<h4>男性恐怖症とは</h4>
同性なら気兼ねなく話をすることができるのに、男性が苦手で怖く感じてしまうがために、触られたりしてしまうと強い不安に襲われてしまうのが男性恐怖症の特徴の一つです。
同じ空間にいたり一緒にいることが耐えがたい苦痛となり、思うように接したり良い関係を築くことができず、場合によっては日常生活に支障をきたしてしまうこともあります。
多くは思春期以降、結婚をするまでの間の女性に見られると言われていますが、年齢問わず男性恐怖症に悩み苦しんでいる女性はたくさんいるのです。

<h4>男性恐怖症かどうかをチェックするには</h4>
どんな女性でも、男性を前にすれば多少は緊張し、意識をするものです。
本能的に人間は異性を意識するので、女性は男性に対するある程度の潜在意識があります。
しかしながら、その程度は個人差が大きく分かれるところでもあり、どこからが男性恐怖症なのかが分からないという方も少なくありません。
自分が男性恐怖症なのかどうか、それをチェックするにはチェックシートがおすすめです。

「男性が苦手だから、自分はもしかしたら男性恐怖症かもしれない」と考える人は多いです。
簡単ではありますが、まずは以下の質問に答えて男性恐怖症かどうかをチェックしてみましょう。
<strong><span class=”ylw”>2つ以上当てはまる方</span></strong>は男性恐怖症の可能性があります。

・男性に対して強い不安、恐怖を感じる
・男性が近づいてくるだけで威圧感を抱く
・話すだけでひどく赤面したり、動悸が激しくなったりする
・話す、触れられるのはおろか、近づくだけで耐えられない
・男性のことを考えるだけで強い嫌悪感や恐怖を抱く

ただ、これらの症状の度合いによっては男性恐怖症とまでは言えないことがあるのも事実です。
社会生や日常生活に支障をきたす、外に出ることが怖くて仕方がない、もしくは出ないようにしてしまうというのであればより男性恐怖症の可能性が高まり、治療の必要が出てきます。

こういった強い不安や恐怖がひどくなってくると、
男性とのコミュニケーションがうまく取れなくなってしまいます。
一定の距離を保てば何とか平気でいられるという人もいますが、
中には家から外に出るのも怖くなるぐらい男性恐怖症がひどい人もいます。

外に出れば男性とすれ違うこともありますよね。
コンビニの店員も男性かもしれない、タクシーの運転手も男性かもしれない。
社会生活を過ごす上でまったく男性に合わずにいるということは無理なのです。

<h4>男性恐怖症チェックシート</h4>
男性恐怖症かどうか、さらに詳しくチェックしたいという方は以下の問いに答えてみてください。

・小さなことが気になって、相手が何を考えているのか気になってしまう
・人と会うたびに疲れ、その後何もできない
・人と関わることを極力避けてしまう
・かかわりのある人から嫌われてしまうことに恐怖を感じる
・自分の考えや意見、本音を伝えることができない
・うまくいかないことはすべて自分のせいだと思う
・物事を悪い方に考えることが多い
・自分の方を見て話している人を見ると、悪口を言われていると思ってしまう
・仲良しでも自分だけなんだか孤立しているように感じる
・人と話す場面、朝礼や会議など異常なまでに緊張をする
・誰かがいつも見ている気がする
・怒られたり否定されることに強い恐怖を感じる
・雑談のような会話ができない
・自分の話を聞いてもらうとなると緊張して話せない
・ものごとは0か100かしかないと思っている
・悩みごとがあっても他人に相談をしない
・マイナスの感情は出さすに抑え込んでしまう
・高圧的な親、過干渉な親に育てられた
・保育園や幼稚園で泣いていたことが多い

上記の項目が当てはまれば当てはまるほど、男性恐怖症の可能性が高くなります。
もしチェック項目に当てはまっているなら、生活に支障をきたす前に対処法を考えてみましょう。
まずは通院、服薬といった本格的な対処法だけじゃなく、徐々に慣れていく方法、落ち着ける栄養素を取るなど様々な対処法が存在します。
やってみてもいいな、と思える対処法から試していくのをおすすめします。

<h4>本格的な男性恐怖症の治療方法</h4>
男性恐怖症と診断されると、それを克服するための治療を行っていきます。
個人差が大きいため、カウンセリングを受けて徐々に男性恐怖症を克服していきながら、必要に応じて薬物を用いて治療を行っていくこともあります。
薬物というのは漢方をはじめ、抗うつ剤や抗不安剤などの処方です。
心配される方も多いのですが、薬の服用は一時期であり、長い間服用するということはあまりありません。
薬では根本的な治療とはならないため、徐々にカウンセリングのみで治療が行われていくこともあります。
男性恐怖症の程度によって治療方法が異なってきますし、クリニックによっても治療方針も違いますので一概には言えませんが、短期間で治療はせず、ゆっくりと時間をかけて根本から治療を行っていくのが一般的な治療方法となっています。
治療期間は個人差があるためにどの位とは言えませんが、治療によって男性恐怖症を克服された方はたくさんいます。

<h4>男性恐怖症の原因</h4>
なぜ男性恐怖症になってしまうのかというと、過去に男性から受けた心の傷や身体の傷などがトラウマになってしまうという理由が一つ。
もう一つは神経系においてとらわれているということが原因となってしまっているというものが理由としてあげられます。
トラウマとなってしまうのが強姦やレイプ、痴漢などの被害にあったというケースが大半を占めますが、言葉によるセクハラやパワハラ、失恋などの恋愛の体験、異性の家族や親族などからの性的虐待、男性からのいじめなどが男性恐怖症を引き起こします。

ただ、神経系が原因でとらわれというところが原因となっているケースは、赤面症や視線恐怖症、対人恐怖症などといった他症状があることから、男性恐怖症に陥ってしまうことがあります。
ただ、トラウマになっているケースよりも少ない傾向があり、男性恐怖症の多くはトラウマから起こるものとされています。


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<h4>男性恐怖症と診断される基準</h4>
男性恐怖症と診断されるのはどのような場合でしょうか。
はたして自分は男性恐怖症なのか、それとも単なる男性が苦手なだけなのか。
気になるところですよね。

一般的に女性は男性を意識します。
なので男性の前である程度緊張することは普通なのでそれほど心配することはありません。
もちろん男性の前で全然緊張しない方もいますが、緊張する方の方が圧倒的に多いです。
また、一時期は男性恐怖症だと思っていても、時間が解決してくれて、時とともに症状が軽減しすっかり治ってしまうことも良くあります。

ここからが男性恐怖症という線引きは実は難しいのですが、以下のチェック項目が目安になります。
・全ての男性に対して<strong><span class=”ylw”>不安、恐怖、威圧感</span></strong>を感じる。
・男性と話すだけでひどく<strong><span class=”ylw”>赤面したり動機が激しくなる</span></strong>。
・男性には<strong><span class=”ylw”>絶対触られたくない</span></strong>。
・男性の事を<strong><span class=”ylw”>考えるだけで嫌悪感を抱く</span></strong>。

これらのチェック項目のうち2つ以上当てはまれば、男性恐怖症の可能性が高まります。
さらにこれらの症状が、社会生活を通常に過ごすことができないほど強ければ、男性恐怖症であり治療が必要と言ってもいいでしょう。
例えば、職場において取引先の男性や社内の男性と目が合うだけで、顔が真っ赤になり鼓動も激しくなり、その場に留まることができずトイレに逃げてしまった。
また男性と接するだけで吐き気をもよおしたり、動悸が速くなって過呼吸になってしまった。
このような症状が出てしまうと、男性と接するのが怖くて外出さえもままならなくなります。
男性への恐怖から社会生活が普通に送れないとなると治療が必要になってきます。

男性恐怖症に悩む多くの女性は、「男性は苦手だけれでも恋愛や結婚はしたい」という方です。
通常の男性が苦手という方は、男性と接する機会が増えれば慣れてきて、苦手意識がなくなる場合もありますが、男性恐怖症の場合は慣れるどころか、ますます症状が悪化する場合があるので注意が必要です。

「とにかく男性と話せば治る!」と無理をするのは禁物です。
むしろ逆効果の場合があることは記憶にとどめておいてください。
自分が男性恐怖症だと思った場合は、速やかにカウンセリングを受けることが大切です。

<h4>男性恐怖症の原因</h4>
男性恐怖症の原因の大半は、トラウマだと言われています。
トラウマというのは過去に何かしらの言動や行動によって受けた深い心の傷です。
傷が深ければ深いほど残ってしまうもので、多感な時期に経験したり感じた、男性に対する不信感や恐怖心、不快感などを大人になってもずっと引きづってしまいます。
もちろん大人になってからもそういったトラウマができないわけではありません。
性的なことに対する男性の嫌がらせなどを受けたケースはほとんどトラウマになってしまうと言われています。
強姦やレイプなどを経験して男性恐怖症になる方もいますが、実は言葉により傷つけられている女性も少なくありません。

トラウマから男性恐怖症になってしまうケースが多い中、いじめが原因で男性恐怖症になってしまう女性もいます。
外見のことでいじめを受けたりすると、感受性が強い幼少期などはとても傷つきやすく、その傷は深くなります。
言い返せればそれに越したことはないのですが、言い返すことができない、言ったら倍になって返ってくるという恐怖心から耐えることを選ぶわけですが、それが男性恐怖症を引き起こしてしまうのです。

<h4>想像以上に男性恐怖症は辛い</h4>
男性に対して何とも思っていない、普通に話をしたりすることができる状態の方からすると、見た目は普通なので男性恐怖症かどうかがわかりません。
しかしながら、本人からしてみると360度どこにでもいる男性すべてが恐怖の対象となっているため、気持ちが休まるところがなく、精神的にかなりつらいのです。
中には多くの男性と接した方が克服できるのでは、などと考える人もいるため、男性恐怖症というのはまだまだ浸透していない症状であるというのが現状です。
治療をするにも時間を要するため、一筋縄にはいかないところも少なくありません。

<h4>治療には多くの時間が必要となる</h4>
男性恐怖症は個人差はあるものの、多くが年単位での治療を行っています。
トラウマとなっていること、原因が根深ければ根深いほど、克服するのも困難を極めるとも言われています。
性的被害にあわれている方の中には、何十年と年月をかけて男性恐怖症を克服されている事もあるのです。

たとえば、かすり傷や擦り傷程度なら1週間もしないうちにかさぶたになって、傷跡もさほど残ることはありません。
しかしながら、その傷口が深く縫わなければいけないような状態だった場合、傷口がふさがってかさぶたになり完治するまでには時間がかかります。
男性恐怖症もこれと同じで、目に見える症状ではないものの、心の傷はとても深いため、治療をするにあたっても時間を必要とするのです。

<h4>男性恐怖症になりやすい人とは?</h4>
こういう性格だから男性恐怖症になる、ならないと決まっているわけではありません。
ですので、一概には言えないものの、男性恐怖症になってしまう原因の多くは性的被害に遭われたという方が多い傾向にあります。
もちろん性的被害を受けずとも、環境やその時の状況などによって男性恐怖症になってしまうケースもあります。

「他人の評価が気になる」「まじめな傾向がある」「一人で悩みを抱えてしまう」「完璧主義なところがある」「内気」「感受性が豊かである」「神経質」など、これらの条件が当てはまりやすいという方は、男性恐怖症や対人恐怖症を起こしやすいと言われています。
性格によってなりやすい人、なりにくい人などがいますが、実は男性恐怖症は女性なら誰にでも起こりうる症状であることを忘れてはいけません。


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<h4>■対人恐怖症とは?</h4>
対人恐怖症は、自分が周囲からどのように見られているのかを過剰に意識するあまり、人との接触に不安を感じ、やがて人との接触を避けようとしてしまう症状のことです。通常、職場や学校など継続性があり、かつそれほど密な関係ではない相手に対して発症するものであり、両親や兄弟、祖父母といった「何があっても受け入れてもらえる」ような相手に対しては発症しません。

対人恐怖症というと赤面症や吃音症のような、目に見えてそれとわかる症状を発症すると思われがちです。しかし一見普通に相手と会話ができているように見えても、実は話す内容や話し方、細かいしぐさに至るまで少しでも相手に変な印象を与えないようにと過剰に緊張しているのです。やがて症状が悪化すると相手とのコミュニケーションの取り方が分からなくなってしまったり、話しかけられると頭が真っ白になってしまい言葉が出てこなくなってしまったり、赤面や大量発汗、吃音といった目に見える症状が現れるようになってきます。そうなると、そういった状態の自分を周囲にみられることを恥ずかしいと感じるようになり、より症状が悪化するという負のスパイラルに陥ってしまうのです。ここまで来てやっと周囲からも、自分でも対人恐怖症なのかもしれないという疑いが生じるようになることもあります。

<h4>■対人恐怖症の克服法</h4>
対人恐怖症は社会生活に影響を及ぼすものでもあるため、一刻も早く治療しなければと焦ってしまうこともあるでしょう。しかしそれではかえって症状を悪化させ、克服を困難なものにしてしまう恐れがあります。まずは、ムリに人の輪に入ろうとせずにマイペースに過ごすよう心掛けることが大切です。

イメージトレーニングも有効です。自分が人と楽しく会話をしている光景、大勢の前で堂々とスピーチをしている光景を繰り返しイメージするといいでしょう。目の前で会話している人々の輪の中に自分が混ざって会話していることを想像してみるのもいいでしょう。こうしたトレーニングを繰り返しているうち、とっさに話を振られたときに自然に言葉を返すことができるようになるでしょう。そうすれば自信がつき、少しずつでも恐怖症の症状を和らげることができるはずです。

<h4>■特定の男子だけが怖い対人恐怖症</h4>
対人恐怖症というと不特定多数の相手に対して発する症状だと思われていることが多いのではないでしょうか。確かに多くの場合、「人そのもの」に対して苦手意識を感じるものですが、中には特定の相手にたいしてだけ恐怖を感じ、それ以外の人々に対しては全く正常に接することのできる対人恐怖症もあるのです。

特定の相手は個人の場合もありますが、対象が比較的広いケースもあります。たとえば、特定の男子であっったり、声の大きな男性であったり、派手な外見の女性であったり、先輩や上司という関係性の人であったり、年上の女性全般であったり、といった具合です。人によってどのようなタイプの人に症状が現れるかは異なります。一見恐怖心を抱かれにくそうな声の小さな男性であったり小柄な女性であっても、そういったタイプに恐怖を抱くケースもあるのです。

特定の相手だけが怖い対人恐怖症の場合、一般的な対人恐怖症と比べれば暮らしやすいのではないかと思われがちですが、恐怖を抱く対象がごく身近な人物であれば日常的に辛い思いをすることになりますし、それ以外の人に対しては普通に接することができるため、周囲や自分でも症状に気づきにくくなってしまいます。

<h4>■特定の相手にだけ発症する対人恐怖症の原因</h4>
なぜ特定の相手にだけ対人恐怖症が発症するのか、その大きな原因は過去の経験によるトラウマです。

恐怖の対象の相手と過去に大きなトラブルがあったり、ひどく傷つけられたりといった経験があり、その相手と対することで当時の記憶が甦り、反射的に対人恐怖症の症状があらわれてしまうのです。

小学校の頃特定の男子からいじめにあっていたり、大勢の前で上司からひどく叱られたりという経験がある場合に、その男子や上司全般が苦手になってしまうことがあります。また、その当時自分ではそれほど傷ついたり恐怖を感じた意識はないものの、実は無意識下ではひどく傷ついたり恐怖を感じていたという場合や、そういった出来事自体を忘れてしまっている場合もあります。しかし脳には無意識下で感じた感覚や記憶がしっかりと刻まれており、自分では意識せずに恐怖感を抱いてしまっているというケースもあるでしょう。

特定の相手にだけ発症する対人恐怖症は、その原因がはっきりしているケースが多いため、克服にかかる時間も一般的な対人恐怖症に比べて短くて済むケースが多くなっています。原因が無意識下のものであったり忘れてしまっているものであったとしても、それを意識したり思い出すだけで症状を克服できる場合もあります。そのため、まずは自分が対人恐怖症であることに気づくことが第一歩なのです。

 

男性恐怖症とはその名の通り男性に対して恐怖心を抱く症状ですが、それがあまりに病的で、ごく一般的な社会生活に支障をきたしてしまう障害のことを指します。男性全体に対してそのような恐怖心を抱くこともあれば、特定のタイプの男性にだけそのように感じることもあり、中には同世代の男性に対してのみそのような症状を感じる人もいます。これは何も生まれたときからそのような障害を持っていたというのではなく、何らかのきっかけからトラウマとして発症していることが殆どですから、まずはそのきっかけを分析してみましょう。同世代の男性が嫌いという場合は、おそらく思春期の多感な時期にクラスの同級生男子からいじめを受けた、からかわれた、性的な嫌がらせを受けたなどといったことがきっかけとなっていると考えられます。自分のトラウマについて分析し把握したうえで、男性恐怖症の克服する方法を検討しましょう。

<h4>■自分の間違った思い込みを修正する</h4>
何がトラウマになっているのかを把握できたなら、まずはそこから派生している「間違った思い込み」を修正します。例えば中学生の頃同級生の男子にいじめられたことがきっかけで同年代の男性全般が苦手になっているのであれば、「自分をいじめたのはそのかつての同級生であって、今自分の周りにいる男性ではない」と自分の認識を修正するのです。現在自分の周りにいる男性は自分をいじめない、恐怖の対象ではないと自分に言い聞かせましょう。勿論簡単に認識を変化させることはできませんが、まずは何度も自分にそう言い聞かせることが大切です。繰り返すことで徐々に変化していきます。

<h4>■男性の知り合いを作る</h4>
いきなり男性と仲良くなろうと努力する必要はありません。同年代の男性で職場の同僚や取引先の人、同じサークルにいる人など顔を合わせることが多い人に、まずは普通に挨拶できるようになりましょう。顔と名前を知っているのであれば、会えば挨拶くらいするのは当たり前のこと、と自分に言い聞かせてください。挨拶することに慣れてきたなら、天気の話など当たり障りのないことをもう一言付け加えてみてください。そのような「知り合い」程度の男性を少しずつ増やしていきましょう。顔と名前を知っている全ての男性とそのように接する必要はありません。まずは比較的接しやすいと感じる男性から始めてみてください。

<h4>■メールやLINEで会話してみる</h4>
挨拶程度はできてもそれ以上の会話ができないという段階では、直接顔を会わせずに会話ができるメールやLINEで試してみるのもお勧めです。内容をゆっくり考える時間があるのも良いところ。相手はやはり同僚など「連絡する必要がある人」を選ぶと良いですね。事務的な連絡のメールであればハードルも低く感じるでしょう。「○○の資料を△日までに仕上げて欲しいそうです」など短いメールから、慣れてくれば「急ぎですみません」「助かります、よろしくお願いします」などプラスアルファとして少し自分の感情も織り交ぜていくと良いですね。

<h4>■直に話してみる</h4>
「この人とのメールのやり取りは慣れてきたな」と思える相手が出てきたなら、今度は勇気を出して直に話してみましょう。おそらく相手の男性も「メールでは割と普通に接してくれるのに、何で会う時には知らん顔するんだろう?」と不思議に思っていますから、話しかけてもらえたらホッとするはずです。この時も、まずは事務的な内容からで良いでしょう。メールで話したことを確認するというスタイルで十分です。目を見て話すのはまだ難しいですが、目が泳いでしまっては男性の方も居心地が悪くなってしまいますから、相手のネクタイの結び目に視線を落としておきます。慣れてきたらほんの一瞬でも良いので目を見る努力をしてみましょう。赤面してしまう人は、「私赤面症なので気にしないでくださいね」と先に自分から言っておくというのも1つの方法です。赤面症はすぐには克服できませんから、何とかしようとするより赤面すること自体を気にしないようにするのがコツです。

<h4>■複数人数で出かけてみる</h4>
今まで男性が交ざっているというだけで誘いを断ってきたかもしれませんが、事務的とは言え男性と接することにある程度慣れてきたなら、もう1歩踏み出して職場の男女複数と一緒にランチに行くなど、職場以外の場所にいる男性と接する環境を作ってみましょう。最初は他の女性たちの陰に隠れるようにしていても構いません。自然体の男性がどんなことを考えているのか、オフの時はどんなことをして過ごしているのかなどを聞いていくうちに、男性はそれほど怖いものでも気持ち悪いものでもないと分かってきます。ただし、お酒が絡んでくる飲み会や交際相手を探す合コンなどは逆効果になる可能性も高いのでお勧めできません。

<h4>■焦りは禁物</h4>
男性恐怖症を克服する最大のキーポイントは、焦らずハードルを低く設定することです。克服法を試そうとして「やっぱり駄目だ!」と思ったなら、無理せず一呼吸おいて、次の機会に回すくらいの感覚で少しずつ進歩していってください。

 

男性恐怖症の症状は人それぞれです。
心の中で「男が嫌い」と思っていても、普通にコミュニケーションを取れるのであれば男性恐怖症とは呼べないでしょう。
では、具体的にどんな症状があるかみていきましょう。

まず、赤面です。
軽く話しかけられたり肩や手が触れたりしただけで、顔が真っ赤になってしまう症状です。
傍目から隠すことができないので、本人的には非常に辛い症状です。

そして、吐き気や嘔吐を覚える人もいます。
ひどい場合はテレビで芸能人が下ネタを連発しているのを聞くだけで、吐き気をもよおす場合もあります。

また、動悸を感じる人も多いですね。
エレベーターや電車など極めて密着するようなスペースに男性がいると、恐怖に耐えられなくなって動悸がします。
目があった、男性が向こうからやってきたという状況でもそのような症状を覚える人もいます。

動悸がひどくなると過呼吸になります。
症状を引き起こす要因は様々ですが、同じ空間に男性がいるだけで耐えられないという重度の男性恐怖症の人もいます。


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男性恐怖症が転じてうつ病を引き起こしてしまうこともあります。
うつ病とは心の風邪と表現されるほどありふれたもので、気分が落ち込んだ状態が2週間以上続くことを指します。

うつ病は生きるエネルギーが奪われてしまうようで、ガス欠状態によく例えられます。
そのため普段は普通にこなしてきた仕事や行動もできなくなり、自己嫌悪もどんどん強くなってしまいます。
うつ病の原因は精神的ストレスが重なることが大きいと言われていますから、当然ながら男性恐怖症でいることのストレスからうつになることはあり得ます。

うつかどうかの判断は、一日中落ち込んだ感じが2週間以上続くかどうかということです。
元気な人でも気分の浮き沈みはありますが、普通は時間が経てば晴れるものです。
他にも、何をしても楽しいと感じ無かったり、思考力が落ちたりするようなことがあればうつ病を疑いましょう。
そのような症状を自覚したら、迷わず専門の機関に相談することが大事です。
風邪を引いたら内科で薬を出してもらうように、男性恐怖症でうつ病かなと思ったら心療内科を受診しましょう。


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PTSDとは、心的外傷後ストレス障害と訳されます。
強い心の傷、つまりトラウマが原因となって発症する症状のことで、性的被害や暴力が原因の男性恐怖症も、PTSDの一種と言えます。
強いストレスによる心の後遺症とも考えられるでしょう。

PTSDになると、突然強い恐怖心や不安に襲われ、自分ではコントロールできなくなります。

男性恐怖症の場合だと、突然男性に対して強い恐怖心を抱き、震えや動悸が止まらなくなります。

直接的な性的被害に合わなくても、ストーカーをされた経験から男性恐怖症になり、PTSDになることもあります。
例えば自分の後ろに男性がたまたま歩いていたり、エレベーターで見ず知らずの男性と一緒になったりすると、症状を発症します。

また、普段は問題無く過ごしていても、突然恐怖がよみがえってしまう症状があるのもPTSDの特徴です。
男性とも問題無く会話ができているのに、トラウマの原因となった出来事と同じ様な状況に身がおかれたことで突然発症するのです。

そのきっかけは自分でも他人でも分からないことが多く、たまたま性的加害者と同じシャツを着ていた人に遭遇しただけで、恐怖が蘇ってくることもあります。
症状を根本的に解消するには、辛いですが過去の出来事を見つめ直すことも必要になってきます。

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過呼吸症候群とは過換気症候群とも呼ばれ、突然息苦しさに襲われ呼吸が荒くなってしまう症状です。
心理的な不安がきっかけで引き起こされることが多く、主に若い女性に良く見られます。
男性恐怖症でも強い不安や恐怖を感じたときに、突然過呼吸に襲われることが良くあります。

過呼吸は息苦しさを感じるために呼吸が荒くなってもっと息を吸おうとしますが、そうすることで血中の二酸化炭素が減りより苦しくなります。
症状に見舞われているときにはそのまま息が止まって死ぬのではないかという不安に駆られますが、過呼吸で死ぬことはありません。

まずは過呼吸では死なないという認識を持ち、万が一発作が起きた時の対処法を覚えておくと不安も軽減されるでしょう。
紙袋などを持ち歩いておき、発作が起きたら口にあてるのもひとつの方法です。
紙袋が無ければハンカチやタオルで軽く押さえるのもいいでしょう。

しかし、これはあくまでもその場の症状を楽にするための方法であって、根本的な解決ではありません。
不安の原因となっている男性恐怖症を克服しなければ、過呼吸の症状も無くなっていかないでしょう。
もし男性恐怖症のせいで過呼吸がひどいというなら、カウンセリングなどの治療も必要になってきます。

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男性恐怖症と強迫神経症は、密接な関係があります。
強迫神経症とは、一つの物事に対して以上に囚われてしまう症状のことです。
少しでも気になり始めたら、常にそのことが頭から離れず生活にも支障をきたすようになります。
例えば、手を洗ってもキレイになっていないのではないかと不安になり、何度も手を洗う行為を繰り返すのも強迫神経症の一種です。

男性恐怖症の人も、強迫神経症を発症している場合があります。

例えば、性的被害にあった後に、自分の体が汚れているような気がして何度も体を洗わずにはいられないという行為も、強迫神経症です。
男性が座った場所には座れない、使ったものには触れないという行為も当てはまります。

街中を歩いていると、「また自分は被害にあうのではないか」という強い不安に駆られてしまい、外出もままならなくなることもあります。
ここまでいくと、単に男性が怖い男性恐怖症ではなく、強迫観念にとらわれているといえます。
このような症状を解消するには行動療法も効果的なので、治療を実施している心療内科などに相談するといいでしょう。


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視線恐怖症とは、視線が異常に気になる症状のことです。
男性恐怖症でも視線恐怖症を伴うことが多く、実際に男性を接することはなくても日常生活が正常におくれなくなるほど悩んでいる人もいます。

視線恐怖症は他人の視線が気になってしまう症状を思われていますが、実はそれだけではありません。
自分の視線が他人に不快な思いをさせているんではないかと思い込む自己視線恐怖症、人の目を見て話せない正視恐怖症などがあります。

男性恐怖症の場合は、やはり男性からの視線に恐怖を感じてしまう他者視線恐怖症が多いです。
症状がひどくなると仕事でも男性とのコミュニケーションが取れなくなります。
男性店員と目が合うのが怖いので、買い物にも行けないようになってきます。
さらにひどくなると、外出さえままならなくなってしまいます。

もし男性からの視線によって極度のストレスを感じるようなことがあれば、ひどくならないうちに男性恐怖症の治療をすることも必要になるでしょう。


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男性恐怖症の症状の一つに、赤面症があります。
男性と目があったり少し話したりするだけで、顔が真っ赤になってしまう症状のことです。
顔が赤くなるぐらいなら大したことないと思われがちですが、赤面症で悩む人にとっては大問題なのです。

体質的なことを考えれば、浅黒い肌の人より色白の人の方が目立ちやすく、赤面症になりやすいと言えます。
何かのきっかけで動揺したときに顔が真っ赤になってしまうと確かに目立ちますが、それよりも問題なのは赤面のせいで人からおかしいと思われるのではないかという赤面不安症です。

まず、赤面自体をあまり気にしないようにすることが大事です。
男性恐怖症なら、男性の前にいても慌てなくなるように、少しずつ克服していくことも大事でしょう。
他人は自分が思っているより赤面について気にしていないものですが、打ち明けられる人がいるなら「男性恐怖症のせいで顔が赤くなる」と伝えてみましょう。
人に話すだけでも、気分が楽になることもありますよ。


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男性恐怖症が引き起こす体の症状の一つに、多汗症があります。
普通の状態であっても、体を動かせば汗をかくのが当り前です。
しかし、緊張が強いと、汗が多量に出てしまうことがあります。

多汗症が表れる場所は、人によって違います。
緊張したときに脇や背中に汗が吹き出したり、手のひらに汗をかいたりします。
中にはおでこから滝のような汗が滴り落ちてしまうこともあります。
男性恐怖症の場合は男性と接するだけで緊張し、発汗してしまいます。

多汗症は、まず汗をかくことにとらわれすぎないようにするのが大事です。
女性ならブラウスに染みてくるワキ汗や背中汗が気になりますが、ワキ汗パッドを使用したり、ジャケットを羽織ったりして目立たないようにする対策も大切です。

それでも発汗が気になるようなら、緊張の原因である男性恐怖症の克服も視野に入れなくてはなりません。
まずは発汗を気にしないようにすることと、緊張の原因である不安を取り除いていくことが大事です。


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男性恐怖症を克服する前に、まずはどのような原因があるか考えていきましょう。
・家庭環境が原因
父親から虐待を受けていた、もしくは母親が父親から暴力を振るわれていたのをみていたなど、家庭環境が災いして男性恐怖症になるケースです。

・過去の恋愛体験が原因
交際相手が暴力をふるったり怒声を浴びせたりする人だった、信じていた相手にひどく裏切られたという経験をすることから、男性に対して強い恐怖心や嫌悪感を抱いてしまうこともあります。

・性的な嫌がらせをされた
痴漢、暴行など性的犯罪の被害者になることで、心は強い傷を負ってしまいます。
誰にも言えないので、1人で悩み苦しみが大きくなってしまいます。

・男性からのセクハラ、いじめが原因
男性のほうはそのつもりが無くても、些細なことで女性は傷つき恐怖心を抱いてしまいます。
子供のときのいじめ体験が深く心に刻まれて、そこから立ち直れない人もいます。

・なりやすい素質がある
自意識が強かったり、人目を気にし過ぎたりするような性格の人は、そうでない人よりも男性恐怖症になりやすい傾向にあります。
男性に対して理想を抱き過ぎてしるばっかりに、裏切られるようなことがあればショックが大きくなることもあるでしょう。
他の人なら受け流すことができる事柄でも、簡単に受け流せずに心の傷となって残ってしまいがちです。

原因は一つとは限らず、いくつもの事象が重なって症状が出てしまうこともあります。
克服したいと思っているなら、そのひとつずつをほどいて対処法を考えていくと良いでしょう。

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男性恐怖症の原因はいったいなんなのかを考えた時に、真っ先に思い付くのはトラウマです。
トラウマとは、過去に受けた心の深い傷のことです。
あまりにも傷が深いと、治らずそのままの状態で残ってしまいます。
中でも、まだ多感な子供のころに経験した男性がらみの嫌なできごとは、強いトラウマとしてずっと引きずってしまいがちです。

良くあるトラウマは、性的なことで男性に嫌がらせを受けたケースでしょう。

強姦などすごく痛ましい経験が元で男性恐怖症になる人も多いですが、言葉によるセクハラ、過去の辛い恋愛体験も十分なトラウマになります。
また、子供のときに男子生徒にいじめられていたのが原因で、すべての男性が苦手になってしまう場合もあります。

中でも重大なのは強姦や性的な嫌がらせですが、残念ながらその原因を作ってしまう男性が父親や兄、親戚など身近な人物であることも多いのです。
信頼していた人に裏切られてしまった行為が心に深く傷を作り、重度の男性恐怖症を引き起こしてしまいます。


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男性恐怖症は暴力や性的犯罪に合った人だけがなるものではありません。
子供のころに男子からいじめられた経験がトラウマとなって、男性恐怖症になってしまうことも多いのです。

例えば小学生や中学生のころはちょっとした外見の特徴が原因で、いじめられてしまうことは良くあります。
どの強いメガネを掛けていることをからかわれたり、ポッチャリ体型をデブとからかわれたり。
子供のころは感受性が豊かなので傷つきやすく、言い返せない大人しい子はより傷が深くなります。

学校を卒業しても、いじめられた記憶は付いて回ります。
社会に出て男性とめぐり合っても、いじめられた男子のことを思い出して怖くなり男性恐怖症になってしまうのです。
悪いのはいじめていた男子であって、いじめられた本人ではありません。
目の前にいる男性も当時のいじめっ子ではないということを理解して、少しずつ認識を変えていくようにしないといけないでしょう。
荒療治はせず、根気強く克服していくことが大事です。


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男性恐怖症は男性から強いショックを与えられたことが原因で引き起こされることがほとんどで、性的嫌がらせや暴力の被害を受けた女性がよく陥ります。
男性からの強いショックは決して性的嫌がらせや暴力だけではなく、失恋の強い痛手も当てはまり、男性恐怖症の引き金となります。

失恋は誰にでも起こりうることですが、どんなに時間が経ってもその痛手から立ち直れずにいる人もいますね。
そしていつしかその失恋の痛手はトラウマとなって、傷ついてしまうことが怖くなり全ての男性と接触するのさえ怖くなってしまうのです。

自分から別れを切りだす失恋ももちろん辛いのですが、信じていた男性に裏切られてしまうような行為をされてしまうと、より傷は深くなります。
誠実だと思っていた彼が浮気をしていた、優しいと思っていた彼が豹変し暴力を振るわれたという経験は、非常に辛いものです。
このような思いをしてしまうと、また誰かと親しくなるのが怖くなってしまいます。
ほとんどは時が解決してくれますが、傷が深くて男性恐怖症がひどい場合には治療も考えなくてはいけません。


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生活にも支障をきたして男性恐怖症が辛いと思うなら、治療が必要になってくるでしょう。
特に周りにも理解者がいなくて、自分で克服したいと思っていてもどうしようもないときには、医療機関のサポートが必要です。

男性恐怖症は対人恐怖症ですので、そのような症状を扱う診療科といえば心療内科や精神科でしょう。
これまで心療内科に抵抗があって通いづらかった人でも、名称を「メンタル・心」とすることで通いやすい雰囲気作りをしているクリニックがたくさんあります。

医師も人間ですので、時には相性が悪く治療が進まないこともあります。
そんな時には落胆するのではなく、思い切って病院を変えてしまうのもいいでしょう。
特に男性恐怖症は男性の医師相手だとうまく話せないということもあるので、女性医師や女性カウンセラーがゆっくりと話を聞いてくれるようなクリニックが理想です。

また、病院に通い始めたからといって、すぐに治そうと焦らないことも大切です。
ゆっくりと男性恐怖症になった原因を考えていき、段階を踏んで克服するのが大事です。

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「男性恐怖症」と「男嫌い」は全く別物で、単なる好き嫌いの問題ではなく、好きになりたいと思っても体が拒否反応を示すのが男性恐怖症。
これは一つの疾患と考えて良いでしょう。
ですから必要であれば、病院で治療を受けることも考えた方が良いでしょう。
実際、最初はしり込みしたものの、結局病院で治療を受けることで克服できたという人は少なくありません。

しかし男性恐怖症の場合、何科へ行けば良いのでしょうか?
精神的な疾患の為の診療科と言っても、「精神科」「神経科」「心療内科」「神経内科」「カウンセリング」など違いの分かりにくいものが多いですね。
これらの違いについて簡単にご説明します。

「精神科」と「神経科」は基本的には同じもので、心の症状、例えばうつ病や不眠症、不安障害といった病気を扱います。
心の病気全般、ということですね。
これに対し、「心療内科」はストレスなど精神的な問題によって引き起こされる体の症状を扱います。
例えば胃潰瘍や動悸、喘息といったものですね。
「神経内科」に関しては、パーキンソン病など神経系の病気を取り扱うところなので、心の問題とは無関係です。
「カウンセリング」は医療行為とは別物で、心の悩みを引き出し解決へと導く、病院での薬物療法の補足的な役割も果たすものとなっています。


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男性恐怖症を自分では克服できなければ、思い切って心療内科にかかるのが良いでしょう。
でも、内科や外科など他の診療科とは違って、心療内科は掛かり方が非常に難しいものです。
男性恐怖症はレントゲンを撮って診断というわけにはいかず、医師との相性でも治療は非常に左右されます。
どうしても相性が合わなければ、思い切って病院を変えてみましょう。

まず、心療内科には医師とカウンセラーが別々にいます。
カウンセラーは話を聞いてくれる人で医師とは違い、薬を処方することはありません。

医師はカウンセラーの話も聞きつつ患者の要望も聞きながら、診断して薬を処方します。
医師がカウンセラーのように悩みや昔のトラウマのことを聞いてくれる場合もありますが、カウンセラーと完全に仕事を分担して、一切聞かない場合もあります。
いずれの場合も基本的には患者の話を聞くのに徹し、向こうから意見を言うことはありません。

男性恐怖症の場合は根深いトラウマが原因であることも多いので、たっぷりカウンセリングに時間を割く病院の方がいいでしょう。
それなら、専門のカウンセラーがいた方がベストです。
そのためには前もって予約が必要になります。
また、言いたいことが上手く伝えられずモヤモヤして終わってしまうといけませんので、前もって言いたいことを紙にでもまとめて持って行くのもいい方法ですね。


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男性恐怖症の治療法には、投薬以外にも行動療法を取り入れることがあります。
行動療法とは別名認知療法とも呼び、認知に働きかけて問題を解決していくという治療法です。
投薬治療と並行して実施することで、少しずつ男性恐怖症の克服に役立てることができます。

具体的にどんなことをするかと言うと、まずは原因となる事柄を認識し、不安や恐怖が起きる状況について考えます。
男性恐怖症は過去のトラウマからすべての男性に対して恐怖を感じてしまいますが、目の前を歩いている男性は自分に危害を加える

わけでは無いと認識を矯正していきます。
不安を感じる状況を避け続けるのではなく、少しずつ段階を踏んで慣れていく訓練も必要です。

行動療法を実施するには、かなりの根気と覚悟が必要です。
なぜなら、辛かった過去の記憶をまた掘り起こしてしまうことにもなるからです。
良くなったと思えば悪くなるなど、一進一退を繰り返すこともありますが、根本的に治したいと強く思うなら行動療法も考えてみましょう。

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男性恐怖症を治療する方法のひとつに、催眠療法があります。
催眠療法とは心理療法のひとつで、催眠状態に誘導していくことによって、潜在意識に働きかけようという方法です。
対人恐怖症だけではなく、苦手意識を改善するために用いられることがあります。

男性恐怖症の場合、その原因となる事柄を本人が忘れていることがあるので、催眠療法によって記憶がよみがえることがあります。

そのことによって問題に対しての対処法がみつかることもありますが、ただ辛い記憶を掘り起こされただけということにもなりうるので、十分に検討して受ける必要があります。

催眠療法はどこの病院でも行っているわけではありません。
アメリカでは通常のカウンセリングの一環として良く行われるようですが、日本では実施する病院も少ないです。
辛い記憶を呼び起こしても男性恐怖症を克服したいというなら催眠療法もひとつの方法として有効ですが、信頼できる人物に依頼するようにしましょう。


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男性恐怖症を治療する方法には、カウンセリングもあります。
カウンセリングは患者自ら解決策を見つけるためにサポートをするだけなので、決して意見を押しつけたりすることはありません。
通常は50分から60分程度の時間を掛けて行うので、前もって予約が必要になります。

カウンセリングは心療内科や精神科だけではなく、婦人科や保健所などでも受けられます。
お金を掛けたくないというなら公的期間を利用するのもいいのですが、カウンセラー選びは慎重になる必要があります。

中には性的被害にあった男性恐怖症の女性の心理を理解できないカウンセラーもいて、カウンセリングを受けることによって傷口を広げられてしまうこともあるからです。
男性恐怖症ですから女性のほうが話しやすいでしょうし、多くの症例を持っているような人を探して受けるのもいいでしょう。

医療機関であれば、投薬治療と並行してカウンセリングが受けられます。
臨床心理士などしっかりとした専門家がいる医療機関で診てもらいましょう。
ただし、投薬治療は保険が聞いてもカウンセリングは保険が効きません。
前もってどのくらいの予算が必要なのかを調べ、十分なお金を用意しておきましょう。


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男性恐怖症は心の病ですが、体へ表れる症状が強ければ薬での治療も必要になってきます。
不安が強過ぎて動悸、めまい、冷や汗などの症状が出てくるなら、医師と相談しながら薬を処方してもらいましょう。

男性恐怖症で処方される薬は、主に4種類あります。
・抗不安薬
・SSRI
・β遮断薬
・睡眠導入剤

抗不安薬はその名の通り不安や緊張を緩和する薬で、男性恐怖症以外にもパニック障害などでも処方されます。

SSRIは抗うつ剤の一種で、脳内物質のセロトニンの再吸収を阻害する働きのある薬です。
抗不安薬と同じく、不安や緊張を和らげる働きがあります。

β遮断薬は発汗や震えなど体への症状が強い場合に処方されます。
もし不安が強くて睡眠が上手く取れないなら、睡眠導入剤も必要になるでしょう。
薬を飲むときにはアルコールと一緒に飲まないこと、勝手に投薬を中断しないことが大事です。
また、投薬治療は男性恐怖症の根本的な治療にはなりませんので、カウンセリングなどと組み合わせて少しずつ克服していくのが大切です。


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男性恐怖症は一度良くなったと思っていても、再発してしまうこともあります。

子供のころのいじめや性的いたずらのせいで男性恐怖症になったとしたら、大人になっても彼を作らず1人でいることでしょう。
でも、社会に出てみて色んな男性を接することで、男性は怖いだけではないということが自然と受け止められるようになり自然に男性恐怖症も良くなっていきます。

簡単な会話やコミュニケーションが取れるなら、好きな男性ができてもおかしくありませんよね。

相手の男性も好意を持ってくれているなら、2人でデートということにもなるでしょう。
しかし、そこで男性がいきなり豹変して強く体を求めてきてしまったら、女性の心はズタズタに傷ついてしまいます。

ちょっと男性恐怖症が治りかけのころに男性と親しくなって、そこで強引に性的関係に持ち込まれようとしてしまうと、症状は悪化してしまいます。
一見治ったかとように思えても、そのような出来事で再発してしまうかもしれませんね。
真剣にお付き合いしたいと思う男性には、理解してもらえるように男性恐怖症のことを話しておくことが大事です。


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男性恐怖症を含む対人恐怖症を少しでも軽減するには、何か熱中できるものを探すことが効果的です。
得意なことができれば、人間はそれだけで自分に自信を持てるようになります。
どんなものでもいいですので、何か一つの分野に没頭できるようになれば、だんだんと人目も気にしなくなります。

熱中できるものは本当に何でもよく、例えば仕事のスキルをアップさせるために資格を取得することもいいでしょう。
もしくは、新しく趣味を始めたり、子供のころに中断した習い事をまた始めたりするのもいいですね。

気持ちが落ち着くからと、書道を始める人もいます。
自己防衛術を学ぶために格闘技を習い始めるという方法もありますが、男性が多い教室だと男性恐怖症には逆効果なので女性専用の教室を選ぶと良いでしょう。

また、趣味を通じて男性と知り合う機会も生まれます。
下心も無く趣味の話ができる男性の友人ができれば、少しずつ男性への見方も変わってくるようになり、男性恐怖症の症状が軽減するのに役立ちます。


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男性恐怖症の為に通常の社会生活に支障が出る場合、精神科の診察を受けると良いかもしれません。
中には実際に男性恐怖症に悩み、精神科での治療を受けたいと望んでいる人もいることでしょう。
しかし他の診療科と違って、精神科というのはどうしても敷居の高いものになってしまうようです。
特に「精神科=入院」というイメージがあって、「男性恐怖症について相談したいだけなのに入院させられたらどうしよう」と心配している人もいるようです。

しかし結論から言うと、男性恐怖症のために精神科に入院するというようなことはまずありません。

基本的に精神科への入院は「任意入院」が殆どで、つまり患者本人が入院することに同意し、自ら望んで入院します。
入院によって速やかで確実な回復が望める場合、あるいは環境を変えることで心を静養させることができる場合、
更には生活のリズムを整えることで回復が望める場合などに、入院が勧められることがあるかもしれません。

確かに強制的に入院させられる「医療保護入院」や「措置入院」というものもありますが、
これらは疾患の為に自分や他の人を傷つける恐れがある場合や、本人に常識的な判断が下せず入院を拒否する場合に限られます。
ですから男性恐怖症のような疾患の場合には、「入院させられるかも」と心配する必要はないのです。


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男性恐怖症が深刻な場合、病院での治療が必要になるかもしれません。
病院には様々な診療科がありますが、男性恐怖症の場合に治療を受けるべきは、「心療内科」か「精神科」になると思います。
ここではまず「心療内科」についてご説明します。

心療内科とは、心身症を扱うところです。
心身症とはメンタル的な原因によって引き起こされる体の器質的な障害、及び機能的な障害です。

器質的な障害とは例えば炎症や腫瘍など、レントゲンなどで検査をすれば症状を目で見ることのできる障害のこと。
機能的な障害とはそういった検査では異常は見つからないけれど、現実に体の器官の働きに問題があって生活に支障が出ている状態のことです。
例えば検査したところ炎症も何もないけれど、下痢になったり便秘になったりする過敏性腸症候群などがこれに当てはまります。

男性恐怖症が原因でこういった心身症が見られた場合、心療内科で治療を受け、根本原因となっているメンタル面での治療と並行して、
具体的な体の不調に対する治療を施していくことが必要になってくるわけです。


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男性恐怖症が原因で具体的に体の機能に障害が出ている場合に受けるべきは「心療内科」ですが、
体の機能障害の根本原因となっている「男性恐怖症」という心の状態そのものを治療するのであれば、「精神科」(もしくは「神経科」)にかかる必要があります。
精神科は心の症状に対する治療をすることがメインになりますから、例えばうつ病などの気分障害、
男性恐怖症もそれにあたる神経症性障害、適応障害などのストレス関連障害、総合失調症などが対象となるわけです。

しかし心の病気と言うのは体の機能的な病気とは違い、検査で簡単に判断できるものではありませんし、
直ぐに効く特効薬があるわけでもありません。
医師の判断によって治療法も異なりますし、精神科に通ったらあっという間に回復した、ということもまずないでしょう。
従って基本的に長期間通うことを想定しなければなりません。
またメンタル的なケアは本人との相性の問題もありますので、同じくらいの腕を持つ精神科医師でも、
患者との相性の違いで回復の程度や速度が違うこともあります。
それで精神科を探す場合には、長く通うことができて相性の良い精神科を選ぶ必要があるでしょう。


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男性恐怖症は明らかに心の病気ですから、精神科で治療を受けると回復が早くなる場合が少なくありません。
しかし精神科というのはどうしても入りづらい所ですから、なかなか第一歩が踏み出せない人が多いようです。
そこでここでは精神科の初診についてご紹介したいと思います。
予め予備知識があれば、第一歩も踏み出しやすいと思います。

精神科へ行く時に特に必要なものはありません。
基本的には保険証とお金だけ。

もし以前に他の医療機関で診察を受け、「男性恐怖症だから精神科へ行くように」と言われて紹介状を貰っているなら、忘れずに持参してください。

初診時はとにかく問診に時間が費やされます。
例えば「男性恐怖症で一番困っている症状は何か」「社会生活にどれ程支障が出ているか」「きっかけに覚えはあるか」「いつからか」
「今まで症状にどのように対処してきたか」「周囲の人は自分の症状をどう受け止めているか」「どういう風に治療していきたいか」、こういったことが質問されます。
これらの質問に答える心の準備をしておきましょう。
うまく伝える自信がないなら、予めメモに書き出しておくのもお勧めです。


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男性恐怖症を専門的に治してもらいたいなら、やはり精神科で診てもらうのが一番です。
ただ心の病気は、同じ「男性恐怖症」という名前が付いていてもその症状や原因によって治療法が変わってきます。
また診察する精神科医によっても選択する治療法が違う場合もあるでしょう。
ここでは精神科で受ける治療についてご説明します。

精神科では、基本的に薬物治療が主体となります。

薬は、症状や原因が似ている、あるいは同じ場合に、別の精神病の薬が処方されることも少なくありません。
いずれにせよ薬物治療は対症療法的なもので、これで根本原因をなくすというよりは、薬で症状を抑えながら心の回復を待つというスタンスになります。

それで薬物療法と並行して、認知行動療法が行われることが多いです。
例えば男性恐怖症では「男性は全て自分に対して危害を加えるもの」という誤った認識が深層心理の中に潜んでいますので、
これを修正する認知療法と、その認識に基づいて表れる行動を修正する行動療法を合わせたもの、これが認知行動療法です。
この認知行動療法は、精神科の治療方法の中でも比較的早くに効果が見られると言われています。


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男性恐怖症がひどい場合、動悸や眩暈など身体的な症状に強く表れることもあり、この場合医師の処方の元に投薬治療が施される場合もあります。
男性恐怖症で使われる薬の一つに「抗不安薬」が挙げられます。

抗不安薬には、その化学構造によって「ベンゾジアゼピン系」や「チエノジアゼピン系」「ジフェニルメタン系」等幾つかの種類に分かれますが、現在の日本では「ベンゾジアゼピン系」が主流となっています。

「ベンゾジアゼピン系」は、中枢神経を抑制する脳内神経伝達物質「GABA」を強める働きがあります。
つまりこれによって中枢神経が抑制されて脳内活動がスローダウンし、緊張や不安を和らげることができるというわけです。
またベンゾジアゼピン系は服用後1~2時間くらいで効果が表れるため、即効性という点では優れています。

しかし依存性が強いという点が大きな問題点となっています。
毎日数週間服用していると薬に対する耐性ができてしまい、それまで以上の量を服用しなければ効果を得られなくなってしまうのです。

勿論男性恐怖症で医師の診断の元に処方される抗不安剤であれば、予め服用に関して的確な指示が出されることでしょう。
それをきちんと守っていれば、まず心配はないと思います。


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男性恐怖症を含め、様々な「恐怖症」という疾患は、根底に不安や恐怖がありますから、睡眠障害が起こりやすいものです。
それで睡眠障害を改善するために睡眠導入剤が処方される場合もあります。
根本的な治療法にはなりませんが、睡眠不足による男性恐怖症の悪化やうつ病に繋がる危険性を少なくすることができます。

睡眠導入剤は医師によって処方される薬です。

現在ではベンゾジアゼビン系睡眠導入剤が主流で、脳内のGABAという神経伝達物質の催眠作用を強める働きがあります。
しかし同時に副作用を起こす危険性もあり、注意が必要です。
例えば長期で服用すると体に耐性ができて徐々に必要とする量が増えてしまう依存性や、筋肉弛緩作用といったものが挙げられます。

そもそも睡眠導入剤は半強制的に眠りへと導く薬であって、その根本原因である男性恐怖症を改善するものではありません。
それで精神療法や行動療法で根本原因を克服し、徐々に薬に頼るのをやめていくのがベストです。


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極度に身体的な反応を起こす男性恐怖症の人に対しては、それらを抑える働きをする投薬治療が施される場合があります。

男性恐怖症に対して処方される薬の一つは、「β遮断薬」です。

β遮断薬は、男性恐怖症のみならずパニック障害などの精神的な疾患、また高血圧や不整脈、
狭心症の薬としても用いられているものです。
これらの疾患に共通しているものは、お分かりのように動悸や脈拍数が異常な状態になることで、β遮断薬はこれを抑える働きがあるのです。

そもそも心臓の活動は交感神経の働きによってコントロールされており、
「β受容体」という交感神経からの信号を受け取る部分が反応して心臓の拍動が高まる仕組みになっています。
β遮断薬は、交感神経がβ受容体に働くのを遮断することによって、拍動を穏やかに保つのを助けるのです。

ただしβ遮断薬にもある程度の副作用が考えられます。
不眠や低血圧、倦怠感、吐き気、抹消循環障害などの可能性があるとされています。
勿論処方時に医師から使用上の注意があると思いますので、それらをきちんと守るようにしてください。


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男性恐怖症が身体的な症状に及ぶ場合、医師の判断で投薬治療が行われることがあります。
勿論薬で男性恐怖症を改善するということではなく、男性恐怖症からくる「脳の異常な状態」を抑える働きをする薬です。

その一つが、「抗うつ薬」です。
抗うつ薬にはSSRI、SNRI、TCA、NDRIなど合計8種類の薬が存在しますが、その中でもメジャーなものが「SSRI」です。

一言で言えば、SSRIはセロトニンの濃度の低下を抑える薬です。
セロトニンとは神経伝達物質の一つで、特にドーパミンやノルアドレナリンの暴走を抑える働きをします。

そしてセロトニンが不足するとパニック障害やうつ病が発症すると言われています。
つまりSSRIで、神経のパニック状態を抑制する物質を潤滑に伝達させようというわけです。

SSRIは、それまでの抗うつ薬と比べると便秘や口渇などの副作用が少ない薬ですが、
食欲不振や体重増加あるいは減少、性欲減退といった副作用の可能性があります。
また内服初期に見られる「アクチベーション症候群」や薬を急に中断することによる
「セロトニン中断症候群」といった副作用も報告されています。


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男性恐怖症を克服するには、非常に長い年月が必要になると言われています。
特に男性恐怖症を引き起こす原因のトラウマが非常に大きなものであればあるほど、それだけに克服も困難になります。
性的被害に合った人ならなおさらのことで、10年以上掛けてもなお症状に苦しむ人もいます。

大事なのは、絶対に無理はしないことです。
よく男性恐怖症を治すのは男性に慣れるしかないという短絡的な考えがありますが、荒療治をするとかえって傷を深くしてしまうだけです。

体の傷や病気に例えると分かりやすくなりますね。
傷口がふさがっていないうちに、ハードなトレーニングをする人はいないでしょう。
心の傷は目に見えませんが、まだ傷口がふさがっていない状態でむやみに男性と合う機会を増やしてしまうのは、傷口に塩を塗るような行為です。

心の傷を癒すのは、周囲の温かい愛情と年月が必要です。
何かに没頭する時間を設けるのもいいですね。
男性恐怖症の原因となった心の傷はまったく消えることはありませんが、傷跡になって普通の生活が送れるまで気長に頑張りましょう。

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男性恐怖症を克服するには、まず自分を好きになることが大切です。
男性恐怖症になってしまった原因を考えると、過去のいじめや暴力、性的被害が挙げられます。
被害者であるのに、自分にも悪いところがあるのではないかと自信を無くしたり、そんな目に合ってしまった自分が嫌だと嫌いになってしまったりします。

ありのままの自分を受け入れて好きになることは、自分で男性恐怖症を克服しようと思う時にも役立ちますし、病院で治療を受けるときにも役立ちます。

特に発汗や震えなど明らかに体に症状が表れている時には無理をせず、病院で薬を出してもらうのがいいでしょう。
しかし、薬だけでは根本的な治療にはならないので、自分を受け入れるという意識の改善も必要なのです。

男性とのコミュニケーションに慣れていこうとするのは、まずは自分の自信が回復してからです。
傷口が治らないうちに、激しい運動をしてしまったら逆効果ですよね。
無理をせず、まずは自分を好きになることから始めましょう。


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自分は軽度の男性恐怖症じゃないかと悩んでいる方は多いです。
男性の前だと緊張してしまう、引っ込み思案である、程度ではおさまらず、

・男性に対して恐怖感がある
・顔が赤くなる
・汗を大量にかく
・動機が激しくなる
・男性に対して嫌悪感がある

といった症状がある場合は、軽度の男性恐怖症の可能性があります。
重度の男性恐怖症の場合は、日常生活にも支障をきたしますので、プロのカウンセリングなどを受けることが望ましいですが、軽度の場合、自分で克服することも可能です。

男性と話す際に緊張する女性は多いですが、実はそれが当たり前です。
よほど親しくなければ、男性といることは多かれ少なかれ緊張するもの。
単に男性に慣れてないから、男性を怖く感じる「軽度の男性恐怖症」であれば克服法は単純です。
慣れるだけで悪い症状が無くなることも多いので、男性と話す機会を増やすことが効果的と言えます。

運転免許を取ったことがあれば、初めて時速30kmを出した時の恐怖を思い出せるでしょう。
今では時速30kmなんてへっちゃらで、平気で60kmのスピード出せるようになっているはずです。
人間、慣れないことに直面すると、脳が「緊急事態だ!」と判断し、上記のような症状が出ますが、慣れてしまえばそんな症状も出なくなります。
まずは人間の慣れの能力、自律神経を信用してみましょう。

具体的な方法は、意識して男性とのコミュニケーションを取れる場を作ります。
男性の店員に注文をする、タクシーに乗ってみる、美容室で男性スタッフにお願いする。
なんでも構いません。
とにかく男性が側にいるシチュエーションをとにかく増やすように努力します。
無理に会話する必要はありません。
それだけで男性に対する恐怖心がなくなることもあります。
美容室の男性スタッフとリラックスして話せるようになれば、軽度の男性恐怖症なんて自然となくなっていきます。

また、もし今一人でも「この男性なら緊張しない」という方がいれば、それは宝物です。
大切にしましょう。
その男性と話す機会を増やしつつも、そういった人を一人二人と増やしていきましょう。
他の男性と話した際に、恐怖症の症状が出ても、「私は大丈夫、緊張しないで話せる男性もいるんだから、必ず改善できる」と思うことができます。

さらに、意識を変えるだけで、症状が治まる場合もあります。
例えば、男性を意識しすぎしている場合、男性を家族や女友達だと思いこんで接してみる。
それだけで突然ふっきれることもあります。

「この男性にも大切な家族がいるんだ」
「この男性も私と同じように忙しい人生を送ってるんだろうな」
そんな風に男性も自分と同じ一人の人間なんだ、と想像するだけで、急に安心できたりもします。
行動と意識、両方に働きかければ、軽度の男性恐怖症は克服できます。

 

男性恐怖症の女性はほぼ例外なく、共通点があります。
それは、「自己評価が低い」ということです。

自己評価が低い女性は、強烈な自意識に悩みます。
批判に過敏になり、異常なほどの熱意で人に気に入られたいと思います。
しかしそれでいて、親密な交際からは身を引いてしまう。
男性に気に入られたいと思う自分と、行動に起こせない自分とで悩みます。

不安や悲観的な思いが強く、チャンスを逃し、難問を避け、喜びを感じられない。
こういった感情が全面に出てくると、「私はきっと一生男性恐怖症なんだ」と自滅的な感情に支配されてしまいます。

その特効薬として今注目されているのが、「認知行動療法」です。
認知行動療法は男性恐怖症だけなく、不安、パニック、うつ、依存症、ストレス障害に成果を上げています。
認知行動療法は「低い自己評価を改善する理想的な方法」とされています。

低い自己評価を改善することが、男性恐怖症を克服することに必ず役に立ちます。
しかしあなたも自分で能動的に動く役割が求められます。

認知行動療法は一人でも取り組むことができます。
あなた自身が、あなたのセラピストとなります。
男性恐怖症を克服するだけのスキルではなく、生涯使えるテクニックとなるはずです。

 

自己評価が低い原因はどこにあるのでしょうか。
認知行動療法では、経験が自己評価を作ると見ています。

両親、兄弟姉妹、教師、友達、恋人、同僚。
これら周りの人との経験を取り込んで、あなたの自己評価が下されています。
そして、特に幼少期の辛い経験が、大人になっても判断基準になっています。

男性と話すと極度に緊張した。
顔が真っ赤になって、汗が止まらなくなった。
声が出なくなってしまった。

このように幼少期に体験したことが、あなたの総合的な自己評価、判断の基礎になってしまいます。
それはしばしば「私は男性恐怖症だ」というごく短い言葉にまとめられてしまいます。
こういった判断を認知行動療法では、「最終結論」と呼びます。

「最終結論」は経験から作られます。
あなたはどんな経験をして、「自分は男性恐怖症だ」と思ったのでしょうか。
考えてみてください。

一つでしょうか。それとも連続して起こったことでしょうか。
それとも漠然としたものでしょうか。
それを是非紙に書き出してください。
このリストが後ほど、あなたの自分に対する見方を変えるときの大切な材料になります。

低い自己評価、「最終結論」がどのようにして生まれるのかを理解することが、自分を変える第一歩です。
ただしこの「最終結論」は、偏っていることが多いのです。
特に幼少期に下した判断の場合はそうです。

ちょっと待って、と言って「最終結論」から距離を置いてみてください。
「私は本当に男性恐怖症なのか」と考えてみるんです。
今の段階で、違う見方をしろというのは無理でしょう。

しかし、「私は男性恐怖症だ」と決めつけてしまうと、「必ず実現する予言」になってしまいます。
男性恐怖症だと判断する事実を重視し、合わないものは排除します。
この歪んだ考え方が、あなたの行動基準を決めます。
つまり、男性を避けて行動するのが、人生のルールになるのです。

そして、男性を避ける行動が、さらにあなたが男性恐怖症である証拠となる。
負の無限ループになるのです。
これを改善していくのが、認知行動療法の目的です。

 

あなたが男性と話すシーンを想像してみてください。
そして最悪の事態を想像してください。できるだけリアルに。

あなたが男性恐怖症なら、不安になるでしょう。
いえ、あなたにとっては不安なんて生易しいものではありません。
心配でたまらなくなり、鼓動が速くなり、汗をかき、体が震え、パニックを起こします。
胃も痛くなるかもしれません。

これらの反応は身体が発するストレス反応であり、本来脅威に対する自然な反応です。
しかし、自己評価が低い人は、自然な反応とは受け取らず、もっと深刻に受け止めます。
「私は、男性と一緒にいて落ち着くことは一生ないだろう。」
不安がさらなる不安を呼び、悲観的な予測をします。

不安な予測を強く信じ込むと、その場から逃げたいと思うかもしれません。
しかし、これでは不安な予測が正しかったのか、検証すらできません。
逃げてしまえば、一時的には安心を得られますが、自己評価は低いままとなります。

つまり、男性恐怖症だと思う今の状況を変えたいなら、今まであなたが避けてきた場面にも近づいてみないといけません。
そうしないと、あなたが自分を肯定的に見られる情報を得られないからです。

あなたは男性と話しても恐怖を感じないよう、あらかじめ準備をして男性と話すかもしれません。
会話が続かなくて緊張するなら、いくつも話題を暗記して、自己防衛策を用意します。
しかし、この用意もいけません。
なぜなら、仮に用意したことでうまくいったとしても、用意したからうまくいったという感覚が残るからです。
対策を講じられる場面でも、素手で立ち向かうことが必要です。

自己評価が低い人は、ちょっとした失敗でも、自分の人格否定に繋げてしまいます。
さらに逆に成功したときでさえ喜びを半減させます。
自己評価を高めるためには、あなたの弱点や失敗も、あなたの人間らしい一面として見る必要があります。
そして、うまくいったときはあなた自身を認め、喜ぶことです。

自己批判的な考えは、気分を悪くします。
自分に批判的になると、抑うつ状態になってしまいやすくなります。
うつ状態になると、「私の男性恐怖症は一生治らない」という批判的な予測が出てきやすくなります。
最悪の事態を予想する循環装置を、あなた持つことになります。
あなたがこの装置を止めなくてはいけません。

今こそ、あなたの悪循環を図に書いて考えをまとめるチャンスです。
あなたが男性に不安を感じる状況を思い出してください。
最近の例がいいでしょう。
そのとき何を考えましたか?どう感じましたか?
出来上がったら、別の状況を思い出してもいいでしょう。
自己評価を低くしている事実が実感できれば、悪循環を断ち切るための第一歩を踏み出した証拠です。


(状況)男性と二人で話さないといけない

(否定的予測)恐怖を感じるに違いない。鼓動が激しく苦しい。汗が止まらず、口もカラカラで会話が続かない

(有害行動)話題の準備を完璧する、男性と話す機会から逃げる

(最終結論を引き出す)どうせ私は男性恐怖症だから。

(自己批判的な考え)また上手くいかなかった。私はどうしようもない人間だ。

(うつ状態)落ち込む、自分にうんざりする。

(最終結論の確認)ほら、やっぱり私は男性恐怖症だ。

 

高所恐怖症、先端恐怖症など、特定のものに対して恐怖心を抱いてしまう人は少なくありません。
その中の一つとして、男性恐怖症があります。
男性恐怖症とは、男性に対して恐怖や不安感、嫌悪感が強い症状のことです。

ちょっと苦手意識を持つレベルではなく、実際に男性が近くにいたり話しかけたりしたときに精神的、あるいは身体的な症状が表れるのが男性恐怖症と呼べるでしょう。

男性から放たれる威圧感に耐えられないと悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
いくら恐怖症だからといって、毎日の生活の中で男性を排除した環境だけに身を置くことはほぼ不可能なので、色々と不都合なことも出てきます。

単に好き嫌いの問題なのでは?と軽く考えている人もいますが、男性恐怖症は対人恐怖症の一種であり、治療が必要なぐらい重症化している人もいます。
もしかしたら自分も男性恐怖症なのではと悩んでいる人は、決して軽視するのではなく、正しい知識を持って対処しなくてはなりません。

 

辛い出来事があれば、そのことを思い出したくない、そのことには触れないで欲しいと考えるものでしょう。
トラウマが原因で男性恐怖症になってしまう場合も同じことが当てはまり、しばらくそのことには触れずにいたいと考える女性も多いです。
ですから医療機関での治療のアドバイスをもらっても、行きたがらない人もいます。

ですが、男性恐怖症をどうにか治したい、克服したいと考えるときがあります。
それはいったいどのようなときでしょうか?

・男性を好きになった
・友達が結婚し、自分の適齢期になったことによって老後が心配になった
・親に孫を見せてあげたい
・周囲が年頃で結婚していないと白い目で見られる
・仕事をするのにも支障がある

男性恐怖症であっても、男性を好きになることはあります。
男性を好きになれたということは、男性恐怖症を克服する一歩であって、そのことによってより治したいという気持ちが強くなります。
しかし、焦るあまり恐怖症であること隠しながら付き合ったり、無理して荒療治をしてしまったりすると逆効果です。
決して急がず、段階を踏んで克服していきましょう。

 

<h4>個人差が大きい男性恐怖症</h4>
男性恐怖症というのは恐怖症の一種で、個人差はかなりありますが、男性に触られたり近づかれることで強い不信感を感じたり男性と話す際に赤面したり、尋常ではない汗や動悸がする、男性がいる同じ空間にいることに耐えがたい苦痛を感じるといった心理状態を指します。
中には男性が近づいてきただけで吐き気を催してしまうケースもあるのです。
恋愛をしたいと思っていても男性が怖いため、好きな人すらできない、周りのみんなが恋人同士で仲良く出かけたりしているのに自分はできない、といった状況がさらに気持ちを沈ませ、なかなかいい方向に症状が向かわないことが多く見られます。

<h4>男性恐怖症になってしまう理由は様々</h4>
男性恐怖症になってしまう理由というのは人それぞれ違います。
「過去に男性に言われた一言で深く傷ついた」「幼少期に男児から嫌がらせやいじめを受けた」「性的被害を受けた」大きく分けてこの3つのことが理由で、男性恐怖症になってしまいます。

過去に出会った男性に何かしらトラウマとなることをされてしまったため、男性恐怖症になってしまうことがほとんどと言われています。
もちろん家族間であったり近しい人たちのことが原因となって、男性恐怖症になることもあります。男性恐怖症というくらいですから大半は女性が起こるものですが、中には男性が男性に対して男性恐怖症になってしまうこともあります。

<h4>男性恐怖症の克服方法</h4>
男性恐怖症を治すためには、個人的に何か行動に起こすよりも、専門の知識を持った医師やカウンセラーの指導やサポートを受けましょう。
治療には時間が掛かるかもしれませんが、後々症状がぶり返してしまうということも少なく済みます。
治療の方法は人それぞれ違ってくるので一概には言えませんが、カウンセリングのみを受けて治療を行っていく人もいれば、カウンセリングにプラスして薬を飲みながら治療を行っていく人もいます。

<h4>男性恐怖症でやってはいけない行動</h4>
男性恐怖症を早く克服したい、症状を軽くしたいという気持ちがとても強いのも、男性恐怖症の特徴の一つでもあります。
日常生活に支障をきたしてしまうことも多いため、早く克服したいという気持ちが生まれるのは当然です。

しかしながら、男性恐怖症を早く治したいからと言ってむやみやたらに男性に近づいてはいけません。
なぜなら、近づいたからと言って克服することができるものではないからです。逆に症状が重くなってしまうこともあります。

一番良くないのは、男性の嫌な面に慣れてしまえば男性恐怖症も軽減すると思いこみ、かえってそのような状況に自分を追い込もうとすることです。
男性と触れあうどころか目を合わせるのもできないのに、慣れるために合コンに積極的に参加してしまうような行為です。

嫌な面を見て慣れるどころか、症状がひどくなってしまう可能性があります。
軽度の男性恐怖症だったとしても、下ネタ連発やセクハラをされることで嫌な思いをしてしまう可能性だってあるでしょう。
そもそも男性恐怖症になってしまった原因は、男性から性的な嫌がらせなどを受けたときに感じる不快感が大きいのです。

苦手意識を持っている食べ物をたくさん食べたら平気になった、そんな人も確かにいます。
ですが、多くの方は嫌いなものはどんな食べ方をしても嫌いなままではないでしょうか。
口に運びやすくはなるかもしれませんが、嫌いだったものが好きになるといったように、逆転するのは稀なことなのです。
それと同じで、男性恐怖症も近づけば治るというものではなく、たくさん接すれば良くなるというものではありません。

男性恐怖症の症状がひどいと、毎日の生活もストレスが多くて大変になります。
これではいけないと思い自分なりに解消させようとするものの、かえって逆効果な行動もあります。

症状を治そうとするあまり、強いショックを与えようとしないことです。
大事なのは無理せず、徐々に慣れていくことからしましょう。

<h4>固定観念や○○でなくてはいけないという意識を捨てる</h4>
固定観念というのは、分かっていても変えることが難しいものです。
実は生きていると自分が思っている以上に「○○をしなくてはいけない」「○○はしてはダメ」という意識にとらわれています。
このような固定観念というのは、子供のときからたたき込まれていることが多く、そうは思っていなくても潜在意識の中では大きな影響を与えています。

その考えが功を奏することももちろんありますが、固定観念があるがゆえに男性恐怖症から抜け出せない、いったり来たりを繰り返しているという方も少なくありません。
固定観念や義務感にとらわれてしまうとそこから抜け出せなくなってしまいますので、たまには自分自身に「考え方は正しいのだろうか」「しなければいけない、してはいけないと思っていることではないか」問うといいかもしれません。

特に男性恐怖症に関しては「諦めてはいけない」「逃げてはいけない」「立ち向かっていかないといけない」といった義務感に駆られてしまうことがあります。
これらが時に自分自身を苦しめてしまうのです。時には諦めたっていい時もありますし、いくら頑張ってもできないことだってあります。思っているように心も体も上手くいかないこともあるでしょう。

そんなときはまず、自分の気持ちに素直になりましょう。
できないときはどんなに頑張ってもできるものではありません。もう一度前向きになれるときまでしばらく考えない、という事がいい方向に向かうケースも多いのです。

心が思うようにいかないからといって、改善に向かってがむしゃらに頑張ってしまう、これは男性恐怖症の方がやってはいけないことの一つです。
ゆっくり時間をかけて一歩一歩進んでいく、一日だけでは変わるものではないかもしれませんが、2ヶ月、3ヶ月、半年、9ヶ月、1年とたった時に振り返ってみましょう。
きっと前進していることもたくさんあるはずです。


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性的犯罪の被害者は、自分を責めてしまいがちです。
自分に隙があったから、配慮が足りなかったからと自分を追い込んでしまう人もいますが、悪いのは加害者であって、被害者ではないのです。

しかし被害にあったことを誰にも知られたくないと心理が働き警察にも被害届を出せず、泣き寝入りしている人たちがいるのも事実です。

誰にも打ち明けられず、もしかしたら自分が悪かったのではないかという気持ちが生まれ、男性に対する恐怖心や不安が強くなり、男性恐怖症になってしまいます。

男性恐怖症になる要因は様々ですが、多くの場合性的な嫌がらせを受けてしまったことによります。
大きな犯罪までいかなくても、多感なころに性的な暴言を吐かれてトラウマになり、男性恐怖症となることもあります。

また、男性恐怖症であるために、こんな自分を相手はどう思うのか不安が強くなってしまいます。
自分を責めたり他人からの評価を気にしたりするのではなく、まずはありのままの自分を受け入れることが大切です。


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レズビアンには、男性恐怖症が多いのではないかというイメージがあります。
男性が嫌いだから女性と恋愛するという考えは、誤解です。
確かにレズビアンの中には男性恐怖症の人も多いのですが、男性が嫌い・怖いから女性が好きというわけではありません。

当然ながらレズビアンの人でも、普通に男性の友達を持つ人も多くいます。
単に恋愛対象が同性というだけであって、レズビアンイコール男性恐怖症ではありません。

一度は男性と交際したものの、やはり自分は同性が好きだと気付いてしまうこともあります。
だから、男性恐怖症を治せば自然と異性愛者になるというわけでは無いのです。

まれに強い男性恐怖症のレズビアンもいます。
ひどく男性を嫌っているので、男性を想像させる行動を毛嫌いする人もいます。
同性愛には男役・女役がいると勘違いする人も多いですが、同性同士の恋愛なのですから必ずしもそのような役割分担があるのは限らないのです。
単純な考えでレズビアンと男性恐怖症を結びつけ、無責任なアドバイスをするのはやめましょう。


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<h4>男性恐怖症ってなに?</h4>
男性と一緒にいる、会話をする、触れられることに強い不安や嫌悪感を抱いてしまう人は男性恐怖症かもしれません。
恐怖症の一種で、主に女性が発症します。
男性の中でも、特定のタイプにのみ恐怖症を起こすこともあります。
思春期以降の若い女性に多く見られる傾向がある症状です。
男性恐怖症の具体的な症状は、赤面する、動悸がする、汗をかく、極度に緊張する、手足の震え、めまいや動悸、息切れなどです。
症状は人によってさまざまですが、男性と接することに圧迫感を感じたり、嫌悪感、恐怖感があるのであれば、男性恐怖症が疑われます。

<h4>男性恐怖症の原因ってなに?</h4>
多くの場合、過去のトラウマが原因で男性恐怖症を発症します。
もちろん例外もありますが…幼少期に男の子からいじめにあっていた、暴力やセクハラ、性的被害を受けた、辛い恋愛経験などが男性恐怖症の代表的な原因です。
幼少期の男の子は、好きな女の子をいじめてしまうことがありますよね。
男の子からしたら好意があっても、いじめられ、泣かされた女の子は心に傷を負ってしまいます。
父親や兄弟、親戚の男性から暴力を受けていたケースは『男性=怖いもの』と脳にインプットされ、男性恐怖症を発症すると言われています。
気に入らないことがあると、暴言を吐いたり、暴力を振るったり…小さな頃にこのような経験をした、大人になってからパートナーからされたなど…男性に対して恐怖や威圧感がある人は、これが原因かもしれません。
会社の上司からセクハラを受けていた場合も、男性に対して嫌悪感を抱きやすくなります。触られたり、セクハラまがいのことを言われたり、積もりに積もって男性へのストレスが男性恐怖症にしてしまうのです。
男性経験が少なく、生真面目な女性ほど、職場の出来事がきっかけで男性恐怖症になりやすいです。
痴漢やレイプ、強姦など性的被害は、男性恐怖症の症状も重度になります。男性と接するだけでなく、夜道や密室など、性的被害を受けたときと同じような空間にいることでもパニックを起こすことがあります。

<h4>男性恐怖症と男嫌いの違いは?</h4>
男性恐怖症と男嫌いの決定的な違いは、男性に対して『恐怖感』があるか、ないかです。
男性恐怖症は、自分でも抑えることが出来ないような不安や恐怖を感じます。
男嫌いは、単に男性に対して嫌悪感を持っている状態で、体に異変が起きたり、パニックになったりすることはありません。
男性に対する恐怖感などがないため、対等に会話をすることも出来ます。
ですが、恋愛や性的対象として見られることを極端に嫌います。
男性恐怖症が過去のトラウマが原因なのに対し、男嫌いは趣向が原因であるとされています。
家庭内に男性がいなかったり、小中高と女子校に行って男性との関わりがなかったり、男性の乱雑さや下品さばかりを目の当たりにしていたり、こういった体験が趣向となって男嫌いになってしまうのです。

<h4>男性恐怖症を克服することは出来る?</h4>
男性恐怖症を克服するには時間がかかりますが、不可能ではありません。
多くの恐怖症や不安障害に効果があるとされているのが『認知行動療法』です。
認知行動療法は、自分の生活の現状や不安、恐怖に対する心理状況を正しく理解することから始まります。
問題点がわかれば、それを正しく修正していきます。そして、それを前向きなイメージへと転換していくのです。
そのイメージを行動に当てはめ、行動を修正していきます。
一つずつプロセスを踏んで、ゆっくりと恐怖症を克服するのです。心療内科でのカウンセリングで行われる治療法で、心の筋トレのようなものです。
男性恐怖症を克服するということは、恐怖の対象と対峙することですので、焦って行ってはいけません。
下手をすれば男性恐怖症を悪化させてしまうこともあります。自己判断で行うのではなく、必ず専門家の指導のもとで行うようにしましょう。

<h4>男嫌いを克服するには?</h4>
男性恐怖症と違って男嫌いは趣向が原因となっていますので、趣向を変えていくことが一番の克服方法となります。
まずは、何故男嫌いになってしまったのかを確認しましょう。
乱雑さや下品さのある男性を見て育ったこたが原因であるなら、世の中の男性が全てそうではないことを理解しなければなりません。
多くの男性を知らないから、自分の経験だけで男性を偏った見方をしてしまっているのです。
沢山の男性と接する機会を持って、男性にも色んなタイプの人がいることを知るのが一番の克服方法となります。
今まで自分が接してきた男性と反対のタイプと多く関わるようにするのがポイントです。
職場で男性と会話をするよう心がけるのも良いですし、飲み会などのイベントに積極的に参加するのも良いでしょう。
自分に無理のない方法で、ゆっくり時間をかけて克服していきましょう。
男性恐怖症と同じで、焦って結果を求めようとしてはいけません。焦ったがゆえに男嫌いに拍車がかかってしまうこともありますからね。

<h4>男性恐怖症と男嫌いの違い</h4>
良く男嫌いと男性恐怖症は混同されがちですが、違います。
男性恐怖症は自分で抑えることもできずに男性に対する恐怖心が増し、体が拒否反応を起こしてしまいます。
単に気分が落ち着かないというだけではなく、発汗したり吐き気をもよおしたりすることもあります。
男性恐怖症といっても、男性を好きになって恋愛をして交際にまで発展することだってあります。
しかし、過去のトラウマが原因で付き合っている彼とは性交渉ができなかったり、ふとした瞬間に恐怖心にさいなまれたりします。

男嫌いの場合は、文字通り男が嫌いなだけです。
もちろん男性恐怖症の人で男嫌いの人も多いですが、別に恐怖心は無いけど大嫌いという感情を単にあらわしているだけです。
男性に対して恐怖心は感じないので対等に会話はできるけど、恋愛や性的対象として見られると腹が立って仕方無いという人もいるでしょう。
ある種思春期に良く見られる心理と良く似ていますね。
一見すると非常に似てて深い関わりがあるものの、必ずしも一緒で刃無いということが分かるでしょう。

男性への嫌悪感から肉体的な反応が自分の意思と関係なく出てしまう場合、男性恐怖症の可能性があります。

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男性恐怖症は、多かれ少なかれ誰でも起こりうる症状です。
特に多くの女性が体験するのが、思春期の男性恐怖症なのではないでしょうか?

例えば10代のころに、男性と話すのが嫌、近くにいるのも嫌、いつもエッチなことばかり考えている男子は不潔で大嫌いと考えたことが無いでしょうか?
思春期は性に目覚める年代でもありますが、嫌悪感が強くなってしまうこともあります。
男性が女性を見る目も許せなければ、だんだん大人の女性へと変化していく自分の身体も気持ち悪くて、許せなくなります。

ひどい場合は大きな胸とヒップに嫌悪感を抱き、拒食症になってしまう場合もあります。

男性が性的欲求を持っているということが分かると、身近な存在である父親さえも嫌になってしまいがちです。
多くの場合は成長していく段階でだんだんと症状が無くなっていくものですが、まれに男性恐怖症がひどくなってしまう人もいます。
男性と目が合うだけで吐き気をもよおすような症状が表れるなら、カウンセリングなど治療も必要になってくるでしょう。


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良く女子校だと男性と接する機会が少ないので男性恐怖症になりやすいのではという疑問がありますが、果たしてそうでしょうか?
女子校とはいえ先生には男性もいるでしょうし、家族に男性がいる女子高生はいくらでもいます。
恋愛も、他校の生徒との交流で謳歌している女生徒は結構いますよね。
必ずしも、女子校育ちが男性恐怖症になりやすいとは言えないでしょう。

しかし、男性と接する機会が極端に少ない環境で育つと、男性に対しての免疫が無い状態で社会に出てしまいます。
すると、ほんのちょっとの刺激が大きな傷となり、男性恐怖症になってしまう場合はありますよね。

不審者との遭遇、セクハラと立て続けに男性から嫌なことをされてしまったら、男性慣れしていない女性はすべての男性が嫌になってしまうでしょう。
これは共学に通っていても同じことが言えます。
元々感受性が豊かな女性が女子校に入り男性とほぼ関わりを持たずに育つと、男性を見る目が狭まってしまい男性恐怖症になりやすくなるのかもしれません。


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10代のうちは、性的な物に対する嫌悪感から男性恐怖症や男性嫌いになってしまうことは良くありますが、そのような症状は次第に薄れていきます。
しかし、男性恐怖症になる原因にもし大きなトラウマがあるとしたら、大人になってもなかなか治らずにいます。

大人になってからの男性恐怖症は、なかなか周りに理解してもらえない辛さがあります。手に触れることを嫌がると、「いい歳をして猫かぶっても可愛くない」と無理解な言葉を投げつけてしまう男性もいます。

30代にもなるとそこそこ性的なものに理解があるものだと解釈されるので、お酒の席での下ネタなどもキツくなってしまうこともありますよね。
もちろんそのような行為はセクハラですので、嫌だということはちゃんと主張しましょう。

大人になると男性のアプローチも露骨になるというか、より直接的にもなりやすいですしセクハラに合う機会も多くなります。
もし男性恐怖症の人が露骨なアプローチをされたら、症状が悪化してしまう恐れもあります。


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男性恐怖症は男性に対してひどい恐怖心を抱いてしまう症状ですが、必ずしも男性が大嫌いというわけではなく、恋愛に対して興味を持つことも少なくありません。
好きな男性ができても、相手から触れられたり性的なことを想像させるような行動をされてしまったりすると、そのとたんに恐怖心が芽生えてその関係がダメになってしまうことも少なくありません。

男性全てが嫌いなわけではなくても、好きな男性から少しでも性的な視線で見られていると思うと過去のトラウマと重ねてしまい嫌になってしまうのです。

そのことが怖くて、声を掛けてくれる男性はいても恋愛に踏み出せないという女性も多いですね。

また、交際まで発展してもどうしても体を許してしまうことができず、相手の男性にも嫌な思いをさせているのではないかという自己嫌悪にも陥ります。
男性の性衝動は頭で理解できても、男性恐怖症が邪魔して好きな男性に体を触れられると怖くなってしまうのです。
もし男性恐怖症で恋愛するのであれば、症状を理解してくれる男性が理想的です。
なかなか難しいでしょうが、恋愛に焦るのではなく男性恐怖症を克服することを第一に考え、気長に構えましょう。


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男性恐怖症でも恋愛や結婚に興味があるという人もいますが、自分が男性恐怖症であることを相手に知られると、どう思われるのかが気になるでしょう。
中には重いと思われたくないために隠そうとする人もいますが、いずれは気付かれてしまいます。

男性が男性恐怖症の女性をすべて理解するのは、かなり難しいことでしょう。
正直、面倒くさいと感じる男性もいるようです。

しかし、女性のそのような症状を面倒くさいと言ってしまうような人は、遊び目的であることが多いです。

もしその女性のことを本気で好きなら、理解してあげたい、守ってあげたいという心理が働きます。
もしくは自分には受け止められる度量が無いと自信を無くしてしまう男性もいます。
男性恐怖症であることを押し殺して交際するのではなく、真面目に付き合いたいと思う男性には正直に自分の症状を伝えましょう。
過去の出来事を詳しく話す必要はありませんが、理解してあげたいという態度を示してくれる男性には、どんな状況が辛くなるのかを話しておいたほうが良いですね。


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「単に男性が嫌いなら避ければいいのでは?」という考えで済ませられるほど、男性恐怖症は簡単なものではありません。
男性恐怖症でいて辛いこととはどんなことなのか、具体的に考えていきましょう。

まず、会社が学校に男性がいて絶対に接触を避けられないケースです。
男性恐怖症には程度があって、日常会話自体は問題無くできる人もいます。
しかし、エレベーターや階段などで思いがけず手や肩が触れてしまうことは良くありますが、そんな状況に陥った時に吐き気や強い動悸を引き起こしてしまう場合もあります。

そして、自分では避けているつもりなのに、なぜか男性に頻繁に声を掛けられてしまうことです。
男性から性的な対象として見られていると思うだけで、強い嫌悪感が沸き起こってきます。

男性と仲良くなったときにも辛い出来事がしばしばあります。
この人は信頼できると思っていたのに、ふとした瞬間に男性の部分を垣間見てしまい、ショックを受けてしまいます。
信頼していただけによりショックは大きく、男性恐怖症が悪化してしまうこともあります。


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男嫌いだという女性に対し、「男性恐怖症なんだ」と思うのは短絡的すぎます。
確かに男性恐怖症の人は男性嫌いの人も多くいますが、好きな男性ができても症状のせいで拒否反応を起こして悩んでいる女性もいるからです。

もうひとつ間違えられやすいものとして、恋愛に対してまったく興味を示さない女性がいます。
男嫌いでも無く男性恐怖症でもないのに、男性との付き合いに全く興味が無いのです。
だから普通に男性と一緒に食事に行くことはできるけど、交際まで発展はしないのです。

恋愛に対して全く興味を持たない人は、アセクシャルの可能性があります。
アセクシャルはあまり知られていませんが、恋愛感情も性的欲求も持たない人をそう呼びます。

アセクシャルの人は恋愛関係や婚姻関係を面倒くさいと感じます。
実際に恋愛や婚姻している人たちのことを、理解もできずにいます。
このように、出会いはあるのに男性と付き合わないからと言って、必ずしも男性恐怖症であるとは限らないのです。


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<h4>男性恐怖症になる人とならない人の違い</h4>
恐怖症は、遺伝や生まれつきではなく、ほとんどが後天的なものとされています。
同じような恐怖体験をしても男性恐怖症になる人とならない人がいます。
この差は性格にあると言われます。
起こった出来事に対する考え方や、対応の仕方が性格によって変わるのです。
レイプや強姦など、性的被害による男性恐怖症に性格はあまり関係ないとされていますが、それ以外のことが原因で男性恐怖症になっている場合は性格によってその症状も大きく左右されます。

男性恐怖症とは対人恐怖症の一種ですが、症状を引き起こしやすい素質というものもあります。

・他人からの評価が気になる
・非常にまじめ
・悩みを1人で抱え込んでしまう
・完璧主義
・内気
・感受性が豊か
・神経質

このような条件に当てはまるような人は、対人恐怖症になりやすいと言えるでしょう。
もし人間関係の中で何かした男性に傷つけられるようなことがあれば、対人のターゲットが男性に的が絞られてしまうのです。

例えば、バイト先で男性客に大声でどなられてしまったことがきっかけで男性恐怖症を引き起こしてしまう人もいます。
嫌な出来事ではありますが、人によってはその日のうちに気持ちを切り替えて引きずらないようにします。
このように、性格によってもなりやすい人とそうでない人がいるということが分かります。
さらに男性恐怖症になりやすい人の性格を具体的に見ていきましょう。

<h4>神経質な上マイナス思考な人</h4>
神経質な性格の人は、細かいことが色々と気になってしまいます。
心の傷になるような出来事が起こったとき、神経質な人は自分の全てが否定されたように感じます。
ここにマイナス思考が加わることで、全てを悪い方向に考えるようになるのです。
例えば、大好きな人に失恋したショックで、男性恐怖症になったとしましょう。
振られた原因が全て自分にあると考え、自分の行動や言動、容姿など全てのことに自信をなくしてしまいます。
すると、男性と接する度に自信の無さが積もってしまい、必要以上に緊張するようになります。
これが積もりに積もることで、男性と接するだけでも極度の緊張状態に陥り、動悸や汗をかく、呼吸の変化などの男性恐怖症の症状として現れるようになってしまうのです。
万が一ショックなことが起こったとしても、それが全て自分の責任で起こったことではないのです。
起こってしまったことは仕方がない、次は同じような過ちを繰り返さないように気をつけよう、失敗から学ぶことも必ずあるはずです。
神経質なのは良いですが、考え方を前向きに転換していきましょう。

<h4>必要以上に自意識の強過ぎる人</h4>
常に周りから見られている、どう見られているか気になるという、自意識の強い人も男性恐怖症になりやすいです。
周りの男性全員が自分に注目している!と思ってしまい、男性恐怖症になってしまうのです。
大勢の人を目の前にスピーチやプレゼンをするとき、どんな人でも緊張状態になりますよね。
多くの人の目が、全て自分に向けられているのですから、これは当たり前の心理状態です。
ところが、自意識の強い人は、日常生活の中でも常に自分が注目されているという感覚になります。
この感覚が男性にのみ働くと男性恐怖症になってしまいますし、周りの人間全てに働くと対人恐怖症になってしまうのです。
自意識が強いのは悪いことではありません。
みんなに見られているからいつも綺麗な身だしなみを心がける、姿勢を正すようにする…素敵な女性の姿ですよね。
見られていることを必要以上に考えないようにしましょう。
全ての男性の目線が自分に向けられるなんてことはありません。
考え方をもっと楽に、良い方向に転換させましょう。

<h4>他にもあるなりやすい性格とは?</h4>
思い込みが激しい、完璧主義、男性への理想が高すぎる、こだわりが強すぎるなどなど、これらも男性恐怖症になりやすい性格の一つと考えられます。
こうして男性恐怖症になりやすい人の性格を並べてみると、とてもマイナス要因ばかりに感じますがそうではありません。
取りようによっては真面目で勤勉であるとも取れるのですから。
男性恐怖症で、なりやすい性格だと感じても、引け目に思う必要はないのです。
物事を深く考えず、大雑把である人より、なりやすい傾向があるということだけです。
ただ、少しの転換をするだけで、男性恐怖症になる可能性を低くすることが出来るのです。
男性恐怖症になれば、仕事も思うように出来ませんし、結婚だって難しくなるかもしれません。
なりやすい性格に当てはまる人は、もっと気を楽に毎日を過ごしてみてくださいね。

<h4>男性恐怖症になるかも!?その特徴とは?</h4>
トラウマのような恐怖体験がないのに男性恐怖症になってしまう女性も中にはいます。
思い込みの激しい女性は注意が必要です。
特徴の一つ目は、意識のし過ぎによる思い込みが挙げられます。
男性が優しくしてくれると、自分に気があると思ってしまうのです。
これを変に意識しすぎておかしな行動をとってしまいます。
自分だけが特別と、すぐに思ってしまう人は、それが行き過ぎると男性恐怖症になる恐れがありますよ。
いつも見られているという感覚で、恐怖心や不安感が募ることもあるのです。

特徴の二つ目として、度を超えた勘違いが挙げられるでしょう。
たまたま何度か偶然が続いて、思いもよらない場所で同じ男性とバッタリ顔を合わすとします。
普通であれば『よく会いますね』と笑って済ませることができることなのですが、勘違いが過ぎる人には、この度重なる偶然が危険です。
待ち伏せされている、つけられているなど、相手の男性が自分をつけねらっているかのように誤解してしまいます。
結果として男性に恐怖心を抱いたり、避けるようになってしまったりするのです。

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男性恐怖症といえば、男性に嫌なことをされた女性だけがなるものだと思っていませんか?
実はそうではなく、男性の中にも男性恐怖症になる人がいるのです。

男性が男性恐怖症になるきっかけは、そう女性とは変わりありません。
思春期に性的いたずらをされたり、または暴力を振るわれたりするような不幸な出来事なせいでトラウマを持ち、男性恐怖症になってしまうようです。

すぐに下ネタばかり言い行動が荒っぽい同世代の男性が苦手で、うまく人づきあいができず、困ったことになりますね。
同性同士は一緒の行動を取る機会も多いので、女性のケースよりも支障をきたすことが多いでしょう。

生活に支障をきたすようであれば、カウンセリングを受けるなどして症状の克服に努めるようにしましょう。
一番いいのは、気兼ねなく付き合える同性の友達を作ることです。
少しでもいいので理解者がそばにいれば、職場や学校で馴染めなくても適当に上辺だけ合わせておけばいいと気楽に考えられるようになります。
あまり自分が男性恐怖症かもと考えすぎないようにすることも大事ですよ。


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男性恐怖症になると男性との関わりが辛くなるので、会社で男性社員とうまくコミュニケーションを取れなくなり、仕事にも支障をきたす人がいます。
現実逃避は根本的な解決策ではありませんが、少しでも楽な状況に身を置いて、心の回復を待つという選択肢もいいでしょう。

男性恐怖症でもストレスが少なく仕事ができる場なら、やはり女性ばかりの職場でしょう。
例えば販売職、コールセンターなどが挙げられますね。
パートでもいいなら、女性ばかりが働くお弁当屋さんという手もあります。

しかし、女性ばかりの職場であっても、お客さんには男性が多い場合もあります。
コールセンターだと男性のお客さんから怒号を浴びせられることもありうるので、必ずしもオススメとはいえません。

スタッフも女性ばかり、お客さんも女性ばかりの職場といえば、エステティシャンという職業もあります。
女性専用のエステサロンなら職場で男性と接する機会も無いので、男性恐怖症でも仕事中に支障をきたすことなく過ごせます。
他にも自分でネットショップを開いたり、在宅勤務のSOHOをしたりするなどの選択肢もあります。


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身近な女性に、男性恐怖症と打ち明けられたことはないでしょうか?
あるいはそれとなく男性が苦手だという雰囲気を持つ女性もいるでしょう。
男性恐怖症の女性と接するにはいったいどうしたらいいのかを考えてみましょう。

まず、あなたが男性なら、以下のことに注意して下さい。
・1対1の状況にならない
・軽いスキンシップのつもりでも、絶対に体には触れない
・下ネタを言わない
・好意を持っていても、二人きりのデートに誘ったりしない

中には緊張を解きほぐそうとして下ネタやスキンシップをしてくる人もいますが、症状を悪化させる原因になりかねません。
男性恐怖症の女性は男性の中に性的なことを見てしまったら、それだけで一気に嫌悪感が増します。

また、これは男性・女性にも言えることですが、男性恐怖症の人に無理に治そうと急かさないことが大切です。
本人が傷口に触れて欲しくないというときに、無理に治療を勧めるのは良くありません。
本人が克服したいと思っているときなら、サポートしてあげられるようにしましょう。


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夫婦になる男女には、当然のように夜の営みがあります。
それに一緒に住むことになりますし、男性に近くに寄られて欲しくない男性恐怖症の女性はそんな状況が耐えられないと思うのではないでしょうか?
周囲が結婚していく中で漠然と結婚や恋愛に対して憧れはあるものの、現実を考えると無理だとあきらめてしまう人も多いです。

しかし、男性恐怖症の人でも結婚して家庭を築く人はたくさんいます。
幸せな家庭を築いた人の話を聞いてみると、やはり夫が良き理解者になってくれているという意見が多いです。

心から信頼ができる相手が見つかったからこそ、他の男性は怖いけどこの人なら大丈夫という気持ちになれます。
結婚してもなかなか夫婦生活がスグにうまくいかず夫婦共に辛い思いをすることもありますが、強い信頼で結ばれていたらそのことも乗り越えられるようです。

ダメなのは、自分が男性恐怖症であることを隠して結婚することです。
交際のときにははぐらかすことはできても、一緒に住めば自然の流れで体を求められてくるでしょう。
そのときにいきなり拒絶してしまっては、男性としても訳が分からず傷つくだけです。
過去の出来事を全て話す必要はありませんが、自分の症状についてどこからどこまでがダメなんだということを交際中に話しておくことが大切です。
その上で大事にしてくれるというなら、より相手のことも信頼できるのではないでしょうか?


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<h4>男性恐怖症とは</h4>
男性恐怖症というのは、その名の通り、男性に対して恐怖心や不安感、嫌悪感が強い症状を指します。
大なり小なり、男性と話すときや接する時に女性は意識してしまうものですが、苦手意識というレベルではなく、男性が近づいてきただけで精神的な部分はもちろん、肉体的な部分においても拒否反応が出てしまうようになると男性恐怖症と言えます。

<h4>男性恐怖症と男嫌いは同じ?</h4>
男性恐怖症に似ている男嫌いというものがあります。
単なる男嫌いの場合、過度な汗が出たり、場合によっては吐き気など肉体的な拒否反応は出ません。
男性恐怖症の方でも好きな異性ができることはありますし、交際に至るケースもあります。

しかしながら、交際に発展したとしても事あるごとに男性恐怖症の症状が出てしまい、彼氏とうまくいかず、別れてしまうことも少なくありません。
好きな男性ができれば必ず男性恐怖症を克服出来る訳ではありません。
男性恐怖症というのは根深いものであると言えるでしょう。

<h4>男性恐怖症の方との接し方は</h4>
男性恐怖症になってしまった原因が何なのか分かればいいですが、心の傷を掘り起こしてまで話そうという人は少ないです。
そもそも本人も原因が分からないケースも多いのです。
どうにかして治してあげたい、良くなってもらいたいという気持ちが強くても、男性恐怖症は本人が一番つらい思いをしています。
ゆっくりと自然に接してあげるのが一番だといえます。

男性恐怖症の方と接するときには、プレッシャーを与えてはいけません。
近くに寄られるのが怖いというのであれば、手紙やメモ用紙などを使ってやり取りを始めるところから、徐々に話し相手になってあげられるようにすると良いでしょう。
性的被害を受けても、男性恐怖症にもならず明るく前を向いて生きている人もいます。
そのような方々が口にするのは「理解して受け入れてくれる人が近くにいた」ということ。
自分に起こった不幸を上手に処理することができる人はそう多くはありません。
何十年もかかって治療を行っている人もいます。

何ともなくて何年後かに思い出し、急に苦しくなって男性恐怖症になってしまうことだってあります。
傷をまったくゼロの状態にすることはできませんが、見守ってあげる、そばにいてあげる、それが男性恐怖症の方を安心させることに繋がります。

<h4>男性恐怖症の人にアプローチするには</h4>

好きな女性が男性恐怖症だったら、男性はどうしたらいいのでしょうか?
もしその女性と付き合いたいと思うなら、かなりの根気と覚悟が必要です。

相手は過去のトラウマが原因で男性に対して強い恐怖心を抱いており、いつまでプラトニックな関係が続くかも分かりません。
それでも構わないと思うなら、彼女の良き理解者になってあげましょう。

まず、男性恐怖症の女性は大きなトラウマを抱えていることを理解しましょう。

男性恐怖症の方に対してアプローチするときは、何気ないメールのやり取り、共通の趣味を見つけたりしながら、一歩一歩確実に歩みを進めていきましょう。
アドレスが交換できる、連絡先が聞けるというだけでもかなり大きな一歩です。
当然のことながら焦りは禁物で、ゆっくりと歩幅を合わせて歩いていくことが大切です。

どうしても白黒はっきりさせたい、早く自分のものにしたいという気持ちが出てきてしまって、焦ってしまうこともあるかもしれません。
なかなか進展しない関係にやきもきしてしまう事だってあるでしょう。
ですが、彼女は男性恐怖症であることを忘れてはいけないのです。
誰よりも優先させ考えてあげなくてはいけない存在だからです。

日々の振り返りでは進展していないように感じることだってあるかもしれません。
ですが月日を重ねることで、振り返ってみたら、始めよりもかなり進展したお付き合いや関係性が築けていることを実感することができます。

肩や手を触れようとしたときに強い拒否反応を出されてしまい、嫌われているのではと傷ついてしまう可能性もあります。
しかし、女性の傷の深さが理解できればその反応にも理解を示すことができるはずです。

もしいまから男性恐怖症の女性にアプローチしたいと考えているなら、決して異性として見ているという態度を見せてはいけません。
自分が恋愛対象、性的な対象で見られていると思った瞬間に恐怖心が強くなってしまうからです。
女性が自分の心の傷について話し始めたときはかなり心を許してきている証拠ですが、それでも焦らずゆっくりと包んであげましょう。

<h4>男性恐怖症だけど女性なら恋愛がしたい</h4>
男性恐怖症でも好きな人ができることはよくあります。恋愛がしたい、恋人がほしい、ある程度の年齢になればそう感じることも多くなります。
しかしながら、そう簡単に恋愛ができて恋人とうまくいけば、男性恐怖症とは言いません。
思っている事と心身的な部分に大きな差が生じてしまうために、男性恐怖症の女性はよけいにナーバスになったりネガティブに考えてしまいがちです。

そういった点もしっかりと念頭におき、目には見えない辛い症状を抱えているということを忘れないようにしましょう。
周りの友人や知人が恋人と楽しく過ごしていたとしても、「よそはよそ、自分は自分」、彼女のことが本当に好きなのなら他と比べてはいけません。
彼女が大切なら、彼女のペースに合わせ一歩一歩進んでいく、それが一進一退であったとしてもできるのではないでしょうか。

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男性とさえ距離を保つことができてさほど生活に支障が無ければ、男性恐怖症は無理に治そうと焦らないことが大切です。
しかし、どうしても男性を避けられない状況というものがあります。
ここでは、男性恐怖症が引き起こす職場での問題を考えてみましょう。

まず、多くの職場には比率は違っても男女がいます。

男性恐怖症の女性は少しでも男性の少ない職場へ就きたいと考えるでしょうが、生活のことを考えるとそう簡単にはいかないものです。

運よく女性の多い職場だったとしても、上司は男性、取引先やお客に男性がいたりすることもあります。

通常の会話ができるなら問題はありませんが、ちょっと話しただけで赤面や発汗、目があっただけで吐き気をもよおすなどすると業務にも支障をきたしてしまうでしょう。
無理に嫌悪感を我慢し過ぎてしまったために、うつ状態になってしまう人もいます。
業務にも支障をきたすぐらい症状がひどいけど職場を変えたくないというなら、思い切って医療機関での治療も検討してみましょう。


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男性恐怖症を克服するには何が大切かというと、まずは周囲の協力が必要です。
本来であれば男性恐怖症の要因となった出来事の直後から、良き理解者がそばで支えてくれればそれほど恐怖症もひどくはならないでしょう。
ところがその要因が性的犯罪だったりすると、誰にも打ち明けられずに1人で孤独に悩んでしまいがちなのです。

病気でもケガでも初期の段階で適切な処置を行えば治りも早いのに、治療をすることなく放置してしまったために症状をこじらせてしまい、後遺症に何年も悩まされることはありますよね。

男性恐怖症も同じで、最初に気持ちを抑えつけてしまったばっかりに、長い年月恐怖症に悩まされ続けるのです。

一度こじらせてしまった症状は、そう簡単に治すことはできません。
気長に構えて克服していくことが必要ですが、それには周囲の協力を得るのがとても大事です。
本当は家族が一番の理解者になるべきですが、家族や友人に良き理解者が得られなかったら、病院のカウンセラーや民間団体の相談窓口、もしくは同じ悩みを持つ人同士のコミュニティなど、様々な場所で自分の支えを見つけましょう。


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対人恐怖症は日本人に多い、もしくは日本人特有だという話もあります。
確かに対人恐怖症は日本人に多いものではあるようですが、日本人にだけある症状というわけではありません。
当然ながら海外でも対人恐怖症になる人はいますし、同じように男性恐怖症に悩む女性たちもたくさんいます。

対人恐怖症が日本人に多いというのは、恥をかきたくない、周囲に迷惑をかけたくなりという自意識の強さを持っている人が多いからだと思われます。

男性恐怖症も対人恐怖症の一種ではあるものの、トラウマがあって症状を引き起こしてしまう場合はその限りではありません。
耳をふさぎたくなるような辛い出来事があれば、素質も何も関係無くトラウマになりますし、男性恐怖症にもなるでしょう。

恥をかきたくないという思いが強過ぎてしまう人は、ほんの些細な出来事がきっかけで心に傷を負ってしまい、男性恐怖症にも陥りやすいものです。
特に家庭や学校などで男性との接触が極端に少ない環境で育った女性でそのような素質を持っている人は、男性を含む対人恐怖症にもなりやすいでしょう。


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男性恐怖症には、ある一定の年代の男性だけを恐怖の対象とする症状もあります。
自分の父親の年齢の男性なら普通に会話できるのに、なぜか同年代の男性だけ怖くて仕方無いというケースです。

同年代の男性ということは、恋愛対象にもなる年代です。
ですから当然ながら、男性の方も恋愛や性的なことを意識して女性を見るようになりますね。

男性恐怖症の女性には、その行為がとても我慢できないのです。
何気ない会話でも異常に意識してしまい、まともにコミュニケーションが取れなくなってしまいます。

特に10代や20代の男性は性的関心がとても強いですから、女性の嫌悪感も強くなります。
でも、同年代の男性が怖くなるのは、決して若い男性の性衝動が強いからという理由だけではないのです。
人によっては学生のころに同級生の男子から執拗ないじめを受けていて、それが転じて男性恐怖症になることもあります。
恐怖症を克服するには、その原因となった事柄についても考えていく必要があります。


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男性恐怖症になってしまう原因には、父親との関係も深く関わっている場合があります。
女性にとって初めて接する異性でもあり信頼のおけるはずである存在ですが、残念ながら恐怖を植え付けてしまう張本人になってしまうのです。

すぐに想像してしまうのが、父親からの虐待です。
虐待は性的なことだけではなく、執拗なせっかんも含まれます。
しつけと称して度を過ぎた身体的虐待を繰り返されていると、成長したときには男性を見ると怖かった父親を想像し、強く威圧感を抱いてしまうようになります。

その結果、男性恐怖症になってしまいます。

同じように母親から虐待をし続けられた男性も、女性恐怖症になってしまうケースがあります。
必ずしも叩くという直接的な虐待だけではなく、怒鳴り声を浴びせられるなど常に威圧された状態で育ってしまうと、異性に対して恐怖心を抱いてしまうようになります。
また、直接被害を受けていなくても、母親が暴力を受けているのと目の当たりにして、男性恐怖症になってしまうこともあります。

<h4>父親が原因の場合、どうすればいいか</h4>
あなたの辛い過去の話を受け止めてくれる人を見つけられるのが一番です。
一緒に居て安心できる男性が一人でもいれば、男性恐怖症の症状も緩和されますが、あせってはいけません。
無理に男性と話そうと気負ってしまうとますます自分を追い詰めてしまいます。

親しい友人がいれば、その友人を含めて男女数人で食事するぐらいから徐々に男性と接していくのがいいでしょう。
イメージトレーニングも有効です。
一度でも緊張せずに話せた人がいれば、そのときのことを思い出すといいでしょう。
そう言った経験がなくても、頭の中で楽しく男性と過ごせている自分を想像するだけでも効果があります。

また、特定の相手が原因で発症する対人恐怖症は、原因がはっきりしているため、克服にかかる時間が一般的な対人恐怖症と比べて短くて済むケースもあります。
ただ父親という一番近しい男性が原因である場合、逆に克服が難しい場合が多いのも事実です。

逆に言えば、父親との関係さえ好転すれば症状が緩和することもあります。
虐待用の様なケースは別にしても、あなたに父親との間で辛い思い出があっても、それを許そうと思えるなら、あなたから歩み寄ってもいいでしょう。
あなたが負担に思わない簡単な方法で構いません。
例えば父の日に通販で簡単な物を購入し、ただ贈るだけでもいいでしょう。年月が経つと誰もが肉体的にも精神的も衰えがきて、結果的にいわゆる「まるくなる」ものです。

「あのとき恐怖の対象だった父がこんなにも弱くなったのか」と感じると、悲しい思いとともに許そうと言う気持ちも起こるかもしれません。


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男性恐怖症は、過去のトラウマが原因となって全ての男性に対して恐怖心を抱いてしまうような症状です。
しかし、その症状は人によって程度が違い、外出もままならないぐらいひどい人もいれば、仕事など普通の生活は問題無く過ごせている人もいます。
また、全ての男性に対して嫌悪感を抱くのではなく、ある一定のタイプの男性に対して嫌悪感や恐怖を抱く女性もいます。

例えば、筋肉隆々で体が大きく、いかにも力の強そうな男性に対してすごく恐怖を感じる人がいます。
単に好き嫌いの問題というよりも、力の強そうな男性の前で極端に委縮してしまうのです。
その反対にいるタイプの男性なら、恐怖も感じず平気で話せます。

必ずしも男らしいタイプが苦手という女性ばかりではなく、ネクタイを締めたサラリーマンにひどい嫌悪感を抱いてしまうなど、人それぞれです。
このようにある特定のタイプの男性にのみ恐怖心を抱いてしまう場合は、やはり過去に何かしらのきっかけがあったのではないかと思われます。

例えばサラリーマンタイプの人に満員電車で痴漢をされたなど。
自分でも忘れている出来事かもしれませんが、症状がひどく治さないといけないと思うなら男性恐怖症の治療も必要になるでしょう。


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男性恐怖症は、子供や思春期の頃の環境が要因でなってしまうこともありますが、母親が原因で恐怖症になってしまう人もいます。
母親が原因になるとは、いったいどのようなことなのでしょうか?

まず、母親が離婚し、女手一つで子供を育てている場合です。
離婚した母親は少なからず嫌な思いをして離婚していますので、自分と同じ目に合って欲しくないという思いから、娘に男性に対する憎悪の言葉を毎日のように言い聞かせてしまいます。

その行為が次第に男性に対する嫌悪感や恐怖心を増加させる原因となり、気が付いたら男性恐怖症になってしまうというケースです。

また、母親が目の前でパートナーから暴力を振るわれているのを子供のころに見てしまうと、直接自分が虐待されていなくても男性に対して恐怖心が生まれてしまい男性恐怖症になりがちです。
男性から暴力を振るわれる女性は「根はいい人だから」と自分に言い訳をして、なかなかその場から逃げださず、暴力は繰り返されます。
もしくは同じような人ばかりを好きになってしまい、その度にDVを受けてしまいます。
このような母親の元で育つ子供は、男性に対する不信感も強くなってしまうでしょう。


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