人気の初心者でも扱いやすいおすすめミシン

かわいい小物から本格的な洋服づくりまで欠かせないのが家庭用ミシンです。最近のミシンにはコンピュータが搭載されているものも多く、初心者でも難しい作業が自動で行えるようになっており、なかにはエラーメッセージ機能があるものなど使いやすさが向上しています。ただ、ミシンのメーカーにはジャノメ、シンガー、ブラザー、ジャガーなど有名なところがたくさんあって、各メーカーがさまざまな機能のミシンを販売しているので、どのミシンがいいかなかなか選べないこともあるでしょう。そこで、家庭用ミシンにはどんなものがあるのかを紹介してから、人気の初心者でも操作しやすいおすすめミシンを見ていきます。ミシンは安い買い物ではありませんから、いろいろ機能や性能などを比較して納得できる1台を見つけてください。

家庭用ミシンの種類
最近の主流はコンピュータミシンです。通販サイトのランキングの上位ほとんどがこれと言ってもいいでしょう。コンピュータで針の上下運動、針の振り幅、縫い目の長さなどを制御するので、縫い模様を選んだらあとはミシンが自動で縫ってくれるという優れものです。糸通し機能やエラー通知機能などが搭載されているものもあるので、まったくの初心者でも簡単に使えます。もちろん多機能になるほど価格も高くなりますから、必要な機能をよく考えて無駄のないミシンを選びましょう。

針の上下運動とスタート・ストップ・スピードが電子回路で制御されるのが電子ミシンです。ちょっと前までは主流だったので、家庭科の授業でもこのタイプがよく使われます。糸の調節は自分でしなければいけませんが、家庭科で習った知識があれば十分に操作可能です。ただ、ジグザグ縫いの種類が少ないなど自由度はコンピュータミシンと比べると低いです。

電子ミシンよりさらに以前に主流だったのが電動ミシンです。針の上下運動は内蔵モーターで自動で行われますが、糸調節や糸通しなどすべて自分で行わなければなりません。また、ミシンの馬力はミシンを動かすスピードに比例するので、厚手の生地を縫うときはかなり速くミシンを動かさなければなりません。1万円もあれば買えるという魅力はありますが、昔からミシンを使っている人でないと難しい面があります。

このように、家庭用ミシンにはコンピュータ・電子・電動ミシンの3種類がありますが、初心者の方には電子ミシンかコンピュータミシンがおすすめです。刺繍機能が付いているものなら、子どもの小物にワンポイントの絵柄も簡単に入れられます。また、フットコントローラーが付いているものなら足でスピードの調節ができるので、ミシンから手を放す必要がなく、縫い目をゆがませないように縫うのに便利です。ただ、フットコントローラーは別売りの場合も多いので、本体を買う前に確認してください。

アイシン 電子ミシン SP10(SPD15B)
見やすい位置に針元があり、作業台が低くて手前が広い仕様のミシンですので、長時間の操作でも疲れにくくなっています。ミシン初心者の方はついつい肩に力が入ってしまいますので、体に負担がかからない工夫がしてあるこのミシンがおすすめです。シンプルですのでミシンに慣れるにはぴったりでしょう。

ジャガー コンピュータミシン CC1101 HE101(自動糸調子)
初心者に優しい親切設計のミシンです。大きなものを縫うのに便利なワイドテーブル付のものか、ハードケース付のものか2種類のうちから選べます。18種類の縫い模様があり、自動糸調子機能搭載なので、ミシンに自信がないという人でも簡単に使えるでしょう。1万円台でこれだけの機能が付いているコストパフォーマンスの高さが人気の秘密です。

シンガー 自動糸調子 電子ミシン MF-202EX
本体の色が白、黒、ブロンズから選べるミシンです。スタイリッシュなデザインとともに、初心者でも扱いやすい機能がたくさん搭載されているのが人気の理由です。自動糸調子機能が付いており、布の厚みや種類に合わせて糸調子を適切にキープします。縫いはじめはゆっくりのスピードですので、初心者でも慌てずゆっくり縫い進められます。針、ボビン、リッパーなど付属品も充実している一台です。

ブラザー 電子ミシン テディ55(CPV0305)
基本機能だけのシンプルなミシンで、コンパクトなサイズなので持ち運びにも便利です。こちらも自動糸調子機能が付いており、縫い目をきれいに整えるのも簡単です。また、模様選択はダイヤルを回すだけでできます。作品の作り方を解説した付属DVDがあるので、初めての方でも理解しやすいでしょう。

ジャノメ コンピュータミシン JP710MSE/JP510MSE
家庭用ミシンメーカーの老舗ジャノメのコンピュータミシンがこれです。初心者から上級者まで、薄い布でも厚い布でも直線縫いがきれいにできます。ガイドに従って糸掛けや糸通しができるので、家庭科の授業以来ミシンに触っていないという方でも簡単に扱えます。30種類のステッチ模様があるので洋服づくりにも活躍するミシンです。

 

初めてミシンを購入する、新しくミシンを買い替える、
そんな方々気になるのが、
「どのミシンがおすすめなの?」というところだと思います。

メーカーも機能も多岐にわたる現在のミシン。
一体どれを選べば失敗しないのか、気になるところですよね。

私がおすすめするミシンはズバリ、「<strong><span class=”ylw”>ジャノメのJP710</span></strong>」です。

ジャノメのロングセラー商品であり、ダントツで一番人気だった
ジャノメJP510の新型ミシンになります。

パワー、耐久性、使いやすさが抜群。
初心者の方から上級者の方まで愛用されています。

また進化した糸通し機能があるシリーズなので、
縫い始めるまでの時間を大幅に短縮することができます。

音も静かで、ジャノメの長所縫い目の美しさも定評があります。
シンプルで使いやすく、基本性能が高いから、
長く使えて愛用者も多い、ということですね。

ジャノメのJP710は万人におすすめできるミシンと言えるでしょう。

 

あなたのミシンに多機能は必要?

ミシンと言うと洋服や鞄を縫ったりするものですが、最近では多機能・高機能のミシンも販売されて、洋裁好きの人はミシンの選び方にも苦労している様です。

特に最近の機能の中に、刺繍を施せる機能を持つミシンが増えていますが、果たしてこの機能は必要でしょうか?

もし購入をする目的が刺繍をする為の手芸を主な目的とする場合には非常に有効かつ必須の機能ですが、洋裁を目的とする場合にはあまり必要ではない場合が多いです。

じっくり時間をかけてする程時間が取れない方は、予め気に入った柄のついた生地を選んで洋裁する事が多いです。

ですから予め自分が使うスタイルを考えないと言ったような選び方をしてしまうと、後で宝の持ち腐れになりかねません。

ですからやはり正しい選び方は、自分が使うスタイルを考え、使いやすいものを選ぶ事が重要になります。

何度も買い替えをするような値段ではありませんので、ミシンを選ぶ際は正しい選び方を知る事がとても重要です。

 

ミシンの機能はシンプルイズベスト

ミシンが欲しいけど、ミシンの選び方が判らないと言う初心者の方もいるかと思います。

用途や使用頻度により選び方は変わってきますが、特にミシンを持つのが始めてと言う方に焦点を当てた選び方を紹介します。

子供が幼稚園くらいになってくると、子供も少しずつ親から離れてお母さんも自分の時間を見つける事が出来ますし、なんと言っても幼稚園のママ友達が頑張って手作りの幼稚園グッズを作っていたら、頑張らない訳にはいきません。

そんなお母さんがミシンを選ぶときの選び方としては、とにかくシンプルな機能である事が一番です。*でも可愛い刺繍が出来る機能がある方が便利と思っても、実際に自分で使いこなせなくては宝の持ち腐れです。

糸を自動でとってくれる機能等、普段便利に使う機能はあるにこした事はありませんが、もしかしたら使うかもなどと言う高機能なものは、使いこなすまでに裁縫自体が嫌になってしまうので、初心者の人のミシンの選び方の鉄則はシンプルで使いやすいもの!この一つにつきます。

 

ミシンを持つと夢が広がる

ミシンを持つとさまざまな創造性が広がります。
今街で見かけるアウトフィット、子供のかわいいバッグ、破れた膝のパッチ、ゆかた等、思いつく、ありとあらゆるものが自分で作れてしまいます。
子供が少し大きくなってきて、時間の余裕が少し出てきたけれど、何か趣味を持ちたいと思っているなら、ミシンで創作することは、とてもステキな趣味で、同時に自分のクリエイティビティを養うすばらしい機会にもなります。
ミシンに使う生地は、それほど安くありませんが、腕が上がれば、それを趣味からプロの域に達してゆく人もいます。

また、ミシンを使う趣味は、年齢に関係がありません。
若い人はもちろん、年齢を重ねた人であれば、なお更、いい頭のエクササイズにもなります。
デザインを考えて、生地を選んで、色あいのコーディネートをしたり、いろいろな楽しみが増えてきます。
一度チャレンジが成功すると、今度はまた次の作品を作ってみたくなるのがミシンのすばらしさです。

 

ミシンで縫い物充実

服を直したり、独自のアレンジを施したりするのにミシンは欠かせないですよね。
価格、機能、デザインなどを考えておすすめミシンをご紹介したいです。

アイシン精機・スーパージーンズという機種はデニムのすそ上げなど厚手の生地をよく使われる方におすすめです。
今までの家庭用ミシンではデニム生地を縫うのは難しいとされていましたが、スーパージーンズは厚手生地の段差を乗り越える押さえを取り入れています。
これにより厚手生地をご家庭で自由にアレンジすることが出来ます。
初心者にも使いやすい設計となっている点も嬉しいですよね。

シンガー・モナミヌウプラスは機能性重視の方におすすめです。
55種類もの縫い模様があり、ボタンホールなども縫うことができます。
糸切れやの検知や自動糸切り機能など機能満載なので、ミシンで色々と作りたいという方に向いているのではないでしょうか。
音が静かなのも家庭用ミシンとして嬉しい点ですよね。

ミシンで有名なジャノメではJP710が定番人気です。
コンピュータミシンですが、全体的にはシンプルな機能なので
初心者でも使いやすいのが特徴です。

ミシンって決して昔の時代の道具なんかではなく、生活や趣味に欠かせないものとして注目したいですね。

 

ロックミシンについて

ミシンには、いくつか種類があって、それぞれ得意分野があります。
ロックミシンという言葉をよく聞くと思いますが、この種類は布の端をうまく処理するのに使うのにすぐれたものです。
また、伸び縮みする素材に、例えばニットなどもきれいに縫えます。

ロックミシンと家庭用のミシンをふたつ持っていると、既製服に近い仕上がりになります。
例えば、既製服を買うと、洋服の裏側の布端が糸が一定の形でかがられているのがわかると思いますが、ロックミシンは、このようなきれいな処理を一番得意としています。
また、ニットやTシャツなども、縫い合わせる際に、伸縮性を持たせてきれいに縫えるのも特徴です。

しかし、直線縫いなどは、この種類では出来ないので、一般の家庭用を使用しなければなりません。
あくまでも、布端のために使用しますので、ごく普通の裁縫を行うには、やはり家庭用が必要になります。
プロのような仕上がりを求める人はぜひ一台ほしいですね。

 

ロックミシンの選び方

ロックミシンは、布端をかがるためのものです。
しかし、持っていると、作ったものが一段上の仕上がりになります。
しかし、ロックミシンには、いくつか種類があります。

さまざまなメーカーで販売されていますが、一見どれも同じようですが、もしかがり縫いだけをするために購入を考えているのでしたら、1本針2本糸か1本針3本意とのタイプがよいでしょう。
この他に、さらに本格派を楽しみたいという人は、2本針4本糸タイプもあります。
このタイプのロックミシンは、厚手の生地やニットを縫いあわせる場合にきれいな仕上がりになります。

さらに、オーバーロックとカバーステッチ機能がついているタイプもあります。
カバーステッチ専用もロックミシンがあります。
また、巻きロックは3本糸以上のタイプ、そしてウエーブロックは、最近新しい機種として発売されたものもありますが、それぞれのロックミシンを使うことで、いろいろな個性が出せる裁縫が演出できますので、目的別に選んでみましょう。

 

ミシン教室に通うこと

少し時間ができて、ミシンで洋裁を始める人は結構います。
まずはミシンをいきなり購入し、見よう見まねで何か作る人もいれば、誰かに習おうとする人もいますが、自己流で学ぶ人が多いかもしれません。

自己流でも多くのことが学べますが、最初に教室に通って、基本をしっかり学ぶのもいいでしょう。
人に教わりながら進むほうがスムーズで、ベースをしっかり学べます。
ミシンの教室は、いろいろなタイプがあり、初心者で1日である程度の基本を学べるクラスとか、何か特殊なアイテムを作るのに特化しているものもあります。

例えば、刺繍やあるパターンの洋服を作ってみたり、ロックミシンについて学ぶ教室もあります。
ある程度自分でアイディアがあり、こんな感じのものを作りたいと思えば、その教室を選ぶこともできます。
教室に通うと、講師の他にその教室に通う生徒さんたちとも知り合いになれ、もっとたくさんの作品を目にすること、や自分の今の時点でスキルを測る目安にもなります。
もし、時間とお金に少し余裕があって、もっとスキルを伸ばしたいと考えるのでしたら、教室に一度通ってみることをお勧めします。

 

ミシンの歴史を学ぶ

ミシンを使う上でその歴史についてそれほど考える人はいないかもしれません。
なぜなら、もうすでにミシンは、私たちの生活の中にすっかり溶け込んでいて、日本でも次々と新しいタイプのいろいろな商品が開発されています。
他の商品同様、新しいタイプが出れば、それはそれで興味を持ちますが、歴史をさかのぼって調べる人はそれほどいないでしょう。
しかしながら、ミシンとて、その歴史があり、数々の時を経て、今にあるのです。

日本に初めて伝わったのは、なんとあの1853年の黒船来航時であるとされています。
ご存知その時の黒船の提督がペリーでした。
ペリー提督は再度翌年1854年に再びアメリカから来航して、その時に献上品のひとつとして、時の将軍であった徳川家定に贈ったとされています。
ただ、その時に贈った先は、徳川家定夫人であった敬子だったという説もあるようです。
そして、この時に贈られたミシンは、ウイーラー&ウイルソン社製とされています。
さらに、1860年になってから、遣米使節団の一員だったジョン万次郎もミシンをアメリカから持ち帰っています。

こうして、民間レベルに伝来してゆき、今に至っています。

 

ミシンの内職

育児中とか高齢で、外で仕事をせずに、家で出来る仕事を求める人が結構います。
ミシンの腕がある程度上がれば、それを使ってのちょっとした内職も夢ではありません。
とはいっても、それほど単価が高いものは期待できませんが、それでも、月数万円が入るのとないのでは大きな違いがありますよね。

ミシンを使っての内職はいろいろありますので、まず目に留まったものをチェックしてみるといいでしょう。
例えば、ハンカチやパッチワークの縫製とか、紳士服や婦人服の縫製など、いろいろあります。
紳士服や婦人服でも、高級ブランドになると、それだけコストも高くなります。

ただし、それに伴って、ミシンのスキルに関しても、かなり細かい要求をされるのではないでしょうか?
最初に挑戦するなら、まず小物の縫製がよいでしょう。
一枚何円の世界ですが、それでもなれると一日何百枚もこなす人もいます。
月々10万円近く稼ぐ人もいるようです。
ミシンの腕に自信が出てきたのでしたら、まずは一度挑戦してみてはいかがでしょうか?

 

ミシンをレンタルで

ミシンをレンタルするメリットは、いくつかあります。
最近マンション住まいの方が多いのですが、やはりモノを置くスペースに問題がある場合、やはりレンタルは助かります。

また、ミシンを買いたいけれど、どれを買っていいかわからない。
そんな方はレンタルを利用して、一度使って試してみるのも手です。

さらに、ミシンを使って仕事をしている最中に、自宅の機械が壊れてしまった場合も、すぐに対応できるでしょう。
あるいは、ミシンの種類によっては、今回だけ使うので、購入を避けたいという場合でもレンタルを多いに活用できます。
料金は、そのレンタルミシン屋によって異なると思いますが、1日2,3千円といったところだと思います。

これらのレンタル料が高いか安いかは、その時の状況に応じて、あるいは、どれほど助かったかの状況に応じて、感じ方に違いかもしれません。
しかし、さまざまなケースに対応して、レンタルを大いに利用して、使いこなすという方法があるとことを念頭に置いておきましょう。
どう利用するかは、レンタルをされる本人しだいです。

 

ミシンの通販

ミシンを購入するために、通販を利用する人も結構いると思います。
実際、足で歩き回るよりは、一度にいろいろなサイトに行って、値段を比較したり、よりたくさんの商品をチェックすることができます。
しかし、一方では通販は「実際目で見てチェックできないので、通販はちょっと。。」と言う方が結構いるのも確かです。

ミシン関係のサイトをいくつかチェックすると、かなり詳しい情報を載せているところがあります。
例えば、どんな点に注意して選ぶとよいのか、詳しく説明が載っているサイトは、初心者にはとても参考になります。
また、サイトオーナーは、ミシンについてのかなりの知識を有している方が運営しているようです。

そういったサイトを参考にして、通販で選ばれるのもひとつの手でしょう。
さらに、通販で購入するにあたっては、破損した場合、修理について、また保証はどうなっているのか等の点もしっかりチェックしましょう。
つまり、普通に店で購入するように、必要な事項が揃っているのかどうかは重要なポイントとなります。

 

職業用のミシン

家庭で職業用のミシンを使用されてる人もいます。
職業用と言う名前がついていると、一般家庭向きではないと思えます。
実際はそういうわけでもありませんが、直線縫い機能だけになります。
しかし、スピードが1分間に1800回転で、手早く仕上がります。

かつては職業用は足踏みがついていましたが、最近ではフットコントローラーつきのポータブル型が主に占めています。
押さえ金の規格も一定ですので、他の工業用のアタッチメントを使う場合は、型が統一されているため、そのまま使えます。
機能としては、職業用はかなり単純といえるでしょう。

生産性をUPし、早い仕上がりで、長く使えます。
人の中には、職業用は一生ものだという人もいます。
しかしながら、家庭用ミシンのように、毎年新製品が発売になるものではありません。

同じタイプをずっと長く使うのが基本です。
また、故障をしても、部品は長くずっと使っている同じものに交換しますので、結局長く使えます。
かなり厚手でも、職業用ミシンはOKですので、かなりのパワーがあります。

 

ミシン油について

ミシンを使っているうちに、なんとなくスムーズに動かなくなってしまうことがあります。
それはボビンなどに、糸くずとかゴミがたまってしまい、そのまま放置しているからです。
またさらに潤滑油が切れていると言うことも理由で、動きが鈍くなっているのです。

こういった状態を放置していても、そのままミシンが劣化してゆくだけです。
最初にやることは、まずはホコリや糸くずを取り除いてください。
これらがあると、いくら油を注いでも動きは改善されません。

ホコリを取らずに油を注ぐと、ホコリに油が絡んで、さらにややっこやしくなってしまいます。
キレイになった後は、ミシン油を注ぎましょう。
ただし、ミシン油は、たくさん入れずに、一滴だけ注ぎます。

なんとたった1滴注ぎ込むだけで、動きがまるで変わってきます。
油を入れる箇所は、ボビンの内釜にとても小さな穴を見つけることができますが、そこに1滴注ぐだけです。
油を注ぐのは、月に1度を目安に行ってみましょう。
ミシンの使い心地がアップするだけではなく、出来るだけ長く、よい状態で使うにあたっても、必要となります。

 

コンピューターミシンとは

最近は、さまざまなものがコンピューター化されていますが、ミシンも例外ではなく、ミシンにさまざまな楽しい機能が内臓されています。
例えば、このコンピューターミシンで自分の好きな図案をコンピューターからダウンロードして、ミシンの中に組み込み、それを刺繍などを縫ってくれる機能がついています。
これがあると、自分の作った作品をそのまま刺繍にしてしまうことも簡単です。

あるいは、キルトを縫う人は、専用のアタッチメントによって、プロ並みに美しい縫い目のキルティングが出来上がります。
また、装備された液晶パネルで今作業ひとつひとつのやり方が丁寧に表示されますので、やり方に迷うことがありません。
ただし、コンピューターミシンは、楽しい分だけ値段もかなり高額で、30万円以上します。
しかし、高額でも、従来タイプのものよりも、もっと裁縫の世界を広げてくれ、また新しいやり方でも、コンピューターの指示に従って行えるので、結構簡単で使いやすいのです。

 

ミシンの釜について

ミシンには釜がついています。
釜には2つのタイプがあって、「垂直半回転釜」と「水平全回転釜」があります。
ミシンを購入するにあたって、この釜のタイプを覚えておくと、それもどの種類を購入するかを決定する大きなポイントとなるでしょう。

まず、「垂直半回転釜」ですが、縫っているとわかりますが、しっかり縫えます。
またこの釜自体が日本工業規格に一致していますので、壊れてしまっても、修理が比較的簡単にできます。
しかし、もしあなたが気に入っているミシンでも、「水平全回転釜」のタイプであれば、それぞれのメーカー独自のサイズになりますから、修理時に、そのメーカーの部品を購入しなければ修理ができません。
ただし、利点として、糸が絡みにくく、ボビンケースも必要ありません。

さらに、ミシンを使っている最中の、あの独特な音も、振動もそれほど大きくありませんので、赤ちゃんが寝ていても、それほど気にならずにできるかもしれません。
どちらのタイプにするのか、よく考えてから、ミシンを選ぶか、または購入前に一度運転させてもらい、使い心地を比較するのもいいでしょう。

 

自己流にミシンを学ぶ

ミシンを自己流で学ぶことができるのでしょうか?
それは、その人それぞれによることかもしれません。
探究心や好奇心が大成の人は、誰からも習うことなく、自分自身でその勘を働かせて習得してゆくことができるでしょう。

実際には、今の時代ではネットがかなり発達していますので、あらゆる情報が一度にいくつも入手が可能です。
しかも、それらは無料で手にいれることができます。
ミシンについて学ぶにあたって、言葉の情報をわかりづらければ、ご丁寧に動画でも確認することができるでしょう。

しかしながら、人それぞれの傾向がありますので、ミシンを誰かに直接習って、しっかり基礎を身に着けたいという人もいます。
その方法は、確かに手っ取り早く、一人で学ぶよりも、時間を要さずに、確実に、正確に学ぶことができます。
いずれにしても、自己流がよいのか、人に教えてもらうことがよいのかは、人の好き好きがありますので、どちらでも自分に合った学び方で習得するのがよいということになるでしょう。

 

ミシン初心者の失敗しない選び方とは

<h4>ミシン選びには作るものや使用頻度が重要</h4>
ミシン初心者がミシンを購入する際、どんなミシンを選べばよいか悩んでしまうものです。ミシンといっても機能や種類なども豊富で、価格帯にも幅があります。ミシン初心者にとって使いやすいミシンに出会えるよう、ミシンの選び方のポイントを押さえておきましょう。まずミシンを選ぶ際は、まずどんなものを作りたいか、どの位の頻度で使うかをイメージしてみましょう。作る物や使用頻度によって、ミシンのグレードや必要な機能も異なります。

家庭用ミシンが一般的ですが、糸の調子や縫い目などがコンピューターで制御されていて、ボタンを押せば色々な操作が可能なのがコンピューターミシンです。刺繍などを含め、色々な縫い方を試したい方におすすめです。縫い目の調整などを本体に備わっているダイヤルで調節し、針の動きが電子基盤で制御されているのが電子ミシンです。

また、以前からある電動ミシンは、足元にあるフットコントローラーで針の動かします。コンピューターなどの制御を受けず、直接電源からモーターに電気を送ることで動かすミシンです。一方で縫製工場などで使われている工業ミシンは、直線縫いがよりパワーアップしたタイプで、硬くて分厚い布でもしっかりキレイにしかも高速で直線縫いできて、長期間の使用でも耐えられる構造になっています。ただ、ジグザグ縫いなどのステッチはできないので、ロックミシンが必要となる場合もあります。

<h4>ミシンの価格にも注目</h4>
家庭用ミシンは、無難に大体のものなら縫えて、操作も比較的簡単な方がよい人に向いています。縫う素材も分厚いと言ってもキルティング位で趣味の範囲でミシンを楽しみたい、子供など家族のものを手作りしたいという方に適しています。一方で工業用ミシンは、将来的にはミシンで本格的に洋裁をしたい、大きな作品を作ってみたい方に向いています。更に、デニムや革などの厚手のものや、逆に薄いものなど様々な素材を扱いたい、ロックミシンを別に備えるだけのスぺースもあるという方に適しています。

次に価格帯ですが、家庭用ミシンだと1万円位からのものもあります。価格が高くなると、ミシンに使われているプラスティック素材の部分が少なく、ミシンの重量が重くなって安定してきます。更に、価格が高いミシンは内部も金属部品が多く、メンテナンスを行えば長く使えます。またモーターの力も大きくなるので、針の動きも安定して縫い目がズレたり、糸が絡まるなどのトラブルも少ないと言われています。更に、本体を覆うプラスティックが厚みを増すので、ミシンを動かすときの振動や音も小さくなるでしょう。

初心者だとあまり高価なミシンを買っても使いこなせない、とり敢えず布が縫えればよいと考えて1万円位の激安ミシンを購入する人も多いでしょう。ある程度のミシン経験者なら、激安ミシンで縫える布地を的確に選んだり、糸の微妙な調子もうまく調整しながら縫えるので使いこなせる人が多いようです。しかし、逆にミシン初心者がミシンの知識や技術が乏しいので、激安ミシンに合った布を選んだり、糸の調子を合わせるのも難しいでしょう。その結果、糸が絡まって上手く縫えなかったり、針が折れてしまうなどのトラブルが起こり、ミシンが早々に故障してしまう事にもなりかねません。思うように糸調整や布送りができずに、作業がなかなか進まないと自分の腕が悪いと思い込み、早い段階でミシンに見切りをつけてしまう事にもなりかねません。

やはり機能性のことを考えると、安いミシンを選びたいという方でもできれば5万円位のものを選ぶのがおすすめです。しかし、長く使えるかどうかわからないミシンに5万円も出せないという人もいるかもしれません。そうなると、やっぱり1万円位のミシンで様子を見たいという方も多いでしょう。ただ、安価なミシンは必ずしもダメというわけではありません。購入者のニーズにマッチしていれば、問題ないと言えます。安価なミシンは長期間使うわけではなく、短期間で簡単に縫えればよい、コンパクトで収納しやすいなどメリットもあります。一方で糸調節などがしづらい、縫う速度が遅い、耐久性には劣るなどの問題点も把握した上で選ぶようにしましょう。

<h4>初心者におすすめのミシン</h4>
ミシンといっても、色々な機種がありますが、中でも初心者におすすめなのが、ミシンメーカーとしても有名なブラザーのコンピューターミシン、LS700/LS701です。全自動なので初心者でも扱いやすく、操作をミスしてもエラーで教えてくれます。ボタンの穴かがりなども出来るのでとても便利です。

更に、家庭用ミシンメーカーの老舗、ジャノメのコンピューターミシン、JP710MSEも比較的厚めの布でもキレイに直線縫いができて、しかも操作しやすいと人気です。ステッチ模様の種類も多く、洋服づくりにも使えるので将来的に洋裁をやってみたい方にもおすすめです。ミシンを選ぶ時は、正規取扱店で故障の際は修理の手続きなどが明確であり、保証期間が長いお店を選ぶことは忘れないようにしましょう。

 

ミシンは何の為に使う?

経済の低迷により以前でしたら買い替えていたような服や、ちょっとサイズを変えて子供に着せたいと言う要望が増えてきました。
しかし最近家庭にミシンを置いている家が少なくなってきて、実際に洋裁をしようとなってもミシンを買う必要があります。

では実際に選ぶ際にはどんな点に気をつけてミシンを選ぶべきでしょうか?*一番のポイントは、何の為に使うのかと言う事を一番に考エた選び方を考えます。

実際にミシンを購入して、雑巾だけしか縫わないと言うのであれば正直買う必要があまり無いのかもしれません。

あまり高価でなく、使わなくなったときに押し入れにしまうのに邪魔にならない大きさ程度のものを選ぶのが良い選び方です。

では最も需要の多そうな趣味で洋裁をする程度の方はどうでしょう?

趣味の範囲ですが、見た目の多機能に惑わされず自分が必要な機能が充実しているものを選ぶのが肝心です。

特に糸調節を自動でとってくれるものなど、使い勝手の良いものだと使うのが嫌になる事も無く長く使う事が出来ます。

目先の多機能や値段でなく、使いやすさを重視した選び方を考えましょう。

 

普段使う機能のあるミシンを選びましょう

ミシンを選ぶ上で、シンプルなものを選ぶと言うのが選び方の鉄則ですが、ミシンが初心者の人でも必要な機能があると便利なものがあります。

絶対ではないものの、あると便利でとても重宝するのが糸通しの機能ですが、それに次いであると便利でよく使うのが縫い目の長さや幅を調節出来る機能です。*これは縫い方やジグザグ模様などが自動で設定出来たりジグザグなどの模様や幅が予め設定出来るので、自分で布を動かしたりする必要がなくとても便利です。

縫い目や長さを調節する方法もタッチパネルで手軽に調整できる液晶タッチ方式、スライドバーで調整するスライド方式、ぬい目の長さや幅を細かく設定できる数値方式などがあり、自分の用途や予算にあったミシンの選び方が出来ます。

実際に使う機能がついていると便利なものを選べば良いのですが、止め縫いや糸切りなど必ず行なうものが機能として組み込まれているのがありますので、自分の使い方にあった選び方が大切です。

 

初めてミシンを選ぶ

初めてミシンを購入する方は、「自分のああいうの、こういうのを作ってみたい」という夢を持つでしょう。
そこで、多くの初心者に注意することがまずひとつあります。
それは、初めてだからと言って、安くて、小型のミシンでよい、という人が多いこと。
しかし、それはそれほどよい考えではないかもしれません。

もし、安価で小型のミシンを買ったとしたら、その使い勝手の悪さで、何度か使った後に、もう裁縫をやめたくなってしまうでしょう。
ミシンを購入する際のポイントは、高性能で、便利で簡単なもの、そしてフルサイズのものがベストです。
だいたい5万円くらいから、満足のいく商品が購入できるでしょう。

こう言った点を考慮しながら購入してみると、よいミシンは、使いやすいため、何度でも裁縫をしたくなります。
そうすれば、腕もあがるし、どんなものを作っても、それなりの出来具合で楽しめるのです。
その反対に、間違ったミシンを購入すると、使いにくいばかりでなく、結局裁縫自体への情熱も失せ、使わなくなることになりかねません。
結果的に、コストパフォーマンス的に、ある程度の金額を出して、高機能で使いやすいものを購入されるのがベストなのです。

 

ミシンのタイプ

ミシンとひと口言っても、大きく分けて3つのタイプがあります。
まず、手元スイッチ式のものですが、読んで字のごとく、手元のスイッチでミシンをコントロールするものです。
しかし、これには難点があって、縫っている最中は、生地を両手で押さえているのですが、縫い始める時と、縫い終わる時には片手を離さなければ操作ができません。
フットコントローラー式のものは、足でコントローラーを操作できますので、縫い始めてから、最後まで両手を生地から離さないで、しっかり縫うことができます。
そして、これらの機能が両方備わったタイプ、つまり2ウェイのものもあります。

このタイプのどれが初心者にとってよいのかといえば、やはりフットコントローラーがついているのがよいと思います。
手元操作のタイプは、操作のために、生地から片手を離した瞬間に、うまくコントロールができなくて、せっかく縫っていた直線が曲がって縫ってしまったりすることが起こる可能性もあるからです。
手元操作のタイプのミシンは、あまりスピードを出さずにゆっくりと縫ってゆくようにすれば、うまく縫えますが、なれるまで時間がかかります。

 

ミシン初心者が最低限に必要な機能は?

初心者がミシンを購入する際に、迷うのが最低限必要な機能です。
単にミシンを使うと言っても、最初からどんなものをどの機能を使って作るのか、あまりピンとこないのが正直なところでしょう。
まず、一般的によく使う機能は、やはり直線縫いです。

直線縫いは、あらゆるものに利用します。
そして、ジグザグやボタン穴やかがりなど、これらはどんな安価なミシンにもついている機能といえるでしょう。
また、通常は、どんなに安いミシンであっても、最低10種類くらいのパターンが内臓されています。

ですから、初心者が最低限必要な機能はそれほど心配することはありません。
しかし、ひとつ注意したい機能があります。
それは、購入するミシンが自動糸調子タイプかどうかと言うことです。

家庭用のほとんどがこのタイプですが、もしこの機能がついていないと、厚い生地を縫う際に、上糸調節が必要になることもあります。
こういった調節を行うのは、経験がある程度ないとうまく行きません。
自動であれば、こういった心配がなく、厚さを心配せずに縫うことができます。

 

ミシン糸と針の選び方

ミシンを使うにあたって、ミシン針は必須です。
ミシン針と糸の選び方で簡単に覚えておくことは、厚い布に使う針と糸は、その厚さに耐える針と糸を使用することです。
文字どおり、厚い布に太めの、薄い生地には細めの針と糸を使います。

糸と針がうまく適合していないと、ミシンを使っているうちに、糸がとんだり、絡まったりしますので、やはりそれぞれ正しい針と糸を使用することが大切です。
ミシンの針と糸には番号が打たれています。
例えば、ジョーゼットやオーガンジーのような薄い生地であれば、糸は綿では80から100番、絹では60-80番、化繊糸なら80-100番、そして、針は9-11番を。

またリンネル、サテン、ギンガム、ピケ等は、綿の糸は50-80番、絹50番、化繊糸50-60番、針は16番を。
そして、厚手の生地、例えば、ツイード、デニム、キルティング、コーデュロイ、ギャバジン等は、綿の糸40-50番、絹50番、化繊糸50-60番。
さらに、伸縮性の布なら、絹糸60番、化繊糸50-60番、ニット用糸で、針は11-14番またはニット用の針を使うことをおすすめします。

 

ミシンを中古で買う

アメリカでは、中古の売買はかなり盛んに行われていますが、日本では、リサイクル屋さんがあっても、それほどは普及していません。
しかし、中古の商品でも探してみると、意外にお買い得品が揃っていたりします。

もちろん、中古品ですから、あたりハズレがあるかもしれませんが、それでも保証のついているお店もありますので、探してみましょう。
フルサイズのミシンがかなり安価で買い求めできます。
ミシンの中古を購入するなら、ミシン専門で扱っているお店での購入が望ましいでしょう。

しっかりした保証がついていたり、ミシンが壊れたり、やり方がちょっとわからなくなっても、気軽に尋ねることができるからです。
こういった専門店は電話帳ではなく、ネットからのほうが探しやすいかもしれません。
しかし、ネットからでも、まったく他人から出品されたオークションものの商品は、注意したほうがよいと思います。
おそらく、ミシン専門店の中古品よりもっと安価かもしれませんが、その分なんの保証もありませんので、壊れてしまったら、高いお金を払って、修理することになります。

 

ミシン台について

ミシンの作業に、食卓テーブルで使用する人はたくさんいます。
食卓テーブルでも作業は出来ますが、使う時にいちいち出してくるのも結構大変です。
ミシン台があって、いつでも同じ場所に設置をしていると、使いたい時にそこに座って作業ができます。

実際そのほうがずっと気軽に使うことができ、裁縫好きは、とても楽しい毎日を過ごすかもしれません。
台もいろいろなタイプがあり、大きさもさまざまですが、裁断したり、アイロンかけができたりと、ミシンのスペースとして快適に使えます。
ミシンが趣味の人、あるいは内職したり、本格的に仕事をしている人は、ミシン台は必須でしょう。

台を選ぶ時は、例えば座った時の高さ、作業代の奥行き等、自分で作業をしていて、どのくらいのスペースが必要か、あるいはどのくらいあったら、快く仕事ができるのか等を検討します。
また、周りの家具とマッチングした色あいや形も重要でしょう。
実際目で見て買うのが一番いいと思いますが、購入前にネットである程度のタイプを調べておくと、そのタイプに従って探すこともできます。

 

ミシンをどこで購入するか?

ミシンをどこで購入したらよいかという質問をよく見かけます。
実際は、さまざまなところで購入が出来ますので、どこが一番負担にならずに購入できるかということだけだと思います。

ミシンが購入できるところは、ネットショップ以外では、例えばイトーヨーカードーなどの大手スーパーとか、電気関係のお店、ビックカメラとかヨドバシカメラ等。
また、専門店が近くにあるのでしたら、もちろん、そこでもいいでしょう。
しかしながら、いくつかの場所では、対面販売があって、そこにいる販売員と直接相談しながら購入を決意しなければならないところもあります。

そういったところが苦手な人もいて、最初広告で安い商品を見せておいて、実際にそこに行くと、高くて、もっとすばらしい機能がいくつも装備された商品を見せて、そちらのほうを買うように持っていかれ、まんまと高額商品を買わされてしまったというケースも少なくないようです。
それよりも、最初から、自分なりに検索して、リサーチした結果で、商品を決めておいて、それを目指して購入するといった方法が買い安いかもれません。
自分でも、ミシン購入前にいろいろとチェックすることをお勧めします。

 

ミシンをどこで購入するか?

ミシンを初めて購入しようと思っている人は、最初にどんなところで買うのがよいか決めかねている人もいると思います。
実際は、どこでもメリット、デメリットは存在しますので、逆に、それらを踏まえて、自分に一番合うところを見つけるのが得策ではないでしょうか。  
例えば、大手家電量販店は、さまざまな商品を置いていますが、特化した専門の知識を持つ人がほとんどいないということがデメリットでしょう。
しかし、しつこいセールスもなく、買いやすいのはメリットだと思います。

いろいろな専門的なことを聞きたいのであれば、やはり専門店に行くべきですが、そこでのセールスで最初の予算よりもっと高額なミシンを買わされてしまったという話しもよく聞きますので、やはりそのへんをうまくかわせるコツが必要かもしれません。
しかしながら、専門店ですと、故障した時も、当然知識が違いますから、安心して修理に出せるのと、修理代も安いところが多いようです。
ネットでの通信販売は、通常よりも格安ですが、ミシンのアフターサービスが心配です。
また、悪質なところもありますので、しっかりと見極めてから、購入を決意することが大切です。

 

ハンドミシンについて

日常でちょっとしたものを手軽にミシンで縫えたらと思い、ハンドミシンを買う人がいます。
確かに見た目もお手軽で、あまりめんどうくさくならずに、すぐに出せて使えそうですね。
例えば、フルサイズのミシンなら、本当にちょっとしたほつれとか、すそ上げとかに、いちいち置き場所から出して、セットアップするのがちょっと億劫という感じで購入される人が多いのだと思います。

ところがハンドミシンのさまざまな口コミを見ると、普通のミシンのように縫うことができないようです。
何となく、ホッチキスのような方法で簡単に縫えてしまうものをイメージしてしまいそうですが、実は自動送り機能がないことで、縫い目がバラバラになります。

手軽にできるのではないかと、よく買ってしまうようですが、意外にも手で縫ったほうが早かったりします。
どちらかと言えば、使いこなすのがそれほど簡単ではないということです。
それよりも、普通の家庭用タイプ等を購入するか、あとは手縫いで済ませてしまうのがいいかもしれません。
他の人の評判もとりあえず参考にしながら、よく考えて購入を決めてください。

 

ミシンのオークション

新品のミシンは、いいものを手に入れようと思うと、結構値段が高く、よくよく考えて購入しなければならない場合があります。
しかし、オークションを利用すれば、意外と掘り出しものがあったりするようですが、果たして、オークションで本当によいミシンに出会えるのか、考えてみましょう。
そもそもオークションは、いままで使っていたものを手放し、他の人に買ってもらうものですが、ちょっと考えてみると、なぜ手放したのか、気になりますよね。
実際は、それほどによいミシンであれば、本人は手放すことなどしないはずです。

もし、いままで使っていたけれど、もっと性能がたくさんついたコンピューターミシンに買い換えたい等の理由で手放すのであれば、理由から判断すると、まあそこそこのものが手に入るのかもしれません。
しかしいずれにしても、オークションに出す側は、なんとしても売ってお金にしたいわけですので、それほど悪いことをコメントするとは思えませんので、そこは買う側の判断や勘によって購入を決意しなければならないと言うことになるでしょう。

せっかく手に入れても、修理代がかかってしまうのでは、何のトクにもなりません。

 

ジャノメかシンガーかどちらのミシンを選ぶべき?

有名ミシンメーカーのジャノメとシンガーだったらどちらのミシンを選ぶべきでしょうか。
ジャノメと言えば国内市場ナンバーワンのシェアを誇るミシンメーカーです。
幅広い機種を出していますが、バランスの良さが特徴ですね。

何を隠そう国内初のミシンを製造したのがジャノメ。
昔から我が家ではジャノメミシンを使っているという世帯も多いですね。
古くから使われている分、ジャノメミシンしか使わないという人がいます。

シンガーもミシンメーカーとしては老舗です。
多機能性が人気で様々なミシンを発売しており勢いがありますね。
日本の会社がライセンス契約をしていることでも有名。

どちらのメーカーのミシンを選べばいいかですが、まずはご自分でミシンで何をしたいかを決めることが大切です。
まずは刺繍がしたいのか、それとも実用的に直線ができる方がいいのか。
この辺りの判断で、どちらを選ぶべきかが変わってきます。

通常使いの良いミシンを選ぶならシンガーがいいでしょう。
多機能ミシンが多いので失敗する可能性が低いのが特徴です。
モナミヌウシリーズは初心者にも使いやすいと好評です。

一方、刺繍用ならジューキがいいですね。
ジューキのジュプレなどは人気があります。
また刺繍用なら他にもブラザー製もおすすめです。
ブラザーは刺繍ミシンラインナップが多いのでお気に入りが見つけられます。

 

ミシンの糸通しは誰がやる?

ミシンには現在様々な機能が付帯されているものがあり、初心者でもプロ顔負けの洋裁が出来るとうたっている広告もあります。

しかし選び方を間違えると、高価なおもちゃになる危険性も兼ねているのでミシンを選ぶ際には充分気をつけなければならないのが、正しい選び方です。

ミシンの選び方で重要なのは、実は機能がシンプルで、いつも使う機能が充実している点があげられます。*例えば高度な刺繍機能がついていても、実際に使いこなしている人はごくわずかですが、糸通し機能のようにいつも使う機能は必需ですしいくつもの機能があっても困りません。

針に糸を通すのは特に初心者の場合複雑で面倒な作業ですが、オートマティック糸通しなら面倒無く誰でも針穴に糸を通す事が出来ますし、クイック上糸通しやスーパー糸通しの様な機能なら、面倒な上糸を自動で通してくれるのでとても便利な機能ですし、初心者の人には特に必須の機能です。

このように選び方に気を付け、より裁縫が楽しくなる様なミシンを選びましょう。

 

初心者におすすめのミシンの使い方

自己流で使っている人も多いかと思いますが、初心者でミシンを使ってみようと思ったら、正しい使い方を学んでみましょう。
初めて使う人は難しそうに感じるかもしれませんが、基本を押さえたら意外と簡単です。
まずは、直線縫いをまっすぐに縫うことができるように練習してみましょう。

初心者には、ミシンは直線縫いとジグザグ縫い、ボタンホールが縫うことができる機能があれば充分です。
また、最近では、ボタンが手元にあってそれを操作して縫うと言うことが多いですが、できれば、フットコントローラーがあるものが初心者にはオススメです。

足で操作できれば、両手が使えるので便利です。
フットコントローラーは、オプションで付けれる場合もあります。
使い方をマスターするまでには、縫う箇所にマチ針で押さえたり、チャコペンシルなどで印をつけていてもいいかもしれません。
また、ミシンで縫う場所をアイロンをかけておくと縫いやすいです。
使い方を学び、ゆっくりと自分のペースで縫う練習をしてみましょう。
初めての場合、急いで縫おうとしなくて大丈夫です。

 

ミシンで最初に作りたいもの

ミシンを初めて使うとしたら、皆どんなものを最初に縫っているのでしょう。
初めてでも、いろいろな作品が結構できるものです。
なにしろ、手縫いをするところをミシンがやってくれるのですから、かなり時間も短縮されるはずです。
多くの人が最初にチャレンジするのは、ぞうきん、トートバッグ、ペットボトルケース、お弁当ケースあたりがよいのではないでしょうか?

まずは、なんと言ってもミシンで直線縫いをしっかりこなせるようになることです。
直線縫いは、かなり簡単に聞こえますが、布の上にチャコペーパーで線をあらかじめ引いて、ミシンかけしてみると、意外にも線からずれてしまったりして、集中していないとうまくいかないことがあります。

練習用の布がいくつかあれば、前もって、ある程度練習しておくといいですね。
練習の場合は、どんなボロ切れでも、どんな色の糸でも構いません。
いずれにしても、とても楽しいひとときとなりますので、まずは挑戦してみてはいかがでしょうか?

 

ミシンを始めるにあたって必要なもの

いざミシンを購入しても、それ以外に、いくつか必要な用具があります。
それらは、ボビン、ミシン糸、針です。
縫う生地が決まったら、生地の厚さに合わせて針と糸をそろえなくてはなりません。

生地にあった針と糸を使うことがとても重要で、もし合っていない糸と針を使ってしまうと、ミシンが故障したり、詰まったり、うまく縫えなかったりします。
また、縫っているうちに、針が折れてしまうこともあるのも、注意したい点です。
これらが決まったら、針をつけて、上糸を規定の順番に沿って、かけてゆきます。

上糸も正しい順序でかけていかないと、正しく縫うことができません。
取り扱い説明書をよく読んでその順番を覚えましょう。
ほとんどのミシンの上糸のかけ方は、同じようですので、一度覚えてしまうと、他の機種を使っても、だいたい勘でわかるようになります。

そして、ボビンケースからボビンを出して、下糸を準備します。
こちらも、正しくセットできるようにしましょう。
通常は、ボビンをケースにいれるタイプですが、最近は水平釜タイプでケースが使用されていないものもあります。

 

ミシンで刺繍

ミシンで刺繍を楽しむ人もいます。
例えば、最初から刺繍を前提に洋服を選んできて、自分で刺繍を施す人もいるでしょう。
小さな子供がいらっしゃるなら、何かのキャラクターをかばんとか、洋服のワンポイントに刺繍をしてあげるのもいいかもしれません。

いずれにしても、手縫いで時間をかなりかけて刺繍するよりも、時間が省け、もっとキレイに仕上がるでしょう。
ただし、その際に選ぶミシンの、刺繍についての評判をチェックしてから購入したほうがいいと思います。
ものによっては、刺繍の機能の糸替えが結構めんどくさかったりします。
そうすると、刺繍が好きでも、そのめんどくささに負けて、結局後でまったくミシンを使わなくなってしまったという話しもよく聞きます。

刺繍は楽しい機能ですが、せっかく始めたのでしたら、やはりしばらく続けたいものです。
やりたい時に簡単に出して、気軽に始めるミシンを選ぶのがいいでしょう。
まずは、ネット等でいくつかのミシンのリサーチから始めましょう。

 

ミシンの刺繍機能

ミシンで刺繍することは、ちょっとリズムに乗ると結構楽しいものです。
ミシンの刺繍機能は、すでに出来上がった型が内蔵されていて、同じ刺繍しかできません。
もし、他のパターンで何かほしい場合は、1万円くらいのカードを買わなければなりません。

しかし最近は、自分の好きな、あるいは自分で描いたイラストや写真を刺繍する機能をセットできるミシンもあります。
いわゆるコンピューター化された商品になりますが、刺繍機能のほかに、刺繍作成ソフトを取り付けて使います。

刺繍作成ソフトは、自分でイラストをパソコン上で作成して、その保存されたデーターの入ったカードをミシンに差し込むことで機能します。
パソコンでイラストを作成して、それをミシンにインプットして刺繍をしていくのですが、もっとクリエイティビティが広がりますね。
これなら、自分の好きなものをいれて刺繍することができるので、創作するのものに飽きが来ないで続けられそうです。

 

ミシンのメンテナンス

ミシンを使っていると、時々糸が切れやすくなったり、絡まったりしやすくなってきます。
そこで、ミシンのメンテナンスを定期的に怠らずに行うことで、長持ちして、よい状態で長く使うことができます。
メンテナンスの方法ですが、よくホコリが溜まりやすいのが、ボビンの部分と針板のところです。

これらの部分は、ミシンに付属しているブラシを使って、大抵取り除くことができます。
また、パソコンで使用しているエアダスターを使って、一気にホコリを吹き飛ばしても大丈夫です。
さらに、キレイにホコリを取り出した後は、ボビンの内釜と外釜の間に油を差すとよいでしょう。

ただし、1滴で十分潤滑油となりますので、あまり入れすぎないように注意してください。
入れすぎると、縫っている布や糸についてしまいます。
また、油を入れた後はいらない布でどんな感じに縫えるかテストしてみるといいでしょう。
ところで、こういったメンテナンスは家庭で時間のある時にできますので、ゴミを取り除くのは、月1回、そして、油を注ぐのは、毎回使用する際に行うことを目安としてミシンのメンテナンスを行うことをお勧めします。

 

洋服を作るミシン

ミシンを持ったからには、自分の洋服をミシンを使って作ってみたい!と思っている人は結構いるのではないでしょうか。
初めてミシンで挑戦する洋服といえば、どんなものがあるでしょうか?
始めてからそれほど時間がたっていないので、自分には無理と諦めたりしている人がいたら、その考えはすぐに間違っていると気づくでしょう。

と言うのは、意外にも初心者でもミシンで簡単に縫える洋服はいろいろあるのです。
例えば、スカートはかなり簡単にできるものがたくさんあります。
その場合、型紙を手に入れたほうがいいでしょう。

型紙はネットで販売されていたり、手作りの雑誌に付録でついていたり、手芸屋さんにもいくつか置いてあります。
袖のない、夏のワンピースも、型紙があれば、結構簡単に作れてしまいます。
生地屋さんに行くと、いろいろなかわいい生地が売っていますから、気に入ったものを選んで、自分の洋服を作ってみましょう。
自分で作れるようになると、布屋さんをぶらぶらと歩き回るのも、なかなか楽しいものです。

 

初めてのミシンで雑巾を作る

ミシンを初めて買って、いざ何か作ってみようと思っている人は、何から作っていいのか、ちょっと悩みますよね。
そこで、手っ取り早く「雑巾」などはいかがでしょうか?
雑巾なら、その辺にある古くなったタオルを適当な大きさに切って、あまり考えることもなく出来てしまいます。

お勧めする布は、薄めの手ぬぐいがいいのでしょう。
薄めのタオルを用意して、二つに折ります。
そして、その折り目に沿って、はさみをいれて二つに切ります。

切った側を1cmくらいに中に折りたたんで、二つの布を組み合わせます。
そうすることで、切り口の部分もほつれることなく、きれいに仕上がります。
そして、縁に沿って、1cmくらいあけた位置にミシンを入れてゆきます。
四方が終わったら、今度は布を固定するために、それぞれの4つの角から対角線上にある角までミシンを入れます。

つまり、ちょうど見た目はクロスしている感じになります。
ミシン目がちょっと曲がっても、あまり気にすることはありません。
たがが雑巾ですから、ただ縫う練習と出来上がった作品を楽しんでください。

 

ミシンでコスプレを制作する

人知れず、内緒でコスプレを楽しんでいる人がいますが、コスプレは買ってそろえようとすると、かなりの値段がかかいます。
また、買い揃えようと思っても、歩いていて、なかなか自分にピンと来るものが見つからないということもあるでしょう。
テレビや雑誌で、これだと思うキャラクターを見てすぐに、そのコスプレを探したいけれど、すぐには見つかりません。
そこで、コスプレをミシンで作る人も結構多いようです。

かなり凝った刺繍とか、皮など使ったりしますから、コンピューターミシンのほうがいいのではないかと考えるコスプレイヤーがいますが、壊れやすいので、基本の機能のついた普通のミシンのほうがお勧めです。

コスプレには工業用のミシンが適していると思われます。
と言うのは、家庭用ですと、厚い生地はかなり縫いづらかったり、縫っていて、つまったりします。
ただし、工業用はジグザグやボタンホールが出来ないので、その点が難点かもしれませんが、皮や厚手の衣装を縫うなら、やはり工業用が適しています。
しかしながら、家庭用ミシンでも、いくつかは厚手のものでも十分縫えるミシンもありますので、検索して、一番合っているものを探してください。

 

皮をミシンで縫う

皮は厚みがありますので、ミシンで縫うとなると、家庭で縫えるのかどうか心配ですよね。
通常は、皮を使って縫う時は、プロの場合は工業用のミシンを使って皮を縫います。
皮は厚いだけでなく、硬さもありますので、やはり特殊な機械でないと対応ができません。

ただし、家庭用のミシンでも縫える皮はあります。
薄めの皮であれば、布のように縫うことは可能です。
その場合は、上送り機能付き抑えなどを購入しないと、皮がすべりやすいのでうまく縫えません。
また、針も皮専用の針がありますので、それを入手することです。

また、糸も工業用のナイロン製のものをご使用ください。
そして、縫うときはいきなり本番でやらずに、最初は糸調子を合わせながら、試し縫いをして、調整してゆくようにしましょう。
ただし、趣味でレザークラフトを行っている人は、手縫いをしているようです。
自分の持っているミシンが、皮に耐えられないと感じるのでしたら、手縫いがお勧めです。

 

ミシンでティッシュ入れを作る

自分で作ったものを日常使うのって、なんだかうれしい気分ですよね。
しかし、ミシンは初心者なので、何か作れるか心配と考える人は、ポケットティッシュペーパー入れにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
ポケットティッシュペーパー入れなら、それほど布を使わずに作品を作ることができて、それほど時間もかかりません。

まず、自分流にデザインを作らない場合は、ネットから、好きな型紙を探してみましょう。
ポケットティッシュペーパー入れの型紙は、かなりシンプルですので、それに自分の好きな布でミシン掛けします。
まず、生地を型紙どおりに2枚同じものを裁断したら(14.5cmX30cmで、別々の生地のほうが表裏でかわいらしい)、横からみると、8の字に見えるように二つの生地を折りたたみます。

そして、それぞれの布の縫い目が向かいあうように置き、アイロンで形を整えてください。
両端(短いほうの辺)を縫い代5ミリくらいあけてミシンで縫います。
ただし、片辺のほう半分は、返し口にします。
この返し口を使って、丁寧に表にひっくり返してください。
そして、返し口をミシンではなく、手縫いで仕上げて出来上がりです。

 

かわいい子供服をミシンで縫う

子供さんがいらっしゃる家庭でミシンを購入したら、やはり考えるのが子供服を作ることでしょうか?
しかし、子供にかわいい洋服を作ってあげることが簡単にできるのかちょっと心配な人もいるでしょう。
実は、それほどむずかしいわけではありません。

特に、夏服なら、結構気軽に、簡単に作ることが可能です。
まず、型紙を手に入れましょう。
型紙とおりに裁断して、そのままミシンで縫ってゆきますが、それほど凝ったものでなければ、意外と簡単にできあがります。

その前に生地を選んだり、デザインを探したりするのが、結構楽しみになります。
型紙は、生地屋さんにも置いてあると思いますが、その他、ネットでも、無料の型紙をダウンロードすることができるサイトもあります。
また、シンプルなデザインを見つけて、そのデザインに自分なりに、ワンポイントでかわいらしいボタンをつけたり、リボンやフリルをあしらったりするのもいいと思います。
あまり心配せずに、まずはスカートなど、簡単なデザインからミシンで作ってみてはいかがでしょうか?

 

あまり布をミシンで大いに活用

ミシンを持っていると、無駄なものも、別のものに変身させてしまいます。
洋裁をやっていて、無駄だと思うものでは、あまり布があるかもしれません。
あまり布は結構溜まってしまうけれど、なんどなくもったいなくて捨てられずにいます。

そういったことで、結構あまり布が溜まって、逆に置き場所に困るなんてこともあります。
そこで、ミシンが大活躍します。
あまり布で作れるものがかなり多くあります。

例えば、ハンカチ、ティッシュペーパー入れ、お弁当入れ、お化粧入れ、コースター、巾着、小さなバッグ、つぎはぎでパッチワークのようにしても、何か出来上がるし、さらに、今流行りの草履を、あまり布をつなぎ合わせて作ってもいいでしょう。
ですから、あまり布は捨てずに、ミシンを大いに活用して、さまざまな日用品を作ってみましょう。
少しずつ作っていて、たくさん溜まったら、友達にプレゼントができたり、そのうちビジネスにもできる日がくるかもしれません。

 

犬の洋服をミシンで

時々、犬に洋服を着せている人を見かけます。
着せられている犬も、それなりにキマっていて、なかなかかわいいと思います。
しかし、そういった犬の洋服を売っているお店で、値段をチェックしてみてびっくりします。

人間並みの値段で、いくつも犬のために洋服を買っている余裕がないような気がします。
そこで、ミシンを持っている人は、さっそく犬の洋服にもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
ミシンでの作り方の本を購入してみるのもいいし、また通販などで、犬の洋服の型紙を入手するのもいいと思います。

また、犬の洋服を作るクラスもあるようですので、ネットなどから、検索されるのもいいでしょう。
しかし、ミシンですでに子供の洋服等、作ったことがあるのでしたら、型紙からおこして、いくつか作るのは簡単です。
ミシン縫いは、仕上げで使いますが、手縫いで仮縫いをして、合わせながら、作ってあげると自分の犬にぴったりしたものができるでしょう。

 

ミシンですそ上げ

買ったばかりのズボン等は、すそ上げが必要になることがあります。
もしすそ上げを自分でできるようになれば、お直し代もいらなくなりますから、何とかマスターしたいスキルですね。
すそ上げは、ミシンでも手縫いでもどちらでも出来ます。

ただし、ズボンがストレートのすそであれば、お直しは簡単に仕上がりますが、すそ幅が下にゆくほど狭かったり、太かったりする場合は、ちょっとしたコツが必要です。
こちらでは、まっすぐなタイプのズボンのすそ上げを説明します。
ズボンの長さは、他に持っているズボンの長さを参考にすると、うまくいくでしょう。

まず、先にマチ針をすそにつけて、靴を履いて、ベルトをしめてから、長さを確かめてみましょう。
次にすそを3つ折りにして、アイロンをかけます。
そして、ミシンをかけて縫ってゆきます。
ミシンをかけている時、通常すそは厚めになりますので、あまりスピードを出さずに、ゆっくりとかけてゆくとうまくいきます。

 

ジューキミシンの創立と時代背景

ジューキミシンは東京の機械業社が出資して「東京重機製造工業組合」として1938年に発足し、1988年に現在の社名「JUKI株式会社」になりました。
工業用・家庭用ミシン、産業機器、電子・精密機器等の製造販売が主な事業内容です。

ジューキミシンが歩みを始めたのはどんな時代だったのでしょうか。
1938年は日本がハワイ真珠湾の米軍基地の奇襲攻撃に始まった太平洋戦争開始の3年前です。

国内的には軍部の力が強くなり戦争遂行のためのいろんな理不尽な政策が発令されました。
その1つが国民総動員法です。
戦争に必要なヒト・モノ・カネを国が思うように動かせるようになり、人々の生活にいろんな制限が出始めました。
この後の徴兵令、言論統制などさらに国民を苦しめる先駆けとなる法律です。

国際的にはヒトラーが治めるドイツがオーストリアに攻め入り併合してしまいました。

ジューキミシンは日本が世界を相手に戦争へと突き進む重苦しい時代に船出をしたのです。

 

ジューキミシンと工業用ミシン

ミシンの種類は大きく家庭用ミシン、職業用ミシン、工業用ミシンと3つに分かれますが、ジューキミシンはこのうちの工業用ミシンの分野で世界シェア第1位を誇っています。

ジューキミシンが得意とする工業用ミシンというのは、主に洋服などのアパレル製品の他、カバンや靴、車のシートやソファなどの縫製をします。
工業用ミシンは直線専用ミシン、ジグザグ専用ミシン、ボタン付け専用ミシンなどそれぞれの用途によって分かれています。
シャツを1枚作るにも、それぞれのパーツで縫い方が違うため10種類ほどの違うミシンを使用します。
また、縫製工場での量産を目的としているのでスピードと耐久性に優れています。
最近では、技術の発達によりロボット化が進み複雑な作業もこなせるような機種も開発されています。

ジューキミシンの工業用ミシンは世界170カ国で販売されており、世界中の縫製工場を支えています。
あなたが着ている服もジューキミシンで作られているかもしませんね。

 

ジューキミシンの名前の由来

ジューキミシンの社名である「JUKI株式会社」の「JUKI」はどこから来たのでしょう。

ジューキミシンの最初の社名は「東京重機製造工業組合」といい、この中の重機を採って英語表記で「JUKI」としたのが由来です。
しかし、この「東京重機製造工業組合」という社名は堅苦しい感じがしますが、1938年の会社設立当時は日本が戦争のための準備をしている時期で、ジューキミシンは元々、九九式短小銃などの武器製造のために設立されたためです。
ミシン製造に方向転換したのは戦後のことでした。

現在でも活動をするメーカーで武器を製造していた会社は幾つもあります。
有名な日本の戦闘機の零戦(ゼロセン)は三菱重工によって製造されていましたし、オートバイで有名な「KAWASAKI」も元は戦闘機を製造していました。
他にも自動車ブランドのスバルを有する富士重工なども戦前は武器製造をしていました。

このように日本のメジャーの会社のほとんどが武器製造に関わっていましたが、この武器製造は国策でもあったため従わざるを得なかったことは想像に難くありません。

 

ジューキミシン創業者とアメリカ

ジューキミシンの創業者の山岡憲一は1899年(明治23年)に広島で生まれ、1914年15歳の若さでアメリカに渡り5年後にパサディナのガーフィールドサブリメンタリースクールを卒業しました。
1938年の会社立ち上げから1976年の会長に退くまで時代の荒波を乗切りジューキミシンの舵取りを行ってきました。

山岡少年が渡った1914年はヨーロッパで第一次世界大戦が勃発した年ですが、その頃のアメリカとはどんな時代だったのでしょう。

1900年初頭のアメリカは産業的に最も成長した時代です。
不安定なヨーロッパから新たな可能性を求めてドイツ、アイルランド、イタリアなどから多くの移民がアメリカに流れ込みました。
これら大量の労働力と国内の工業化の相乗効果で大きく国力が飛躍した一方、アジア人はヨーロッパからの移民とは異なり排斥される傾向にあり、遂には排日運動が起こった時代でした。

15歳という多感な時期にアメリカでの厳しい経験。
この経験こそ後のジューキミシン飛躍の原動力となったのではないでしょうか。

 

ジューキミシンの本社ビルの引っ越し

4月は入社・入学シーズンで移動の多い時期ですよね。
個人ならまだしも家族の引っ越しだと物量も増えて大変な作業です。
それが企業の場合はどうなるのでしょうか?

ジューキミシンの引っ越しは国内最大級の引っ越しでした。
ジューキミシンの本社は東京調布市にありますが、本社ビルをそのまま105メートル移動させたのです。
本社ビルの重さは18,000トン、延床面積約8,400m2の大きなビルです。
ホストコンピューターを稼働させたまま本社ビルをまるごと移動させたのです。
この工法は浮揚移転工法=曳家と呼ばれ、建物を直接移動させる引越し方法です。

この曳家、古くはピラミッドやストーンヘンジ、万里の長城の巨石を移動させる方法にルーツがあると言われています。
日本でも有名なところでは、赤坂プリンスホテルや東京中央郵便局などこの曳家方式で移動させています。

ジューキミシン本社ビルの引っ越し期間は1年で、その1年で105メートルを動かすので実際には動いているのは実感しにくいでしょうね。

 

ジューキミシンのスピンオフ

ジューキミシンの主力商品は工業用ミシンですが、この長年培った技術を応用してチップマウンターと呼ばれる産業用ロボットも有名です。

あまり馴染みのない言葉ですが、チップマウンターとは、スマートフォンや電化製品の頭脳の役割をしている回路を作る機械です。
累計販売台数が13000台を突破するなどジューキミシンのヒット商品の1つです。
他にもこれらの技術を応用していろいろな電子機器を製造していますが、面白いところでは居眠り運転警告装置「スリープバスター」という装置も開発して発売しています。

こういった一つの物から別の新しい物が生まれることを最近では「スピンオフ」という言葉で表現します。
日本ではよく映画やドラマの作品で聞くのではないでしょうか。
特にヒットしたものにはスピンオフの作品が多いですね。
脇役を主人公にして別の物語を創ったり、本編の前後のストーリーを展開させたりと、製作者側もヒットした実績があるので新規作品よりも売上が見込みやすいというメリットもあるようです。

ジューキミシンのチップマウンターもミシン製造技術のスピンオフということですね。

 

ジューキミシンとインド戦略

ジューキミシンも他のメーカーと同様に海外に生産拠点や販売拠点をもっており、特に2006年にインドで総合展示会を開くなどインドマーケットに力を入れています。
徹底した販売サポートサービスで顧客のニーズに応える戦略で2009年にはジューキミシンのシェアが25%に拡大するという成果も出しているようです。

インドといえばブラジル、ロシア、インド、チャイナのBRICsの1角で投資家や企業家などから大きな注目を集めました。
そのインド開発の中心になった街がムンバイです。
ムンバイでピンと来ない方には「ボンベイ」と言った方が分かりやすいのではないでしょうか。
これは1995年に英語での名称を現地のマラーティー語の名称に変更したためです。
ムンバイは他にも映画やテレビなどメディア産業の拠点ともなっており、旧名のボンベイとハリウッドにちなんで「ボリウッド」と呼び、最近ではインド映画のことを「ボリウッド作品」と呼ぶこともあります。

インドの民族衣装サリーの25%がジューキミシンによるものと考えると、日本の凄さを改めて思います。

 

ジューキミシンとアパレルメーカー

ジューキミシンは工業用ミシンのトップメーカーとして世界シェアの3割を占めています。
世界で生産される服の3割がジューキミシンということですね。

ミシンとアパレルメーカーとは切っても切れない関係にあります。
それというのも、ミシンの性能が服の仕上りの綺麗さを左右しますし、ミシンの回転速度は生産量に影響を及ぼします。
また長時間ミシンを稼働させるので耐久性も重要なポイントです。

ジューキミシンはこの3つの要素を兼ね備えています。
この3割シェアという数字は世界中のアパレルメーカーから認められている証拠で、実際に「JUKI品質」と呼ばれるほど信頼されています。
このことから、アパレルデザインを勉強している学生が選ぶミシンにジューキミシンが多いのも頷けます。

ジューキミシンの飛躍のきっかけとなったのは、1969年に発売した「高速一本針本縫糸切ミシンDDL-555-2型」でした。
このミシンは業界初の糸切り機能を搭載したミシンで、世界の名機と呼ばれ、現在の工業用ミシンのトップメーカーへの道を切り開きました。

 

ジューキミシンとジューキパン

ジューキミシンは戦前に「東京重機製造工業組合」として短銃の製造に携わっていましたが、終戦直後は短銃を製造するわけにもいかず、苦肉の策として「ジューキパン」と銘打ってパンを作って販売していた時期がありました。
終戦後の食べ物が少ない中でジューキパンは多くの人に親しまれていました。
しかし、このパンの販売だけでは従業員200人を食わして行くことが出来ずミシン製造に乗り出します。

話は変わって、東京の調布に「新鮮組フードサービス株式会社」という会社があります。
昭和48年に外食分野へ参入し現在は居酒屋やインド料理専門店でチェーン展開しています。

実はこの「新鮮組フードサービス株式会社」の元の社名を「東京ジューキ食品株式会社」といい、昭和33年にジューキミシンの東京重機工業株式会社の食品部から分離独立してできた会社なのです。

ジューキミシンの銃からパンへと180度の方向転換も極端ですが、食糧難の時代を生き残るための最善の見事な判断だと感心するのと同時に、そのパンを作っていた部門が継承されていたのは驚きの発見です。

 

ジューキミシンの躍進のきっかけ

ジューキミシンが世界に躍進したきっかけとなったミシンがあります。
1969年に発売した「高速一本針本縫糸切ミシンDDL-555-2型」です。
このミシンのおかげで世界中にジューキミシンの名が広まりました。

それまでのミシンは1枚のシャツを完成させるのに、100箇所以上毎回ミシンを止めて糸を切らなくてはならず、非常に効率が悪いのに加え、シャツの生地を痛めてしまうという大きな欠点がありました。
しかしジューキミシンはこの欠点を克服するようなミシンを開発すれば売れるとチャンスを見出します。
そこから技術者たちの血の出るような努力が始まります。
実験と失敗を何度も繰り返し、ついに自動糸切り型のミシンの開発に成功します。
この新型ミシンはパリで開催された国際ミシン市で発表されました。
その性能に多くの関係者が驚き、世界中から買い付けの注文が殺到したのです。

ジューキミシンが開発したミシンは生産効率を飛躍させ、さらにミシンで作る製品の品質の向上を実現して、アパレルメーカー全体のレベルアップに大きく貢献しました。

 

シンガーミシンの始まり

シンガーミシンの歴史は古く、1589年にイギリスでウイリアム・リーが編み機を発明した約260年後のアメリカで1850年にアイザック・メリット・シンガーが現在のミシンの基礎となる構造を開発・量産化に成功してその歴史が始まります。

開発されたシンガーミシンの1号機は30キロの重量があり、とても重いものでした。
その1号機を改良したミシン「No.1 Standard」は工業用として開発されましたが、おりからの産業革命の追い風もあって1880年には世界での年間売上50万台を達成し、名実ともに世界最大のミシンメーカーとなりました。

創立者のアイザック・メリット・シンガーは開発だけでなく、経営手腕にも優れており、広告を上手に利用し、分割支払いという世界初の支払い方法で瞬く間に業績を上げ、世界中にミシンを普及させ大きな成功を掴みました。

大きな富を築いたシンガーミシンは世界中に進出しました。
ニューヨークのマンハッタンに自社ビルを建設するなどまさにアメリカンドリームといえる成功物語です。

 

シンガーミシンと文明開化

シンガーミシンが日本にもたらされたのは1890年のことでした。
1890年と言えば、徳川幕府が倒れ開国して文明開化と言われる欧米から様々な新しいものが日本に入り込んできた時代です。

政治的には第1回目の衆議院議員選挙が実施され、同じく第1回目の帝国議会が開会されました。
産業の面を見てみると、ルネッサンス建築様式の帝国ホテルが開業し、日本で初めて東京と横浜の間に電話が開通して創業が始まりました。
また面白いところでは、花王石鹸が創業を始めたのもこの年で、
「顔も洗える高級石鹸」として売り出し、その顔を「花王」ともじって名付けられました。

政治や文化が急激に変わり、今までに見たことのない便利なものが急速に街のあちこちで見かけられるようになった時代です。
シンガーミシンも驚きをもって庶民に迎え入れられたことでしょう。
西洋列強に追い付くために近代化が猛烈に推し進められた時代の中でシンガーミシンは日本に上陸し、縫製業界の発展に貢献しました。

 

シンガーミシンの発展を支えた二番手

シンガーミシンの創立者アイザック・メリット・シンガーはイギリスで発明されたミシンを自国のアメリカで商業ベースにのせ巧みな戦略で世界中にミシンを普及させました。
しかし、この発展の影にはアイザックの片腕と呼ばれ、後の2代目社長となるエドワード・クラークの存在を忘れるわけにはいきません。

エドワード・クラークは弁護士で、エリアス・ハウとの特許侵害訴訟の裁判でアイザックをサポートしたことをきっかけに副社長となり、シンガーミシンの発展に大きく貢献しました。

伸びてゆく組織やリーダーには必ず優秀な二番手が存在します。
今後の行き先を見越して、どんな状況になっても対応できるよう完璧に準備を行う能力が問われます。
逆に一番手のリーダーの資質はカリスマ性があって豪胆で細かいことを気にしないのが特徴です。

シンガーミシンのアイザック・メリット・シンガーとエドワード・クラークは、武田信玄を支える山本勘助のような理想的な関係で世界を席巻するミシンメーカーの核となり事業活動を牽引し成長の原動力となりました。

 

シンガーミシンのロゴマーク

どんな企業やブランドでもロゴマークを持っています。
ロゴマークは企業やブランドの象徴として、とても重要な役割を果たしています。
その企業の理念、業種の説明、セールスポイントやターゲット層へのアピールなど様々なメッセージを込めてデザインされています。

シンガーミシンのロゴマークと言えば「S」のマーク。
赤い「S」のマークは世界でも有名なロゴマークの1つです。

シンガーミシンは創業者アイザック・メリット・シンガーの名前「SINGER」から名付けられ、この「S」はその頭文字を表します。
シンガーミシンのロゴには「S」の他にドレス姿の女性がミシンを踏んでいる姿が使われていますが、これはミシンを使うのは女性が多いことから、女性に対するアピールの意味が込められています。

また、シンガーミシンのロゴマークは、「S」の文字に女性とミシンというアイテムは変わりませんが、時代や国によって女性の服装などが違うので年代順や国別で調べてみるのも面白いでしょう。

 

シンガーミシンが考案したローン支払い方式

現在では大きな買い物の支払いにはローンを組むのが当たり前となっていますが、このローン支払い方式を考案したのがシンガーミシンなのです。

1860年代のシンガーミシンの販売価格は約100ドル。
今のお金の価値に置き換えると3000ドルで、当時の一般家庭の年収の5/1にあたる相当高価なものでした。
社長のアイザックは片腕のエドワードと共に、その高価なミシンを普及させるのにいい方法はないかと知恵を絞った結果、ローン支払い方式を発案しました。

しかし、ローンは信用販売なので代金が回収できなくなるという大きなリスクを伴いました。
ですがシンガーミシンのアイザックとエドワードはこの大きな賭けにも緻密な戦略と大胆さで乗り切り、頭金たったの5ドルでシンガーミシンが買えるような支払いシステムの構築に成功しました。

この後、ローン支払い方式はシンガーミシンを通じて世界各国の企業が取り入れることになりました。
シンガーミシンの功績はミシンの実用と普及に貢献するだけでなく、その後のビジネスにも大きな影響を与えたのではないでしょうか。

 

シンガーミシンのシンガービル

どんな起業家でも一国一城の夢を見て事業を始め、いつかは自分の事務所、さらには自社ビルを持ちたいと願う経営者は多いでしょう。

シンガーミシンも5代目社長サー・ダグラス・アレクサンダーの時代、1908年にニューヨークのマンハッタンにシンガーミシンの経営部門として47階建186メートルの世界初の高層ビルを建設しました。

ニューヨークのマンハッタンと言えばスカイスクレイパー、いわゆる超高層ビル群で有名ですね。
シンガービルが建設された1900年の初頭は、高層ビルの建築ラッシュで、有名なエンパイア・ステート・ビルディングやクライスラー・ビルはこの時代に建築されました。
現在ニューヨークで最も高いビルはテロで崩壊した世界貿易センタービルの跡地に建設中のワンワールドトレードセンターで、完成すれば417メートル、さらにその上の尖塔は124メートルとニューヨークで最も高いビルになります。

シンガービルは1968年に地域の再開発によって解体されるまでシンガーミシンのシンボルとして多くの人に親しまれました。

 

シンガーミシンのヒットシリーズ

どのメーカーにも定番の売れ筋商品というものがあります。
そのメーカーを支える主力商品という意味です。
例えば、玩具メーカーの「タカラ」の「リカちゃん人形」のようなものですね。

シンガーミシンのヒット商品の1つでモナミシリーズというものがあります。
1973年にフランスで開発され、41年後の現在に至るまで幅広く愛用され続けています。

シンガーミシンのモナミシリーズがこれだけ長きに渡って売れ続けるにはそれなりの理由があります。
まずは使いやすさ。
世界中の言語の違う人が使うためダイレクト選択にこだわっています。
耐久性と静音性に優れているので機械自体の寿命が長いこと。
パワーが強いので貫通力が高く幅広い縫製が可能なこと。
その他に飽きのこないデザインも優れています。

モナミとはフランス語で「mon ami」と言って「私の大事な友人」という意味です。
親しみ易く、力強くて、美しい信頼できる友人ということですね。
シンガーミシンの理念が凝縮された製品だと言えるでしょう。

 

シンガーミシンの創設者が残した言葉

「人間の知識など、未知の大海にポツンと浮かぶ小島にすぎぬ。」
この言葉はシンガーミシンの創設者、アイザック・メリット・シンガーが残した言葉です。
人間が蓄積できる知識はたかが知れています。
知識が蓄積できる量で言えばコンピューターの方がはるかに優れているでしょう。
人間は自分の知識が矮小なことと知ることから知識は広がります。

「人生は神が書かれる小説だ。」
この言葉も同じくアイザック・メリット・シンガーの言葉です。
ミシンの実用化に成功したのもつかの間、特許裁判に巻き込まれるも優秀な弁護士のおかげで窮地を乗り切り巨万の富を築きました。
一方、プライベートでは複雑な女性関係が災いして幸せな家庭を築くことは出来ませんでした。
こんな彼の人生を考えると、「神」に書かれた彼の人生はシンガーミシンで成功したにも関わらず思い通りには至らなかったのでしょう。
いくら富や名声を得ようが、自分の力では抗えない運命に翻弄される気持ちが伝わるような言葉です。

シンガーミシンの成功と引き換えに彼は何を失ったのでしょうか

 

シンガーミシンの広告戦略

商品を売るために最も必要なのが宣伝です。
その商品を活かすも殺すも宣伝の方法次第と言っても過言ではありません。
乱暴な言い方ですが、多少質が悪くても宣伝次第でなんとかなるものなのです。

シンガーミシンが世界中に広まった理由も製品の質の高さだけではありません。
斬新なローン支払い方式と共に巧みな広告戦略により製品のイメージを植え付け、購買意欲を刺激しました。

まずミシンを購入する女性にターゲットを絞って、ロゴマークにミシンを踏んでいる女性を登場させて、当時最先端の家電であるミシンを「私も使ってみたい」と思わせました。
次にたくさんの女性を雇って街のあちこちでシンガーミシンを使用するデモンストレーションを行いました。
現在のキャンペーンガールのハシリみたいなものです。
そしてかなりの金額を広告宣伝費に割いてメディアへの露出を増やしました。

広告代理店やイベント業に興味のある方はシンガーミシンの広告戦略を調べてみればいろいろなヒントが見つかるかもしれませんね。

 

アンティークのシンガーミシン

100年以上の歴史を持つシンガーミシンには、アンティークとしての価値があります。
実際にオークションのサイトを調べてみると1870年代のシンガーミシンが取引されています。
他にも1900年初頭のミシン黎明期の製品が高値で取引されており、しかも、ほとんどが現役で使用できるコンディションです。

使い捨ての時代と言われて久しい世の中ですが、大量生産と大量消費で利便性と利益追求は正義であるという姿勢の影で、古き良き時代のものは忘れ去られていきます。
そして使い捨てられたモノはゴミとして処理され環境破壊を招く一因となり悪循環を繰り返します。

そんな時代にアンティークのシンガーミシンを見ると、モノを大事にする大切さを教えてくれます。
発売された当時はとんでもなく高額でしたが、親から子へ、子から孫へと代々伝えることができるほどの品質の高さは、当時の価値以上の値打ちがあるのではないでしょうか。

古いものを大切にする美徳をもう一度思い出して、使い捨ての時代からの脱却を考える時が来ているのかもしれません。

 

初心者向けのブラザーのミシン

ブラザーのミシンはとても多くのことができるようになっており、初心者の方でも簡単に扱うことができるため多くの方から人気を集めています。
様々な用途に活用することができ、自分で作る楽しさを感じられるものとなっています。
上手に活用できるようになることで、購入するばかりでなく自分でたくさんのものを作っていくことができるので、あこがれを抱く方も少なくはありません。
ハードルが高く感じてしまうこともあり、始めるのには勇気が必要と考えがちです。

ですがブラザーのミシンは初めて扱う方でも難しく感じることは少なく、とても簡単に様々な使い方ができるようになっているので安心できます。
昔のミシンでは技術が必要となっていたことも、ブラザーのミシンを利用することで特別な技術が必要なくなります。
また失敗をしてしまうリスクも少なくなっています。

機能面と安全面でとても優れた商品が多くなっているので、初めてのミシンを検討する際にはブラザーがおすすめです。

 

上級者におすすめのブラザーのミシン

ミシンをしっかりと使いこなせる上級者に対しても、とても多くのラインナップで選べるブラザーのミシンはおすすめの商品となっています。

様々なことが簡単にできるようになっているので初心者の方に好まれることが多くありますが、上級者向けの商品ではより多くの機能を装備しているので、幅広く活用していくことができます。
特に刺繍に関しては細かな作業となりますが、しっかりと使いこなすことによって細部についても丁寧に仕上げていくことができるようになり、満足を実感することができます。

人気のコンピュータ搭載のブラザーミシンでは、自分のデザインをそのまま反映することもできるようになっているため、以前のミシンで限界を感じている方にもおすすめとなっています。

できることが増えて楽しさを感じられるものとなるので、自分のできることをより幅広くしていきたい方には、ブラザーの上級者向けミシンをおすすめします。
たくさんの機能で充実の商品となっています。

 

ブラザーの刺繍用ミシン

ブラザーの刺繍用ミシンは、とても細かな作業をするのに適しています。
簡単なワンポイントから複雑なデザインのものまで幅広く作成していくことができ、自分のイメージを形にできるものとなっています。

コンピュータ搭載の刺繍用タイプを選択することによって、自分のデザインを読み込ませて短時間で自動運転させることもできます。
このような機能を利用することで、高い技術を必要とすることなくオリジナルの刺繍をしていくことができます。

またブラザーのミシンは広いワークスペースで素材のズレを心配する必要もなく、扱いやすさも感じられるようになっています。
スピードのコントロールも簡単なので、より丁寧に仕上げていきたい時にはスピードを調節して行っていくこともできます。

ブラザーのミシンは完成度を高めるソーイングの機能が充実しているので、自分のイメージ通りで満足のいく仕上がりを実現できるようになっています。
手軽に刺繍が楽しめる便利な商品となっています。

 

機能が豊富なブラザーのミシン

ブラザーのミシンはとても豊富な機能が搭載されており、初心者でも簡単に複雑なソーイングを実現することができます。
以前のミシンでは使いこなすまでに多くの時間を必要とすることも多くありましたが、ブラザーのミシンはとても簡単に様々な機能を使用することができるので、満足のいく作品を仕上げていくことができます。

また多くの方が面倒と感じる糸通しも自動で行ってくれるようになっているので、作業を開始するまでに多くの時間を必要とすることもありません。
すぐに使用することができるので、気軽に作成をしていくことができます。

刺繍についても簡単なものから複雑なものまで作成することができ、自分のデザインをそのまま反映していくこともできます。
ガイドに沿って行うことによって難しい作業はなく、短時間で仕上げることもできるのでとても便利に感じます。

ブラザーのミシンはすべての商品で充実の機能が搭載されているので、自分に合う商品を見つけることでより良い作品ができるようになります。

 

ブラザーのミシンを選ぶポイント

ブラザーのミシンはとても多くの種類があるため、用途に合わせて選んで行きやすくなっています。
各商品で機能面が異なっており、自分の扱いやすい商品を選択することで難しさを感じることもありません。

また初めての方でも安心して作業ができるように様々な工夫がされており、すべての商品で面倒な糸通しや補正を自動で行ってくれるようになっています。
安全面にも優れており、怪我をしてしまう心配も少ないので、ブラザーのミシンは自信を持って選ぶことができます。

WEBサイトにてミシンの選び方を紹介しているので、より自分にあった商品を探していくことが簡単にできるようになっています。
いくつかの質問に答えるだけでおすすめの商品を案内してもらえるので、自分にあった商品を大変見つけやすくなっています。

ブラザーのミシンは店頭でも見かける機会の多いので、実際に触って確認することもできますし、より詳しい説明を確認することで安心して選べるものとなっています。

 

ブラザーミシンの便利なアクセサリ

ブラザーのミシンでは、たくさんの機能をより充実させるために付属のアクセサリも豊富となっています。
各商品でできる機能を拡張させることもできるので、用途に合わせてアクセサリを追加して作業にあたることができます。

単純に機器に取り付けるアクセサリだけでなくPC関連の商品も充実しているので、より自分の作りたいものが簡単に作れるようになっています。
またオプションや消耗品についても各店舗やWEBサイトで販売されているので、必要に応じて簡単に購入することができます。

このようなアクセサリはブラザーのミシンをより使いやすくするものとなっており、各種機能を使用する際には必要とされることも多くあります。
ミシン購入時に付属されているものも多くあるので、上手に活用することによってより良い仕上がりを考えていくことができます。

ブラザーのミシンはとても多くのアクセサリで充実の使用をしていくことができます。
初心者でも簡単に使用できるので、おすすめのものとなっています。

 

簡単に扱えるブラザーのミシン

ミシンを扱うのは難しいイメージを持つ方も少なくはありませんが、ブラザーの商品はとても簡単に扱えるようになっており、初心者でも難しさを感じることは少なくなっています。
様々な機能があり、ガイドに沿って使用することによって失敗をしてしまうことも少ないので、気軽に使用して楽しむことができます。

また刺繍をする際にも簡単に作業ができるように多くの工夫がされており、広いワークスペースで無理なく素材を扱えるようになっています。
自動で行ってくれる機能も充実しているので、面倒な作業や細かな作業についても対応しています。

ブラザーのミシンは誰でも簡単に扱える点が人気となっており、初めて触れる方でも不安に感じることはありません。
たくさんの機能があるとわかりにくさを感じる方も多いことと思いますが、ブラザーのミシンではひとつひとつがわかりやすくなっているので、各機能を使用する際にも扱いやすさを感じられるようになっています。

 

ブラザーミシンの安心保証

安心保証も充実しているブラザーのミシンは、WEBサイトや店舗にてメンテナンスや修理を依頼することもでき、様々なサポートが受けることができます。

保証期間外となってしまうと有料となる場合もありますが、適切に対応してもらえるので安心することができます。
この保証期間についても製品によっては3年間の保証がされているものもあり、窓口に相談することで丁寧に対応してもらうことができます。

ブラザーでは修理が必要と判断された際には宅配便で製品を回収し、1週間以内に修理を完了してもらうことができます。
短時間で対応してもらえるので不安を感じることも少なくなっています。

またWEBサイトでは安心して使用をしていくための案内もされており、トラブルを感じてもこのような案内を確認することで適切に対処していくことができます。
より良い使用をしていくためのアドバイスも紹介されているので、ブラザーのミシンはとても安心して使用することができます。
ミシンをより安心して長期間使用できるようにサポートされているので、初めて購入する方にもおすすめとなっています。

 

プロの仕上がりも実現できるブラザーミシン

プロ使用の仕上がりも実現できるブラザーのミシンは、とても多くの方が使用するようになっており、一般商品だけでなく業務用商品も大変人気となっています。

取り扱い店舗では業務用商品を購入できないこともありますが、WEBサイトにて問い合わせることで相談をすることができます。
一般の商品では物足りなさを感じたり、より多くの機能を利用したいという方には業務用商品を選択することも一つの方法となっています。

このような業務用商品でなくても、ブラザーミシンの各機能を適切に使用することによってプロに負けない仕上がりを実現することができます。
複雑なデザインを施す場合でも様々な機能とアクセサリを使用することによって、難しさを感じることなくより良い作品にしていくことができます。

またこのような仕上がりについてはWEBサイトにて活用術が紹介されているので、参考にすることによって初心者でも簡単に行うことができるようになっています。
ブラザーのミシンは手作りなのにプロの仕上がりが期待できるとても優れた商品となっています。

 

ブラザーミシンの用途に合わせた使い方

用途に合わせた様々な使い方ができるブラザーミシンは、初心者の方だけでなく上級者の方にも好まれる人気商品となっており、たくさんの店舗で取り扱いがされています。

たくさんの種類があり、自分が使用したい機能が充実のものとなっているので便利に活用することができます。
またミシンは作業前に面倒な準備が必要ですが、ブラザーのミシンは自動で糸通しなどを行ってくれるので、すぐに作業に取りかかることができます。

省スペースモデルや刺繍用商品も充実しているので、扱う環境に合わせて商品を選んでいくこともできるようになっており、それぞれの特徴を確認することでより良い利用ができます。

使い方のガイドもWEBサイトなどで紹介されているので、初心者でも商品の機能を十分に使いこなすことができますし、繰り返し行うことでよりレベルの高い作品を仕上げていくことができます。
ブラザーのミシンは用途に合わせて使い方を考えることで、より多くの機能を使い様々な作品を作ることができます。

 

ジャノメミシンの創立と時代背景

ジャノメミシンは1921年(大正10年)の10月に小瀬與作、龜松茂、飛松謹一ら3人で東京滝野川を拠点に「パイン裁縫機械製作所」を創設し2014年で94年目を迎えます。

ジャノメミシンが生まれた大正時代は明治と昭和に挟まれたわずか15年と短い間でしたが、国際的には第一次世界大戦、国内的には日進・日露の2つの戦争や関東大震災、世界恐慌など大きな出来事がたて続きに起こる激しい時代でした。
産業では欧米で始まった産業革命の影響で手工業から急速に機械工業化が進み鉄道網の発展で流通や商業が著しく成長しました。
またビジネスも個人商店から企業へとスタイルが変わり巨大化していきます。
文化的にも西洋の影響を受けた大正デモクラシーとよばれる新しい波が一気に押しよせる時代でした。

そんな激動の時代の波に乗って、ジャノメミシンの創立者の3人は日本ではじめてミシン製造の量産化体制にチャレンジし、今では世界最大となったミシンメーカーの礎を築きました。

 

ジャノメミシンの社名の変遷

ジャノメミシンは大正時代の創設時より「パイン裁縫機械製作所」を皮切りに、「帝国ミシン株式会社」、「蛇の目ミシン株式会社」、「蛇の目ミシン工業株式会社」と社名を変更しています。

「パイン裁縫機械製作所」は創立者の龜松茂と飛松謹一の名前の「松」の一字を採って英語で「パイン」と名付けられました。
そして「帝国ミシン株式会社」と改名した昭和10年には「蛇の目」を冠した自社ブランド「蛇の目ミシン=ジャノメミシン」の製造・販売を開始し商標登録しました。
インパクトのある「蛇の目=ジャノメ」はこの時代から始まります。
その後、昭和24年には会社の顔であるブランド名の「蛇の目」を自社名に採り入れた「蛇の目ミシン株式会社」、5年後には製造メーカー色をより打ち出すために「工業」という言葉を加えた「蛇の目ミシン工業株式会社」という現在の名前に至っています。

ジャノメミシンの会社名の変遷を見ましたが、時代の流れや自社の商品に合わせて社名変更をしているのは興味深いですね。

 

ジャノメミシンのジャノメの由来は?

インパクトのあるジャノメミシンの名前ですが、「ジャノメ」と言えば北原白秋作詞の童謡「雨降り」の一節「ジャノメでお迎え嬉しいな」を思い出します。
そこで「ジャノメ」に関して少し調べてみました。

「ジャノメ」とは「蛇の目」の意味で、二重丸の中を塗りつぶした図形「?」がヘビの目に似ていることからそう呼ばれています。
また蛇の目は家紋の一種で、「蛇の目傘」は傘のデザインに由来して名付けられました。

当時「帝国ミシン株式会社」だったジャノメミシンは、自社で製造した新しいミシンの糸巻きの形が「蛇の目」の丸い形に似ており「蛇の目式」と呼んでいたことからブランド名、その後の社名として「蛇の目ミシン=ジャノメミシン」と名付けられました。

自社ブランドに蛇の目と名づけた時に、業界から批判もあったようですが、創立者の一人である小瀬與作は、「正真正銘の日本国産のミシンとしての誇りを示す名前」といって批判を退けました。
自社の商品に対する大きな自信と強いこだわりが現れるエピソードですね。

 

ジャノメミシンの企業規模

日本には狭い国土の割には、最先端技術を駆使して自動車や電気製品など世界的に大きな規模で展開している企業が多くあります。
ジャノメミシンもその例外にもれず大きな規模でビジネスを展開しています。

ジャノメミシンは現在、東京の八王子に本社を置き、日本国内のシェアは25%、世界で一番売れている家庭用ミシンを製造販売しています。
資本金約114億円、日本全国に88の支店があり、従業員数は約4,000人を抱える大きな企業です。

2008年のリーマンショックで相当売上は落ち込みましたが、最近はアジアを中心とした海外での活動を積極的に展開した結果が出てきており上向き成長の傾向があります。
以前は同じミシンメーカーのブラザーと同じような規模で比較の対象となっていましたが、ブラザーは先行きの判断から事業主軸をプリンターに方向転換して成功を収めています。

ジャノメミシンは創設時からブレることなく家庭用ミシンにこだわった経営方針で今だに成長を続けていますが、最近は産業用ロボット事業も同様に成長しており、ジャノメミシンのもう片方の車輪になる日も近いでしょう。

 

ジャノメミシンの海外展開

企業にとって自国のマーケットが飽和状態になった場合には海外にその営業活動地域を求めるのが定石ですが、ジャノメミシンも早い時期から海外での活動を展開しています。

ジャノメミシンは昭和35年に、アメリカの3大ミシンメーカーの1つで101年の歴史を持つニューホームミシンを買収したのを皮切りに、昭和44年にはジャノメ台湾、昭和63年にはジャノメタイランドで海外での生産を開始しています。
ジャノメ台湾は今や世界一のミシン生産能力を持つほどに成長しました。
さらにジャノメタイランドも東南アジア地域のもうひとつの生産拠点として大きな成果をあげています。

現在、ジャノメミシンは世界中に15の販売拠点を持ち100カ国以上にミシンを輸出しており、まさに世界一のミシンメーカーとして世界中の人々の夢を縫い続けています。
今後は、目前に迫った100周年に向けて、国内需要が低迷化する中、発展を続ける他のアジア圏の中でインドなどマーケット開拓を含め、次なる事業展開が求められています。

 

ジャノメミシンのCM

テレビを見ていると様々なCMが流れて、どれも15秒の短い時間の中で効率よくメッセージを伝えるために趣向を凝らしたものが多く見ていて飽きることがありません。

特にCMソングはインパクトが強く商品のイメージを伝えやすいのでいろいろな名曲が生まれています。
ジャノメミシンにも有名なCMソングがあります。
「ゆ・ゆ・ゆ・の湯名人」で始まる24時間いつでもお風呂が入れる給湯器「湯名人」のCMソングは商品と共に大人気になりました。

他にジャノメミシンのCMで思い出すのが生コマーシャルです。
若い方はよく知らないと思いますが、お昼の3時台の主婦向けのワイドショーで「3時のあなた」という生放送で生宣伝していたのがジャノメミシンでした。
生放送の失敗が許されない中での宣伝は視聴者にも伝わるような緊張で今でも強く印象に残っています。
他にもいろんなタレントを起用しており、変わったところでは日本のロックバンドのシーナ&ザ・ロケッツの鮎川誠が双子の娘と一緒にCMに出演していました。

わずか15秒にかけるエネルギーを考えるとプロフェッショナルの仕事の凄さが分かります。

 

ジャノメミシンのヒット商品

ジャノメミシンは大正時代の創業より約90年の長きに渡り営業を続けていますが、その歴史の中で数々のヒット商品を産みだしています。

戦後最初のジャノメミシンの大ヒットとなった「320型」は性能もさることながら、そのデザインが大いに注目され、第2回毎日工業デザインコンクールで特選第一席に選ばれたのをきっかけにミシンのデザイン性を競い始める時代の幕が開きました。
昭和36年に発売した560型は新しい技術で模様縫いを可能にして「ジグザグブーム」を巻き起こしました。
東京オリンピックの開催を記念して発売された「ハイドリーム」は業界初の自社生産による軽合金ダイカスト製で従来の半分の軽さで女性から歓迎されました。
昭和51年に発売された「エクセル」は当時、機械式ミシンの最高機種と評価されました。
他にも日本初のコンピューター内蔵のミシンを発売するなどジャノメミシンは業界を牽引するような様々な製品を産みだしています。

こうしてターニングポイントになったヒット商品を見てみるとその数の多さに驚きます。
弛まぬ技術者の開発努力が日本の経済成長の源だということですね。

 

ジャノメミシンのミシン以外の商品

ジャノメミシンはミシン開発で培った精巧な工業技術や研究データをもとに高機能生産機器の分野に進出するなど、ミシン以外の製品も開発・製造・販売しています。

まず、ジャノメでミシン以外の製品で一番メジャーなのが、24時間快適にお風呂が入れるバスシステムの「湯名人」に代表される24時間風呂シリーズでしょう。
「湯名人」はインパクトのあるCMソングと共に大ヒットし、現在ではジャノメミシンのもう1つの主力商品と言ってもいいでしょう。

産業機器も非常に充実しています。
クレジットカードにエンボス加工文字を伝票に刷り込む国産初のインプリンターを皮切りに、様々な産業機器の開発・製造・販売をしています。
近年は工業用ロボットの開発に重点をおいており、長年の研究と実績で大きな成果をあげています。

これらの製品を開発・製造するのに使われた技術や知識はまたミシンの開発にも影響をもたらし、今まで見たことのないような新しいミシンが開発されるかもしれません。
今後のジャノメミシンがどんな形で発展していくのか楽しみですね。

 

ジャノメミシンの環境への取組

企業にとっては自社の営業活動以外に、社会貢献活動も責務の1つです。
その種類は植樹活動など環境に対する取り組みや、地域のお年寄りや子供等へのボランティア活動、さらには被災者への寄付など様々です。
近年はそういった企業の社会活動にも注目が集まっています。

ジャノメミシンも「自然と人が調和した地球環境の保全」というテーマを掲げ有害な原材料や化学物質を出来る限り排除する活動を通して環境に配慮しています。
高度成長期に巻き起こった環境を犠牲にして利益を追求した結果生じた公害問題を繰り返してはいけません。

ジャノメミシンが工場を建設したアジアなどの海外の一部の国では環境関連の法律がまだ充分に整備がされていないこともあるので企業が積極的に取り組んで行かなければなりません。

海外にたくさんの拠点を持つジャノメミシンのような企業には技術や利益だけでなく、こういった環境の大切さや企業の社会貢献活動の必要性も現地の人に伝える責任があります。

 

ジャノメミシン社長の名言

「落日燃ゆ」や「官僚たちの夏」などの著作で有名な作家、城山三郎。
その城山三郎が書いた「打たれ強く生きる」というエッセイ集があります。

その中で昭和35年から43年までジャノメミシンの社長を努め、経営不振が続いた蛇の目工業を再建し、ジャノメミシン中興の祖と言われる島田卓弥の名言が掲載されているので少し紹介したいと思います。

「再建まで何年かかりますか」との記者の質問に、
「10年かかります。10年かけて再建してみせます」と答え、その通りにジャノメミシンを立て直しました。
「力の無い者がやるには時間をかければよい。」といって1つずつ丁寧に事に応じました。
社長として10年間で再建を成し遂げると、そうそうに引退して奥多摩の山奥に引っ込んで隠遁生活を始めました。
そのときの去り際の一言が最高にイカしています。
「社長と帽子は軽いほど良い。」

こんな素晴らしくユーモアのある名言を残せる人だからこそ、再建を成し得たのでしょう。
世の中の不況で喘ぐ経営者にとって大きなヒントになるかもしれませんね。

 

ジャガーミシンの創立と時代背景

ジャガーミシンの前身である「丸善ミシン株式会社」は1949年に大阪で設立されました。
創業から65年と半世紀以上たちますが、100年近く続くような他メーカーと比べると比較的新しいミシンメーカーと言えることができます。

1949年と言えば、1945年の終戦からわずか4年しか経っていません。
まだGHQの占領下にあり、ハイパーインフレ、闇市、配給制など戦後の混乱が続いている状態とはいえ、人々の心にも少しは余裕ができはじめ復興への兆しが少し見えてきたような時代ではないでしょうか。
ジャガーミシンの船出も戦後日本を支える産業の担い手として大きく期待されたことでしょう。

1949年に起きた出来事で大きなものは、経済の分野ではドッジ・ラインという日本経済の自立と安定のために1ドル=360円の固定為替レートが導入されたことです。
このおかげでインフレは収まりましたが逆にデフレが進行し、失業や倒産が相次ぎドッジ不況を招く結果となりました。
しかし、翌年の朝鮮戦争の特需景気で日本の産業が復活するのを考えると、ジャガーミシンの幸先は良かったといえるでしょう。

 

ジャガーミシンとジャガーの関係

ジャガーミシンの名前の由来とは何でしょうか。
ジャガーというとネコ科の大型肉食動物を思い浮かべますが、このジャガーミシンは少し違うようで、「いつか 成功してジャガーに乗る!」という創業社長の夢である自動車のジャガーに由来するものです。

イギリスの高級車として有名なジャガーですが、こちらの方は動物のジャガーのイメージであるスピード感、スマートさ、しなやかなスタイルが自社の製品にピッタリと創設者のウィリアム・ライオンズによって名付けられました。
ジャガーの創設者の名前がライオンなのも面白いですね。

それではこの動物のジャガー自体の名前はどこからくるものなのでしょう。
ジャガーの生息地は南北アメリカのジャングルやサバンナで、南アメリカのインディアンからは神聖な動物として恐れ崇められていました。
「Jaguar」という言葉はそんなインディアンの言葉の「yaguara」という意味でこれは「一 跳びで獲物を殺す獣」で、ジャガーの獲物を捕らえる様子を示したものです。

ジャガーミシンとジャガーの関係を紐解くと新たな発見もあって面白いですね。

 

ジャガーミシンの街

ジャガーミシンの本拠地である大阪の守口市佐太東町にはジャガータウンというショッピングモールがあります。
このジャガーミシンのショッピングモールはジャガーセントラル、ジャガーイースト、ジャガーウエスト、ジャガーグリーンとまさに「ジャガーの街」という様相を示しています。

ショッピングモールといえば、ここ十数年で郊外に急速に増えており、広大な敷地の中には買い物だけでなくレストランやフィットネスジム、映画館、ボーリング場などのアミューズメント施設も併設され週末は駐車場に入れないほど賑わっています。

そもそもショッピングモールのモールとはどういう意味なのでしょうか。

「mall」を辞書で調べると「木陰のある遊歩道」と出てきます。
ショッピングモールは1つの広大な敷地に別々の施設の建物が建っており、それを道路でつないでいるという形態のショッピングエリアという意味です。

ジャガーミシンの街、「ジャガータウン」。
お近くに行かれる際には是非寄ってみてください。

 

ジャガーミシンとミシン伝来

ジャガーミシンは戦後世代のミシンメーカーで、会社設立後まもなくの1952年に国内で初となる家庭用ジグザグミシンの開発に成功して、1960年代にはミシン輸出第一位となり新興メーカーのジャガーミシンはこれをきっかけに大きな成長を遂げていきます。

日本のミシンメーカーはジャガーミシンの戦後創業に比べ、100年近くの長い間創業しているメーカーがありますが、そもそも日本にミシンはいつどのように伝わったのでしょうか。

最も古い記録は、1854年に幕末の時代が変わるきっかけとなったペリーの2回目の日本来航のときに、その当時の将軍である十三代目家定にミシンを送ったと書き記されています。
その頃のアメリカではミシンが商品化された時期でペリーは将軍に最先端の機械をプレゼントしたのです。
そして日本で初めてミシンを扱ったのが将軍家定の奥方である天璋院、つまりあのTVドラマでお馴染みとなった篤姫と言われています。

1854年のミシン伝来から160年。
ジャガーミシンは新たな時代を縫い続けていきます

 

ジャガーミシンのデザイン性

家電には、機能、性能、値段といった部分が重要視されると思いますが、もう一つ忘れてならない重要な要素がデザインです。
同じ機能、同じ値段ならやはりデザインがいい方を選ぶのは当然ですが、多少値段が高くてもデザイン性が優れていればそちらを選ぶ場合も多いと思います。

ジャガーミシンも製品のデザインに力を入れています。
2012年のモデルの「N800」シリーズには若手デザイナーのAKIを起用して、日本人の好きな桜をモチーフにしてデザインされました。
それまでのジャガーミシンの無骨で力強いミシンのイメージから丸みと柔らかさを表現したデザインで話題となり大ヒットを記録し、ジャガーミシンのデザイン性が注目されました。

プロダクトデザインといえば、北欧のものが圧倒的に優れているイメージがあります。
日照時間が少なく家に居ることが多いので、普段使う道具でも飽きが来ないようにデザイン性を重視しています。

デザイン目線で家電や道具を選ぶとまた違った楽しみが広がります。

 

ベトナムとジャガーミシン

ジャガーミシンの海外の生産拠点は中国とベトナムにあります。
日本企業の中国への進出は数年前までは頻繁に行われていましたが、現在は領土や反日デモなど日本と中国の間には大きな問題が横たわっています。

そこで注目されているのがベトナムです。
ベトナムと言えば、アメリカとの戦争で大きく国が疲弊したというイメージがあるのですが、それも昔の話です。

経済発展著しいベトナムにはジャガーミシンが生産拠点を持つように多くの企業が進出しています。
その理由はベトナムがASEAN圏の中心に位置し、どこに行くにも2?3時間で行くことが可能で沿岸部が多く流通にも便利だからです。
また国民性も従順、勤勉、素直で手先も器用と日本人に似ており、諸外国ではあまり見られない性質です。
さらに親日家という利点もあります。
他にも人口が約9000万人と非常に多く、国民の平均年齢は日本の45才と比べ28才と非常に若い国で豊富な労働力を有しています。

ベトナムでは今日もジャガーミシンでアオザイが縫われていることでしょう。

 

ジャガーミシンとキティちゃんのコラボ

ミッキーマウスやミッフィーなど世界中で愛されているキャラクターはたくさんありますが、日本のキャラクターの代表といえばキティちゃんですね。
キティちゃんは今年2014年で40周年を迎えます。
その記念モデルとして、ジャガーミシンも40週年記念モデルを発売しました。

実はキティちゃんには口がないのをご存知でしょうか。
これは、「キティちゃんに楽しい話をすれば、キティちゃんは笑って応えてくれます。
悲しかったことを話せば、キティちゃんは一緒に悲しんでくれます。
また、腹が立った時には一緒になって怒ってくれます。
だからその時の気持ちに合わせてキティちゃんに口をつけて下さい。」
という意味が込められているそうです。
確かに口をつけると表情が決まってしまいますね。

ジャガーミシンはキティちゃんの他にも、ピンクのずきんを被ったうさぎのマイメロディやキキララでお馴染みのリトルツインスターズとコラボした製品を発売しています。

小さい子供にもジャガーミシンに興味を持ってもらえそうでいいアイディアですね。

 

ジャガーミシンとテレビショッピング

ジャガーミシンは全体的に価格が低く初めての方や学生でも手の届きやすい価格帯なのが魅力ですが、大手有名通販会社の取扱が多いためジャガーミシンの流通量は国内第2位のシェアを誇ります。

ところでその大手有名通販会社はテレビショッピングで有名ですが、日本で初めて放送されたテレビショッピングは1970年フジテレビでした。
テレビショッピングでヒットした商品もいろいろありました。

古いところでは、ぶら下がり健康器。
これは運動して使用するのは最初だけで最終的には服を吊るすハンガーになっている家庭が多いという笑い話も有名です。
続いて、高枝切りバサミ。
実際に枝を切っている映像を観たことがある人も多いのではないでしょうか。
ビリーズブートキャンプというのもありましたね。
ビリー隊長が来日した時にはあらゆるテレビ番組に出演していました。

テレビショッピングは実際に使用している場面を映像で知ることができるので、家に居ながらにして失敗しない買い物ができてとても便利です。
ジャガーミシンもテレビショッピングを通してますます広がる可能性を秘めています。

 

ジャガーミシンの作品コンテスト

ジャガーミシンは、2012年よりジャガーミシンで作った作品のコンテストを開催しており、今までに4回のコンテストが開催されています。
1回目と4回目は通常作品の募集ですが、2回目はペットのための作品、3回目はリメイク作品とテーマを設けて開催しています。

ところでこの「コンテスト」という言葉には他にも同じような意味で「コンクール」という言葉があります。
それぞれどのような違いがあるのでしょう。

実は「コンテスト」と「コンクール」は同じ意味なのですが、輸入元が違います。
「コンテスト」は英語、「コンクール」はフランス語の外来語です。
しかし、厳密に使い分けされてはいないのですが、「コンクール」に使われるのはバレエやクラシック音楽など芸術的で文化の香りが高く、一方「コンテスト」は国民的美少女コンテストやバンドコンテストのように大衆性が高いものに使われているような傾向があります。

広く一般的なジャガーミシンだからこその作品コンテストには便利な作品やかわいい作品など見ているだけで楽しくなりそうなものばかりです。

 

ジャガーミシンを英語で発音

海外でも広く使用されているジャガーミシンですが、実際に英語では何と発音されているのでしょうか。

そもそもミシンという言葉の語源は英語の「Machine」が訛ったもので、本来は「Sewing Machine」と言います。
文字で発音を表現するのはとても伝わりにくいのですが、「Sewing」の発音記号は「so???」でカタカナですと、「スゥオーイング」。
「Machine」の発音記号は「m??i?n」ですが、このmの後の?に注目です。
これは「エ」発音するので「メシーン」という発音になるのですが、「ミシン」と似ていると思いませんか?
そしてもう1つのジャガーミシンのジャガーですが、これは英語では全く違う発音です。
発音記号で表すと「d??agw??」となりますが、これでは全く分かりませんよね。
カタカナで表すと「ジャギュア」というのが一番近い発音でしょう。
従って、ジャガーミシンを英語で発音する場合には「ジャギュア・スゥオーイング・メシーン」となります。

ジャガーミシンからは想像もつかない発音になってしまいますね。

 

ミシンカフェとは

ミシンカフェなるものが最近あるようです。
ミシンカフェとは、気軽に手作りを楽しみたい、でも作り方がそれほどよくわからないので、誰かに少し教えてほしい。
学校とか、あらたまって、それほど通いたくない、という人には大変お勧めの場所です。
ミシンカフェには、洋裁のためのさまざまな種類の機種や道具がたくさんそろっていて、ミシンで手作りをしながら、カフェも利用できる、とても楽しいところです。

作っていて、もし何かわからないことがあれば、プロの腕を持つオーナーがさまざまなコツを伝授してくれるので、結構気軽に行って、おしゃべりも楽しんで帰ってこれます。
例えば、刺繍入りのピロケースや傘、シンプルなチューニック等、いろいろなもののパターンがあって、すでに裁断してセットになって販売されてます。
ミシンはもちろん、糸や針もすべてそろっていますから、何ももたずに気軽に足を運べそうです。
教室も開いているようですが、定期的に通うのが苦手あるいは、時間的にむずかしいと思っている人は、カフェの利用でも、なんだか充実した時間をすごせそうです。

 

悪徳ミシン屋について

ミシンを購入するにあたって、いくつか注意しなければならないことがあります。
それは、悪徳ミシン屋なるものがはびこっているからです。
話しによると、広告では激安ミシン(1万円以下のもの)を掲載しておきます。
実際その広告を見てやってきたお客に対して、まずその激安で広告していたミシンを見せて、その商品がどんなに使いづらいのか等を説明してゆきます。

そして、お客にそのミシンの使い勝手がかなり悪いことを印象づけておいて、その暗示にかかったところで、かなり高額なミシンを売りつけてしまうという手口だそうです。
なんと、その高額で30万円ほどの商品を売りつけられて、後で後悔する悪徳な手口が結構あります。
まず、初心者でも、直線縫いができればいい、と考えて、安い商品を選び勝ちですが、こういった手口にくれぐれも注意しましょう。

うますぎる話しを持ちかけられたら、まずはさっさとその場を去ることが得策で、もう一度しっかりとリサーチをした上で、相場や商品の検索をしてみましょう。

 

IKEAのミシン

10000円以下のミシンは、あまりお勧めはしません。
直線縫いができて、ちょっとしたものが出来ればよいと言う初心者の人が結構多く、まずは安いミシンで試したいと購入してゆきます。
しかし、結局はそれがお金の無駄使いに繋がったりするものです。

ところが最近IKEAのミシンで、なんと10000円以下で購入できる商品が大変話題になっています。
色も白、ブルーと黄色の組み合わせで、外観もとてもかわいらしく、店に商品が出るとすぐに売れきれになってしまうようです。
こんなに安いので、直線縫い程度のものだと思っていましたが、実はジグザグ縫いもできて、また13種類のパターンが可能です。

値段はとにかく安いですが、実際に使った人の感想も悪くないようです。
これでちょっとしたもの、例えば、手提げ袋、雑巾、スカート等、簡単なものは大丈夫そうですね。
しかし、長く使ったり、毎日のように使う人は、やはり少しお値段が高いものを購入されたほうがよいでしょう。

 

おもちゃのミシン

おもちゃのミシンがありますが、これらは、本当に直線縫いとか簡単なジグザグ縫いができるようになっています。
また、子供が使用するものですから、針ガードが装備されていたり、ある程度の安全を考えているようです。
このおもちゃ使用のミシンでも、簡単なものを縫うことができます。

また、値段も5000円以下で手に入れることができるでしょう。
しかし、このおもちゃのミシンを大人の初心者が使用するのはやめたほうがいいでしょう。
いくら直線縫いやジグザグ縫いがある程度可能だからと言っても、本格的に縫い物をするような商品とはかけ離れています。

縫いものに興味を持ち始めた女の子に買って与えるのはよいことだと思います。
こんなおもちゃのミシンでも、PCのように、機械の使用方法を学べるし、指の使い方等、脳に刺激を与え、クリエイティビティも発達する方法のひとつとなります。
もっと創造力を高めるために、おかあさんが一緒に作業を手伝ってあげるといいでしょう。

 

フェリシモの通信講座でミシンができる

ミシンの初心者ですと、最初にどんなものから作ろうか、意外と考えてしまいますよね。
しかし、外の教室に行くのもちょっとわずらわしいし、またあまり人と接したくない。
あるいは、習う時間もないので、自宅であいた時間を有効に使って練習したいという人は、必見です。

フェリシモでは、ミシンの創作セットを月々お届けするコースも用意されています。
このコースは、野木陽子さん言うコサージュ作家の監修で作られた、初心者向けの大変わかりやすいものとなっています。
毎月1回届けられるキットをわかりやすい解説に沿って創作してゆきます。

1ヶ月目から6ヶ月目までは、ランチョンマットやトートバッグ、ティッシュケース等、簡単なものを基本に作り、その後12ヶ月目までは、もっと凝ったものに挑戦してゆきます。
実際このコースを取った方も、大変わかりやすいと評判ですので、何か作ってみたいと思っている人は、こんなミシンの学び方もあります。
これがきっかけで、もっとミシンの創作の夢が広がってゆくかもしれません。

 

アンティークミシンの魅力

昔のものは、ちょっと古臭いのに、何となく味のあるものです。
ミシンもその例外ではなく、実際古い海外のミシンなど、あの足踏みタイプなどを好む人がいます。
ネットでも、こういったアンティークミシンを日本だけでなく、海外から仕入れて、販売しているサイトもあります。

例えば、コンピューターミシンがある時代に、今だに足踏みのミシンを好んで使っている人もいます。
あるサイトでは、アンティークのミシンをただのインテリアという見方ではなく、好んで使われる方に修理をして、販売しているところもあります。
もちろん、インテリアとしても雰囲気にあった部屋に飾っておくと、結構すてきな演出をしてくれます。

しかし、アンティークミシンの修理屋さんがあるのであれば、このまま洋裁の作業に使われるのも悪くないのではないでしょうか?
値段もまちまちで、安いものでは10万円以下で購入できますが、高いものなら、30万円以上します。
しかし、いずれもバックの歴史があり、調度品のひとつになることを考えると、値段的には意外と安いのではないかと考えます。