「このまま真っ直ぐ車で進んで突き当たりを左に曲がると広い駐車場があります。車を停めたら抜け道を歩いてメイン通りに出れば、目の前がブルーオーシャンの店舗です。」
案内された駐車場は確かにデカイ。何台停められるんでしょうか。サッカーのフィールドくらい広いです。
歩いてメイン通りに出ると、ありましたブルーオーシャン。・・・めちゃめちゃ外国人観光客で混んでます。
これは落ち着いて準備できそうな雰囲気ではありません。チョイスを失敗したかも。
敷地に入ると忙しそうな女性スタッフに名前を確認され、左側の小さい小屋で受付です。
この小屋も参加者でごった返しています。急いで申し込み用紙を記入し、参加費用3500円×2人分を支払い、貴重品をロッカーにしまいます。
ロッカーの鍵はなくさないよう、ナンバーロック式です。
小屋の外に出るとウエットスーツを着るよう案内されます。
ウエットスーツがたくさんぶら下がったコーナーに行くと、スタッフから「後ろのシャワールームで水着だけになってきてください」と言われます。
シャワールーム3部屋あって、その前にオープンなロッカーがあります。空いてるロッカーがなかったので、ロッカーの上に服を脱いで置いておきます。トイレと併設で清潔感はゼロ。帰りたくなってきました。
水着とサンダルだけになって先程のウエットスーツエリアに戻ると、サイズを見て一着選んでくれます。「着て待っててください」とのこと。
スエットスーツは肌通りが悪くて、着用するのにかなり苦労します。
苦戦しながらやっと両足を通したところで、妻がやってきました。妻がウエットスーツを着るのを手伝ってから、自分のを着終えます。
かなりパンパンでミシュランタイヤみたい。身体のラインが結構出ちゃって恥ずかしいです。
寒さを気にしていましたが、ウエットスーツを着ると全然寒くありません。というか暑いです。
「はたけさん、田中さん、行きましょうか」と女性スタッフに声を掛けられます。
二人×二組でスタッフさんの後ろに付いていき、先程の漁港の方へ行きます。
さっきはめちゃ混みだったけど、実際はインストラクター1人と4人だけでゆったりと行くのかな?
と期待しましたが、辿り着いたのは中型ボート。もう10人以上乗り込んでいて、ギッシリです。
そこに我々4人が乗りこんで、スタッフさんも乗り込みます。スタッフさんは全部で4人乗ってます。韓国人のお客さんが多い感じ。
シュノーケルの付け方を教わります。イーの口で噛んで、ウーの口で閉じる。ゴーグルに前髪が挟まってると水が入ってくること。口に水が入ったら思いっきり吹き出せば出せることを教わります。
フィンを足に付けたところで、ボートがエンジン音を轟かせて沖合に出発です。
シュノーケルは一度外して、曇り止めを塗ってもらいます。
ボートはかなりのスピードで、どんどん陸から離れていきます。すごい水しぶきです。これだけでも一つのアトラクションになりそう。
10分もかからずに青の洞窟に到着。ボートが洞窟から15mくらいの距離に停まります。

停まった瞬間「では海に入りましょ~」とスタッフさん。
「え、ムリムリムリ!!心の準備がまだ!!」と妻は恐がって飛び込めない様子。
後が詰まってしまうので私が先にザブンと入って、「ほらスーツが浮くから平気だよ~この浮輪に捕まってれば顔も水につかないし~」と呼ぶと、なんとか意を決して飛び込んでくれました。
飛び込んだ瞬間にもうアプアプしてるのが分かったので、スタッフさんが用意してくれた大きめの浮輪に掴まらせます。
大きめの浮輪には掴みやすいようにロープが付いていて、4~5人が掴まれます。
4~5人のグループに1人スタッフが付いて、浮輪を引っ張って泳ぎながらガイドしてくれるので、全く泳げなくても浮輪に捕まっていれば平気です。
我々のグループは私たちと、韓国人男性2人の計4人に、最初に案内してくれた女性スタッフが付いてくれます。

ボートまで一緒に歩いた日本人カップルは、どうやらシュノーケルじゃなくて、ダイビング体験みたいです。
波が結構高いですが、浮輪に掴まっていれば平気です。
海に顔を付けてみると、ものすごい透明度です!!
水深10mはあると思いますが、地面の岩場までハッキリと見えます。泳いでる魚もたくさんいます。感動的なブルーの世界。
顔を上げて海中がきれいと妻に伝えますが、妻はまだ怯えてて顔を付けられずに浮輪に掴まってます。
スタッフさんが上手にフィンで泳いでくれるので、浮輪はどんどん青の洞窟に近づいていきます。
洞窟まで5mほどになったところで、やっと妻が意を決して顔を付けました。
しばらくして顔を上げた妻は「スゴイ、スゴイ!!」と歓声を挙げています。気に入ってもらえたようです。
すっかり海中の景色に感動したようで、それから妻はほとんど顔を付けてます。
洞窟内に入っていくと急にアドベンチャー感が。
光があまり入らないので、暗めですが、それが今度はミステリアスな魅力を出しています。
まずはスタッフさんに引っ張ってもらい、洞窟のつきあたりまで。
洞窟の突き当たりは岩場になっていて、足が付きます。腰掛けて休憩もできます。
突き当たりは行き止まりかと思っていましたが、穴が空いていて、日の光が差し込んでいます。
スタッフさん曰く「逆側から歩いて青の洞窟を眺めるツアーは、そこの穴から眺めるんです」とのこと。歩いて青の洞窟に行けるとは初耳です。
「みなさん、振り向いてみてください。洞窟の入口が青く見えます」
洞窟の突き当たりから今入ってきた入口を見ると太陽の光が反射してブルーに輝いています。
「夏の人気シーズンだと満員で突き当たりまで来られないんですが、10月のオフピークなのでここでゆっくりしましょう」
しばらく突き当たりを楽しんでから、「ではみなさん、付いてきてください」とスタッフさんが引っ張ってくれます。
今度は洞窟の真ん中くらい。丸く開けている場所に行きます。
「こっち見てください。まだ振り返らないで。一番キレイなポイントがここですから。・・・じゃあ振り返ってください」
やけに引っ張るなと思いきや、振り返るとそこにはさっきよりも鮮やかなブルー。さっき見たのがブルーだとするとエメラルドに近いかもしれません。明るく美しいブルーです。なんて神秘的なんでしょう。
「今日は空いてるのでゆっくり見れますが、いつもはこの景色行列なんですよ」
オフシーズンに来るのも悪くないですね・・・。すごくラッキーです。
「水中からも見てみてください」と言われ試してみると、岩のくぼみから日の光のライトアップ。水中の方が明るいようにも感じます。水中も一面ブルー。泳ぐ
魚まで照らされています。宇宙にいるみたいで、日常を忘れてしまう絶景です。
昨日見た美ら海水族館もキレイでしたが、全く別物です。水族館は日常の延長ですが、青の洞窟のシュノーケルは非日常です。
海と魚、同じものを見ているのに、見方が違うだけでこんなにも感動が違うことに驚きます。普段は気付かず素通りしてるだけで、何気ない日常にもこういった感動があちこちに転がってるのかもしれません。(遠い目)
洞窟の景色を十分堪能したあとは、餌付けの時間です。
洞窟を出たところで、エサとなる食パンをもらいます。
エサをちぎって撒くと魚が「我先に!!」と寄ってきます。
ずっと食パンを持っていると指まで齧られそう。
浮輪と大きい方の食パンを握り込んでる方の手にも魚が寄ってきます。
きれいな魚群も寄ってきました。
海中下の方では、スキューバ体験の二人がスタッフに手を取られながら楽しんでる様子が見えます。スキューバならあんなに深く潜れるんですね。魚も間近で見られそう。
スキューバから上がってくるキラキラときれいな水泡が顔に当たります。
同じグループの韓国人は興奮しすぎたのか、浮輪から手を離して一人波の中餌付けをしています。結構な波の高さなのに恐くないんでしょうか。
スタッフが「危ないからこっちに来てくださ~い」と呼ぶと、浮輪の方に戻ってきました。泳ぎが得意なのかもしれません。
餌付けには妻も喜んでる様子です。
あげおわったら、いよいよボートに戻ります。
上がる前にフィンを外すよう言われます。フィンをスタッフに預けたら、ハシゴを昇ってボートに戻ります。
妻を先に上げ、私も上がると、身体がめちゃくちゃズシっと重い!!
気付かないうちに疲れてたのか、ウエットスーツが水を吸って重くなったのか、まともに立ってられません。
溜まらず座り込み、シュノーケルを外します。スタッフが預かり、洗剤入りのバケツに突っ込みます。
全員がボートに戻ってきたところで、陸地に出発。
スキューバ体験をした日本人カップルは二人とも顔面蒼白になってます。ハードだったのか、かなり疲れて具合が悪そう。
戻りながら麦茶を一杯いただきます。気が付きませんでしたが、喉がカラカラでした。ありがたい。
妻もかなり疲れています。シュノーケルも意外とハードな運動だったのかもしれません。
スタッフがみなさん良い身体をしている理由が分かります。

陸に上がり店舗に戻ると、スエットスーツを脱いで裏表逆さまの状態で返却するよう言われます。
その後は自由解散。シャワールームでシャワーを浴びます。
3つ個室シャワーがありますが、満室で並んでます。貼り紙に一人5分までと記載されています。
並んでる人も中国人、韓国人が多いです。観光雑誌に載ってるんでしょうか。
あまり清潔感がない場所なので、さっと浴びて出てきます。

水着は水陸両用のハーフパンツなので、タオルで拭いて自然乾燥させます。
上着を着てベンチに座り妻を待ちます。意外とすぐにやってきたので、貴重品を預けたロッカーから財布と車のキーを取り出して、車に戻ります。
時間は12時。お腹も空いてきました。
今日はこれから海辺のカフェ「くるくま」に行く予定。空と海がきれいに見えて良かった場所です。
時間があれば、琉球ガラス作り体験、新原(みーばる)ビーチにも寄りたいというのが妻の希望。
また顔と髪が海水に濡れたため、先にホテルで身支度を整えたいといいます。
昼食をどこかで食べつつ、先に本日宿泊予定の那覇市内の「パシフィックホテル」に向かうことに。サザンの歌みたいな名前のホテルです。

昼食は妻の提案でタコライス。妻は本当にタコライスが好きです。
近くにケーキみたいに可愛いタコライスがあるらしく、妻の案内で車を走らせます。
辿り着いた場所は、左手に広い駐車場のガラス工房(もう営業してない感じ)、右手にブライダルサロン、その奥が海という場所。
この海辺にあるとのことなので、車を停めて海辺を散策します。
飲食店がありそうな一画を見つけましたが、お目当てのタコライス屋は見当たらず。・・・仕方なく諦めます。
気を取り直して向かったのが、丁度いい立地の「キングタコス金武本店」。3年前にも行った場所です。
キングタコス金武本店をスマホで検索すると、「閉店した」「移転した」と情報が錯綜しています。
とりあえず検索で出てきた住所をカーナビに打ち込む。
そして到着した場所は、「あれ?こんな場所だっけ?」というところです。3年前とは違うところに来ちゃいました。
ここに移転したのか?と訳が分からずにそのまま焦りつつも車を走らせると、右側に見覚えのある建物と一画が。
「こんな感じの通りじゃなかったっけ??」と話しかけると「私も見覚えある」と妻。
思い切って曲がれそうな信号を右折してみると・・・ありました、キングタコス!!奇跡的な出会いです。
店の前にはコーンが立っていて、警備員さんっぽい人もいます。店の前に駐車するなよってことでしょう。
お店を通りすぎて左折すると太めの道路があったので、そこで路駐。路駐してる車がやけに多いですが、皆キンタコのお客さんでしょうか。
車を降りてお店に向かう途中、おまつり会場駐車場の看板が。今日は「タコライスまつり」が開催されてる模様です。
キングタコスに入ると、先客は1人だけ。しかも持ち帰りのお客さん。混雑を予想していましたが、余裕そうです。
キングタコスの基本はタコライスです。それにレタス、チーズを乗せると値段が上がっていきます。一番人気はレタスもチーズも乗せたやつ。
3年前は一人1個こいつを頼んでエライ目に会いましたので、今日はその反省を活かして野菜チーズを1つだけ。そしてタコスのスモールを頼みます。
あっという間に出てきたタコライスは大盛り過ぎてタッパーがしまってませんwwwそれを無理矢理輪ゴムで止めてますwww
確かにこんなビジュアルでした。タコライスで遊んでるように見えますが、こいつが旨いんです。
そしてタコスも野菜とチーズがぎっしり詰まってます。ボリューミーですが、タコライスほどじゃありません。
1階が会計カウンター、2階がイートインスペースになっています。1階でお水用のコップを取り、2階へ上がります。
2階には4人掛けのテーブルが7つくらいあります。誰もいないと思ってましたが、先客が2組ほどいらっしゃいました。
空いてるテーブルに座り、タコスからいただきます。
うん!パリパリで野菜がシャキシャキ。ミートとチーズが濃厚で旨いです。タコライスほど重たくありません。
チリソースが合いますね。あっという間に完食・・・タコスだけでも結構満足しちゃいます。
お次は本番、タコライス野菜チーズです。タッパーがパンパンです。二郎系タコライスです。
このままだとこぼれてしまって食べられないレベル。
タコスが入ってたタッパーに少しずつ移しながらいただきます。ケチャップ、チリソースで味に変化を付けます。やはりチリソースの方が好きですね。
二人でシェアしてようやく完食。かなり満腹。・・・3年前よくこれ一人一個食べられたな・・・。一個タコスにして大正解でした。
食べてる途中でどんどん人が上がってきました。あっという間に満席。
夫婦と子ども、そのおばあちゃんと思われる4人が、一人一個の野菜チーズタコライス、そしてハンバーガーを2個持ってます。ハンバーガーも笑っちゃうくらい巨大なサイズ。小さめのフリスビーくらいあります。4人でそれは完全にオーバーワークだと思います・・・!!
4人組の男性も、一人一個野菜チーズタコライス。さらにサイドメニューとばかりにハンバーガー、タコス、フライドチキンなどを付けてます。皆一人二つです。フードファイターでしょうか・・・。
キングタコスは初見殺しのボリュームなので、注文には気を付けないといけません。まぁ残ったらそのままタッパーに輪ゴムして持ち帰ればOKですが。
満席で席が見つからなくて困ってる女性4人組が昇ってきたので、席を譲って退店します。
1階に降りると行列が出来ています。外にも人が待ってる・・・タイミングが良かったみたいです。
ちょっと食べすぎたお腹をさすりながら車に乗り込みます。路駐の車がさらに増えてます。前の車も同じルフトトラベルレンタカーのシールが貼ってます。
向かうは那覇市街にあるパシフィックホテル。カーナビに設定すると到着時刻は14時すぎです。

チェックインは15時ですが、時間はまだ14時。ダメもとで行ってみます。
パシフィックホテルは国際通りから1.5kmほど離れた場所にあります。
すぐ国際通りで遊べると思ってましたが、意外と遠いですね~。
広めの駐車場に車を入れて、ホテルのロビーに入ると・・・なんとも言えない年季を感じます。空気も淀んでいるような・・・。
シェラトンと比べると古さが目立ちます。
中国人デスク用のテーブルが一個無造作に置いてあって、そこでは中国人スタッフが暇そうにスマホをいじっています。
お客さんはほとんど見当たりません。ロビーにあるカフェで年配の男性が一人ぽつんとコーヒーを啜っています。
チェックインカウンターの50歳くらいの恰幅のいい女性スタッフさんに
「チェックインはもうできますか?」と聞くと「チェックインは15時からです。プランによっては早くできますが・・・・お客様のプランは通常なので15時ですね。」
ダメみたいです。「そうですか・・・どうしよっか」と妻と相談していると、「3階ですが、お掃除が済んでる部屋がありますので、そこで良ければご案内できます」と便宜を図ってくれました。ご丁寧にありがとうございます。

お部屋は入った瞬間に分かる「古いビジネスホテル」感。・・・沖縄の「お」の字も感じません。終電を逃したときに泊まる安いホテルって感じです。
カーテンを開けて見えるのは・・・パシフィックホテルの2階の屋根だけと殺風景な景色。
換気が悪いのか、洗面所と浴室は少しカビ臭いです・・・。完全にチョイスをミスりました。

ホテルにいると旅行の楽しさを忘れそうになるので、荷物を置いて身支度を整えてからドライブに出掛けます。
目指すは海辺のカフェ「くるくま」、3年前に行った場所です。青い空と海が見えるテラスでコーヒーがいただけます。
国際通りからだと車で40分くらいの距離ですね。
ただ今日は曇り。向かってる途中で晴れないかな~と期待しますが、ずっと曇りのまま。
くるくまカフェに到着すると、広い駐車場はもうすでにほとんど埋まっています。あいかわらず人気です。
車を停めて店に向かう途中、見覚えのある「等身大のオジサンの人形」がお出迎え。化石や写真があるスペースは3年前とは展示物が変わってます。今回は、夕日(朝日?)の写真が所狭しと飾ってあります。
「お食事ですか?」と店員さんに聞かれ、「飲み物だけです」と答えると「今日は店内のみのご案内になります」とのこと。
え、外のテラス席が目的なのに・・・と思って覗くと、どうやら改装中で、お客さん全員が店内利用になってます。あちゃ~。
ただ自分で店の裏手に出て景色を眺めることはできるようです。(ちなみに、お店に入らなくても大丈夫そうなスペース)
私はホットコーヒー、妻は何やら赤い色した酸っぱいハーブティをオーダー。
メニューを見てみると料理にもかなり力を入れてます。おつまみになりそうな料理もたくさんあって、ここで飲み会したら楽しそう。車じゃないと来られないけど。
カレーの種類が豊富で美味しそうだったので、ここで食事するのもいいですね。
店内はほぼ満席・・・かと思いきや扉の外を案内されているお客さんがチラホラ。
もしやテラス席があるのでは・・・と思って外廊下をついて行ってみると、先に広めの部屋がもう一つあるだけでした。
家族連れの方も多いですね。皆でティータイムしています。
ドリンクを飲み干して会計を済ませ退店。店の裏手に回り、空と海を眺めます。
遮るものがないのでとても広々とした景色です。ベンチがいくつかあるので、自分で缶コーヒー買ってここで飲めちゃいそう。
景色は良いんですが、今日は天気が曇りなのが残念。リベンジを誓い、くるくまカフェを後にします。
次はどうしようかと妻と相談。「ニライ橋、カナイ橋(ニライカナイ橋)がキレイらしいよ」聞き、カーナビで検索しますが、ここからは遠くて断念。
すぐ近くにある思い出の「新原(みーばる)ビーチ」に行ってみます。
3年前、何も知らずに妻と新原ビーチを散歩してたら、沖の方からたくさんの視線を感じたことを思い出します。視線の方を見ると、泳ぐでもなく、まるで温泉にでも入ってるように海に浸かっている10人くらいの男性がこちらをジーっと見ているではありませんか・・・。なんだかめちゃくちゃ恐くなって引き返しました。後で知ったのですが、そこは男性同士の出会いの場で有名だったとか・・・。今となっては良い思い出です・・・。今も変わらずあるんでしょうか。

新原ビーチ周辺には大きな駐車場がありません。周辺は住宅街の小道が入り組んでいて、車一台がやっと通れるくらい。
無断で車を停める観光客が多いのか、あちこちに「駐車禁止」と看板が出ています。
ぶつけないよう手に汗を握りながら運転します。前の車も駐車場を探している様子で、あたりを伺うようにゆっくりと走っています。
前の車の助手席には男性が乗っています。ってことは男性二人組でしょうか・・・3年前の記憶が蘇ってきます。

住宅街の小道が少し開けた場所に5台ほど停まれる駐車場を発見。有料ですが仕方ありません。
車を停めると若い男性が寄ってきます。一瞬身構えますが、スタッフさんでした。「グラスボートですか?駐車場ですか?」と聞かれます。
「ビーチに行きたいだけです」と伝えると駐車場代を請求され、代金を支払います。
車外に出てみるとネコが3匹。人懐っこいネコで逃げません。
ネコ好きな妻が喜んでると「ネコ好きなんですか?この辺にいるネコは人懐っこいですから、たくさん触れますよ」とスタッフさんがネコを撫でながら教えてくれました。普通に良い方でした。身構えてごめんなさい。
さっき前を走っていた車も、助手席に彼氏が乗って、彼女が運転してる普通のカップルでした。こちらも身構えてごめんなさい。
ネコとしばらく遊んだあと、ビーチに出ます。
3年前と違って結構な人が遊んでいます。観光客を寄せつけない異世界感がありません。
3年前と全く同じ場所にも行ってみましたが、男性グループはいませんでした。
浜辺でキャッチボールをしている男性、砂浜で貝を拾うおばちゃん、犬を散歩させている男女。
普通の(?)ビーチになっています。
ただ砂浜は石がゴツゴツしてて、ゴミや割れたガラスの破片もあったので、裸足で歩くのは危ないビーチです。
少し沖の方ではボートがいくつか浮いてます。あれが船底がガラスになって海中が見える、グラスボートでしょうか。
新原ビーチを15分ほど散歩し、車に戻ります。最後にまたネコと戯れます。

もう夕方です。琉球ガラス体験は時間的に厳しそうなので、また今度ということに。
そろそろ晩御飯を決めないといけません。生演奏と沖縄料理が楽しめる居酒屋を妻がスマホで探します。
どうやら国際通りに口コミが良い「島唄ライブおばぁの店 海音 みおん」といううってつけな居酒屋があるようです。電話してもらうと予約OKとのこと。
期待できそうです。一度パシフィックホテルに戻ります。空も大分暗くなってきました。
海音まではホテルから2kmほどの距離。ちょっと遠いですが歩いていきます。
国際通りの側には東横インなどの有名ホテルがたくさんあります。立地的にもこっちの方が良かったですね。
国際通りを抜けていきます。キラキラしてすごく活気がありますね。まるで東京の街みたいですが、ゴミゴミしてません。ここでショッピングも楽しそう。
到着した「海音」は地下1階。中に入るとほぼ満席で賑やかで、いい感じです。
ステージの真ん前の席を案内してもらえました。隣のご年配の男性が「イスの下に荷物を入れられるよ」と教えてくれます。
まずはオリオンの生。妻はシークワーサーサワー。
ドリンクと一緒に出てきたおつまみは、温かい煮込みです。温かいお通しは嬉しいですね~。
刺身の盛り合わせ、グルクンの唐揚げ、ゴーヤチャンプル、ナーベラーチャンプル、海ぶどう、ソーキを注文。
刺身の盛り合わせ・・・4点盛りをオーダー。マグロ、タコ、あと沖縄の魚2種類。沖縄の魚2つが美味しかったです。
グルクンの唐揚げ・・・少し生臭い。昨日の店の方が美味しかったです。
ゴーヤチャンプル・・・味付けが良くて美味しい。
ナーベラーチャンプル・・・初めて食べたヘチマのチャンプルです。味付けは美味しいですが、ヘチマがシットリ&ミチ&ドロっとした独特の食感。好きな人には堪らなそうです。
海ぶどう・・・つけるタレがシークワーサーの香りがして絶品です。妻が感動してお替わりしてました。
ソーキ・・・煮込まれた骨つき肉。骨もコリコリと食べられます。甘めの味付けでカラシが合います。
グルクンだけは昨日のお店に軍配が上がりますが、他はどれも美味しかったです。お酒がどんどん進みます。2杯目はハブ酒、3杯目からは泡盛です。
ステージでは女性三人ユニットの生演奏。沖縄衣装を着ていて華やかです。
三線がスピーカーに繋がってます。エレキ三線でしょうか。
昨日と違い有名な曲をたくさん演奏してくれて、お客さんも盛り上がってます。振り付けを教えてもらい、皆で踊れて一体感もあります。
初めて聴きましたが「ゆいまーる」という曲が頭から離れなくなりました。襖を開け閉めするような振り付けをして、「ゆいゆいゆい、ゆいゆいゆい、ゆいまーる」と皆で一緒に歌います。
楽しいお店ですね~。楽しくて飲み食いし過ぎた感があります。会計も二人で12,000円。散財しすぎちゃいました。楽しかったからまぁいいか!!
帰り道は国際通りで、お店に寄り道。これから部屋でつまめるような乾きものや、お酒も仕入れながらしながらゆっくり帰ります。
妻は先程食べた海ぶどうの「つけだれ」が売ってないか、道すがら一生懸命探しています。
ホテルに着くとまだ一階のお土産屋さんがオープンしてたので、ちょっと覗いてみましたが、酒のつまみになるようなものはあまり売ってませんでした。
部屋に戻り、飲み直しにまた乾杯。
国際通りで買ってきたポークジャーキーを食べて「昨日食べたポークジャーキーの方が美味しい・・・」と妻。
「じゃあ探しに行く?」と冗談半分で言うと、「行く」とのこと。どんだけ気に入ったんでしょうか。
帰り道で見つけた大きめのスーパーに入ってみますが、昨日のジャーキーは売ってません。そういえば食べてなかったと、ジーマミー豆腐だけ購入します。
近くにファミリーマートがあったので、ダメもとで覗いてみると、なんとお目当てのポークジャーキー売ってました。コンビニで買えるやつなんですね。二袋購入して部屋に戻ります。
部屋でジャーキーとジーマミー豆腐をつまみながら、泡盛を飲みます。
それにしても殺風景な部屋で沖縄感がありません。昨日のテラス飲みが最高だった分より悲しい。
空気に耐えられないのでテレビで沖縄っぽい番組を探します。沖縄観光番組がやってましたが、なぜかそのチャンネルだけ音が出ません・・・。
どうにも気持ちが入らないので、早々に飽きてしまいました。早い時間ですがもう寝ることにします。
ホテル選びって大切だなぁ、と改めて感じました。

翌朝は激しい雨の音で目が覚めました。
目の前が2階の屋根だからか、より強く雨の音を感じます。
外を見るとザーザー降りの雨・・・これが昨日じゃなくて良かったです。曇りで残念とか言ってましたが、ギリギリセーフといった感じです。
今日はもう帰るだけ。成田空港から一度家に帰ってから、夜にまた成田空港からハワイに出発します。一日2回飛行機なんて初めてです。
新婚旅行じゃないとこんな贅沢はできません。おそらく一生に一度でしょう。
チェックアウトを済ませ車に乗って、ルフトトラベルレンタカーへ。途中セルフガソリンスタンドで給油します。
「ルフトに行く前、左折する信号を間違えると、しばらく戻って来れない」と店員に言われたことを思い出します。
間違えないよう細心の注意を払い、左車線を走ります。
そろそろというタイミングで車線が4つくらいに。一番左の青い色がついた道路を走ります。
これが左折専用道路でした。信号を左折するイメージと少し違って、信号手前からそのまま左に流されていきます。
曲がりつつ「この道路でいいんだよな・・・?」と心配になりましたが、良かった合ってました。
ルフトトラベルレンタカーへは、青い道路を通りましょう。

返却時も混んでますね。車の列が4列くらい。10分ほど待ってから車を返却し、給油したレシートを確認してもらいます。行きも帰りも混んでたので、ルフトレンタカーは人気になったんでしょうか。
そして空港への送迎バスも行列・・・。15分に一本くらいのペースで、今まさに行ったばかり。一本目には乗れず、乗れたのは二本目。ここでも30分くらい待ちました。
ルフトを使う場合、時間に余裕を見た方が良さそうです。飛行機もギリギリでソワソワします。
結局空港に到着したのが、出発の30分前。時間に余裕を持って出てきましたが、もしさっき左折する信号を間違ってたら間に合わなかったかもしれません。
空港でゆっくりお土産を見るつもりでしたが、急いで搭乗口へ。そして搭乗口から飛行機まではまたバスです。安定のジェットスター。

飛行機がゆっくりとスピードを上げて、沖縄の土地から飛び立ちます。
今回も楽しい旅行でした。
さらば沖縄!!また必ず来ます!!