秘密のケンミンショーで福井県の名産「へしこ」が紹介されていました。
お酒のつまみに最高と聞いたら放っておけません。早速週末に有楽町駅にある福井県アンテナショップに買いに行ってしまいました。
(ケンミンショーの放送直後の週末で、へしこ売り場には人が殺到していましたw)

へしことは
「へしこ」とは「サバのぬか漬け」のことで福井県の名物です。
サバを1年間という長い時間ぬかに漬け込むことで、発酵して独特の旨味が生まれるとか。
福井県民には老若男女に愛されている県民食で、学校の給食に出ることもあるようです。(給食ではお替わりが争奪戦らしい)
テレビでも子どもはへしこ焼きで白いご飯、大人はへしこの刺身で日本酒を楽しんでいました。

へしこの食べ方
へしこはサバを糠に長時間漬け込むので、かなり塩辛いです。
食べ方の定番は
・焼きへしこ
・へしこ刺身
です。
他にもお茶漬けにしたり、アンチョビのようにペペロンチーノに使ったりなど塩味を活かす食べ方が人気です。
今回はとりあえず簡単にすぐに出来る、「焼き」「刺身」でいただきました。
ちなみに買ったのはアンテナショップの半身で700円ほどのへしこです。(一匹で2,000円のへしこも売ってました)

「焼きへしこ」の作り方と感想
①糠をクッキングペーパーなどで拭き取る
②魚焼きグリルで焼く
糠は完全に拭き取らず、少し残して焼くと糠の香りが立って美味しいです。
実際に食べてみると、やはり塩辛いですね。
塩辛いんですが、サバの身と脂の味もしっかりと残っています。
ケンミンショーでも「脂が旨い!」と言っていましたが、なるほどと思いました。
間違いなくご飯に合う味です。
ご飯はなかったのでダイコンと一緒に食べましたが、これはこれで酒のつまみになる味でした。

「へしこの刺身」の作り方と感想
①へしこを水で洗って糠をしっかり落とす
②食べやすい大きさに切り、目立つ骨を取る
③ダイコンの薄切りと一緒に食べる
ダイコンと一緒に食べるのが基本らしく、テレビでもそう紹介されていましたが、確かに塩辛いへしことダイコンが合います。
一口でたくさん食べると塩辛いので、チビチビへしこを食べながらダイコンをつまみます。
そしてそれを日本酒で流し込む・・・エンドレスで日本酒が楽しめそうな味です。
心配していた生臭さは全くなく、むしろ焼きよりも糠漬っぽい味を感じます。
ケンミンショーでやってたように焼きへしこは「ご飯」、へしこ刺身は「日本酒」がぴったりですね。

また購入したへしこに書いてあったんですが、刺身は甘酢に30分漬け混んでから食べると塩が少し抜けて美味しいらしいです。
早速スシ酢を作って30分漬け込んでみましたが、シメサバみたいな味になってしまいました。
へしこらしさがなくなってしまい私はイマイチでしたが、そのままだと辛すぎるという人には良いかもしれません。
他にもケンミンショーで紹介されていて気になったのは日本酒に一晩漬けておく方法。
塩辛さが程よく抜けて、酒の香りが付いて、より酒のつまみに良いらしいです。
これは次回是非試してみたいと思いました。

おすすめの食べ方
ご飯のお供にするなら「へしこ焼き」、酒のつまみにするなら「へしこの刺身」で間違いないと思います。
酒好きな私としては、やはり刺身が一番美味しかったです。
正直酢に漬け込んだのはイマイチだったので、刺身は糠を落としたものをそのままいただきたいですね。
ダイコンの量ですが、へしこ半身でダイコン半分だと全然足りませんでした。
想像以上に大量に消費するので、ダイコンはたくさん用意しておくと良いと思います。