ハワイももう4日目。
明日はドレスを着てブライダル写真撮影なので、フルで遊べるのは実質今日が最後です。早い~。
しかし今日は私が一番楽しみにしているマリンスポーツの日。

HIS経由でLeaLeaで予約した「わくわくマリンスポーツ☆秘密のサンドバー」です。

運行事業者はトロピカル・オーシャン・スポーツ(TOS)です。

1日まるまる使って色々なアクティビティーが体験できるツアーです。
そのため集合時間が朝7:40と早め。
準備を済ませ7:35に集合場所に行くと、ツアーのスタッフが我々の姿を見つけたようで、少し遠くの方から「ツアー参加の方ですか~!!」と叫んでます。
「そうで~す!」と答えると、「歩いてないで、走って、走って!!」と急かされました。
集合時間内に間に合ってるのに「走れ」って・・・。
「もしや7:30が集合時間だった?」と急ぎ参加チケットを確認しますが、やはり7:40で間違いありません。
なんだかモヤモヤしますが文句言っても仕方ないので、チケットを手渡してバスに乗り込みます。
バスは50人は乗れそうな大きな観光バスです。
我々が乗ったときの座席はまだまだスカスカ。1日ツアーと半日ツアーで違う色の丸いシールが配られ、見えるところに貼るよう指示されます。
バスが出発してから健康状態を記入する紙を渡されます。
「薬を飲んでますか」「手術を受けたことはありますか」などの質問が並んだ用紙です。
もしYESであってもそのまま書かず、気になる点はスタッフに聞くよう指示されます。結局全て「問題なし」で提出。
その後数カ所のホテルに寄って、最終的にバスは50人満員になりました。
まさかこの大人数で同じ船に乗って同じアクティビティーに参加するんでしょうか。ちょっといやな予感がします。
全員が乗車したところでスタッフからマリンスポーツの注意点と説明があり、全員「免責書類」に署名させられます。
バスはどんどんホノルルビーチから離れて、なんだか山道を走り始めました。とてもハワイの景色とは思えません。どこまで行くんでしょう・・・。
それにしても今日は天気が悪いです。曇っていて少し雨も振ってきました。山の中だからの天気と信じたいところです。
延々と1時間ほどバスを走らせてようやく到着したのは、広々とした駐車場。
着いた場所は想像とは違ってビーチではありません。無機質なコンクリートの波止場です。
汚れた小さい船が何隻も停まっていますが、人の気配はほとんどありません。
何よりショックだったのが海が暗く濁っていること。ぱっと見だと、東京の海とほとんど変わりません。
空が曇っているせいもあるのかもしれませんが、早くもホノルルビーチに帰りたくなってきました。
50人全員がゾロゾロと連れられた先には、さびれた小さめの青いフェリーが一隻停まっています。
まさかこのフェリーに全員乗せるつもりじゃ・・・と思ったら残念。そのとおり。
フェリー内は一瞬で人でギュウギュウです。荷物置き場にも困るレベル。そして外観同様、中も汚れています。お客さんのほとんどがハネムーンっぽいのに、この仕打ちは酷い。
早速フェリー内がザワつきはじめます。
「今は狭いと思いますが、沖に出ればもう一隻のフェリーと合体するので広くなるので安心してくださいね!!」とスタッフがアナウンスします。
「でも皆さんはラッキーですよ?昨日はこの倍の人数が参加してましたから!!」
フェリー内がまたザワつきます。倍の人数がこのフェリーに乗ったら地獄絵図です。捕虜輸送みたいになってしまいます。
フェリー移動中にスタッフが、この海から陸地を見た景色がジュラシックワールド2に使われていることなど、話してくれました。
軽快にトークしているのは、50代の明るい女性スタッフさんです。
「ちょっとだけ私の話をしていいですか?」と改まったトーンに。
そして語られたのは、50歳の誕生日に、同僚の若いイケメンのスタッフがプレゼントと称してダイビングに誘ってくれたこと。
初めてのダイビングだったので不安で辞退したところ、「ぼくに任せておけば大丈夫!!君は僕の手を握って呼吸していればいい」と言われキュンとして、ダイビングを決意したこと。
この海は珊瑚礁が有名で、そのあまりの美しさ、非日常感に感動して、それ以来ダイビングにはまっていること。
ストーリー仕立ての軽快なトークのあと、「絶対おすすめです。そのダイビングが追加料金たったの70ドルで楽しめます」と来ましたw
「初めてで不安でも大丈夫です。スタッフに付いていくだけです。きちんと練習もできます。練習中に恐いからやっぱり無理となっても、そこでキャンセルすれば無料です。こんなダイビング体験は他じゃありません。今持ち合わせがなくても大丈夫です。帰りのバスでスタッフが待ちますので、ホテルに戻ってからのお支払いでもOKです」
お金の匂いがプンプンしてきました。
50人中4人が参加したいと手を挙げます。そんなに釣れてません。
ちなみに水中メガネも12ドルで販売してましたが、こっちは飛ぶように売れてます。

「まずはウミガメを見ましょう。皆さん外に出てみてください」
外に出てみます。うーん・・・沖に出ても海はやっぱり黒い。
「皆さん、あそこに泳いでいるのがウミガメです!!」
とスタッフが指さしたのは、20mほど離れたところに浮かぶ物体。遠いので岩にしか見えません。
あれがウミガメと言われても・・・。あ、でもちょっと動いたかも??お客さんがザワつき、失笑も聞こえます。
ツアーの案内や、船内に貼られたポスターにはウミガメと泳いでる写真が掲載されています。これ、いいんでしょうか。
「皆さん見えましたか?それでは中に戻ってくださ~い。」 みんなのテンションが落ちてきているのが私にも分かります。

さらに沖合いに出て、ようやくアクティビティーがスタートです。
もう一隻のフェリーと合体しますが、追加フェリーも小さいので、広くなった感じはあまりありません。

ちなみのこの50人のツアー参加者をスタッフが1人が捌きます。
まずABC・・・、1、2、3・・・とグループが指定され、グループごとに最初のアクティビティが決定されます。
終わり次第、「Aグループ田中、いまバナナボート終わりました」とスタッフに声を掛けると「では次はシュノーケルです。船の後方に行ってください」と案内される感じです。
最初はバナナボート。
ライフジャケットを着用し、バナナボートを待っていると、それらしきボートが来ました。
バナナボートのイメージといえば、青い海のうえ黄色いバナナ形のボートに4人くらい乗ってジェットスキーで引っ張ってもらう感じでした。
しかし現実は黒い海、赤い謎の魚の形のボートが2列くっついていて、6人×2列12人くらいが一気に乗ってまとめて船で引っ張られます。
曇っていて気温は低め、水がかなり冷たい。これは絶対に海に落ちたくありません。
船が出発すると水しぶきが容赦なく身体にかかります。ボートを掴む手に力が入ります。みんな落ちないよう必死です。
乗ってるときの楽しさは一切ありません。「これ罰ゲームじゃん・・・」「帰りたい・・・」という声があちこちから聞こえます。
妻も無言になってきました・・・。

さあ盛り上がってまいりました。次はジェットスキーです。
これは一人ずつの参加で、スタッフが乗るジェットスキーの後ろに乗って、スタッフにしっかりとしがみつきます。
ジェットスキーが4回円を描く間、大体2分くらいのアクティビティー。
かなりのスピードです。乗ってる人から「キャー!!」「ウォー!!」という声が聞こえます。
実際かなりのスピードと振動で、ヘルメットを着用しましたが、ヘルメットがふっ飛ばされましたw
ジェットスキーはスリリングで面白かったですね。

次は海上トランポリンです。
案内された先には大きなトランポリンが2つプカプカ浮いてます。
それぞれに先客のカップルが2人ずつトランポリンに乗っていますが、暇そうにボ~っと座ってますw
スタッフが「トランポリンの方戻ってくださ~い」と案内すると、ハッとこちらに気づきパシャパシャと泳いで帰ってきました。
しばらく放置されてたっぽいですw
入れ代わるように我々もトランポリンに向かって泳いでいきます。
海に出るところがシュノーケル組と一緒でしたが、金髪の小学生の女の子が足だけ水につけた状態で「いやだ~海恐い~!!」とシュノーケルで海に出るのを嫌がっています。金髪ですが日本語話してます。ハーフでしょうか。外国人っぽい顔のお母さんが「大丈夫だから!!」と励ましています。
がんばれ~、と思いながらこちらはプカプカと泳いでトランポリンに到着。
上に昇って何度か飛び跳ねてみます。
足元はかなり不安定で転んで海中に落ちそうになります。最初は面白いですが、2分ほどですぐ飽きてしまいます。
座って景色を眺めます。なるほど・・・さっきの人達もこういう心境でボ~っとしてたんですね。
トランポリンの上でボ~っとしていると、シュノーケルエリアから「サカナ~!!サカナ~!!」という声が聞こえます。
見るとさっき海を怖がっていた女の子。無事に海に入ってシュノーケルを楽しんでいるようで良かった。
と思ったら、「サカナ~!!恐い!!イヤーーー!!」とやっぱり怖いみたいw賑やかで、周りも笑ってますw

次はジェット円盤です。
6人1組でボートで移動して、広い場所で行います。
出川哲郎さんなどのお笑い芸人が罰ゲームでよくやってるアクティビティらしいです。
大きなフリスビー型の浮輪に二人でビート板のように掴まり、それをエンジンボートで引っ張り、遠心力で振り落とされないよう耐えます。
10回ほど遠心力をかけると、力尽きたどちらかが振り落とされますw
行きのバスの中で「無理して耐えると片手だけになって捻ってケガする恐れがあるので、もうダメだと思ったら思い切って両手離してください。その方が楽しめます」と説明されたことを思い出します。
「じゃあ一組目行きましょうか」と案内されますが、みんな「どうぞ、どうぞ」とダチョウ倶楽部状態。
じゃあ行こっかと初陣を切ったのは、ガッシリとした男性。
防水カメラを片手に、彼女と円盤に掴まります。
10回ほど遠心力がかかったところで、彼女が振り落とされて終了。彼氏は相変わらず片手にカメラを握ってます。すごい体力です。
振り落とされた彼女を引き上げて、次の一組です。
次は細めのカップルですが、意外とがんばります。15回は遠心力に耐えてます。
運転手が本気を出したようで、強めの遠心力を何度かかけたところで、彼女が振り落とされて終了。
このアクティビティは本気で耐えるのが正しいのか、あえて落ちるのが正しいのか分からなくなってきました。

最後は私たちです。体力の限界が来たら一緒に落ちよう、と妻と約束します。
見るとやるとのじゃ大違いです。発進前からもう恐いです。終えた二組はニコニコしながらこっちを見ています。
エンジン音ともにボートが発進します。直進だと余裕ですが、それでもしぶきが顔にかかります。水中メガネすれば良かった。
ボートが曲がると遠心力で身体が振られ、腕に体重がかかります。振られた方向に妻と身体がぶつかります。曲がるたびに「ぬおー!!」と声が出ます。
妻は「恐い恐い!!」と叫んでます。でも楽しそうにも聞こえます。
7回ほど遠心力をかけた後、さらにボートが船体を上下に揺らしてきます。波状攻撃のように細かい波が伝わり、細かく身体が上下に振られます。波と身体がぶつかって痛い。
遠心力10回目くらいになると、そろそろ腕が疲れてきました。
人より体力が無いはずの妻ですが、まだ必死にしがみついています。
「そろそろ一緒に落ちようか!?」と聞きますが「いや~!!落ちたくない~!!」との返事。
どうやら本気で落ちたくないようですw
最後の一組は男が情けなく落ちるパターンもありかと思い、私が思いっきり吹っ飛びました。
身体が激しく回転し、鼻と耳に水が入ります。
ボートがエンジンを落とし、ゆっくりとこちらの救助に向かうのを待ちます。なんだか申し訳ない気持ちになりますねw
妻は円盤に掴まったまま「あ~面白かった」。意外と楽しめたようで良かったです。

お次はシーウォーカー。今回一番楽しみにしていたアクティビティです。
ボートで沖合に浮かぶ人工のちっちゃい島(四角い船?)に向かいます。
到着したあとウエットスーツ、マリンシューズ、手袋をはめて順番を待ちます。
シーウォーカーも6人1組。
先の6人が海から上がってくるまでは、島の上で魚に食パンをあげて時間をつぶします。
外国人の女性スタッフがお客さんを落とすフリをして驚かせてきます。おちゃめさんです。
そうこうしてる内に我々の順番です。二つ並んだ海に下るハシゴを一段ずつ降りていきます。

肩まで海水に浸かるとこまで降りたら、そこで宇宙服の頭だけのようなデカいヘルメットを被せられます。
このヘルメットの重さがなんと30kg!!
一瞬ズシっと来ますが、ハシゴをもう一段降りて全身が海中に入ると重さは気にならなくなります。
地面に足がつくまで、一段ずつハシゴで降りないといけません。
数段残してハシゴから手を離してしまった女性が、ひっくり返ってしまったこともあるらしいです。
他にもシーウォーカー中の注意点は、顔を傾けないこと。
前や後ろに顔を傾けると、そこからヘルメットに水が入ってきてしまいます。
また、海中では会話ができません。聞こえるのはゴポゴポというヘルメットに空気が送られる音と、自分の呼吸音だけ。
そのため意思疎通は手のサインで行います。スタッフがOKサインで「大丈夫?」と出してきたら、OKの場合は親指と人指し指で輪っかを作る、いわゆるOKサインで返します。よくある間違いが親指を立てるGOODサインで、水中でこれをやると「上に戻りたい」という意味になります。
逆にダメな場合のサインは志村けんの「アイーン」のように顎あたりに手を水平に持っていき、指をヒラヒラと動かします。「水が入ってきた」という動きでしょうか。

ハシゴを下りきるとようやく地面に足が付きました。水深は7Mくらい。
下にはもうスタッフが待機しています。スエットを着ていません。普通のTシャツを着ています。
地面には大きな「主」のような形をした鉄パイプが一本置いてあります。先端をスタッフが握り、残った左右の横棒に一人ずつ捕まって誘導されます。
私たちが最初の二人だったので、このパイプを握りながら、後ろの二組を海中で待ちます。
ゴーという音だけが聞こえます。気圧の変化で、すぐに耳が詰まります。耳抜きは唾を飲むか、あくびをします。
水中の透明度はやはり低い。すぐ隣の妻がなんとか見えるくらい。
すぐ横に妻がいるのに、宇宙空間ような孤独と恐怖を感じます。「出たい」という閉所恐怖症にような症状に襲われます。
ようやく6人が揃い、全員が「主」型のパイプを握ると、スタッフが全員を10Mほど移動させます。
スタッフが立ち止まり、人指し指と中指と折り曲げ、膝立ちをするよう指示します。
膝立ち状態でスタッフが全員に握った食パンを配ります。エサやりタイムです。
魚がどんどん食パンに食いついてきます。食パンを撒いた手だけでなく、握ってる手も齧ってきます。手袋がボロボロな理由が今分かりました。
スタッフがヘルメットから少し空気を出し、それを両手を内から外に返すようにあおいで、輪っかの形の泡をこちらに飛ばしています。水族館の白イルカが作る「天使の輪」みたいです。
エサがなくなってもしばらくスタッフがその辺りにエサを撒いてくれたので、魚が近くによってきます。
手を伸ばせば魚に触れます。
残念なのは水が濁っているので近くの魚しか見えないこと、それとヘルメットが重く自由に動けないことです。
5分ほどその場で魚と戯れたあと、ハシゴまで戻って終了。地上に上がるのも最後だったので、私たちが水中にいる時間が一番長かったです。
意外と地上に上がった瞬間が一番感動しました。「生還した感」があります。
身に付けているものを全て脱ぎ、またボートに乗ってフェリー本船に戻ります。妻もシーウォーカーは恐かった様子。

次に行く前にお昼ゴハンです。
カレーが振舞われます。
疲れた身体にバーモントカレーが染み込みます。学校給食や林間学校で食べたときのような旨さを感じました。
お替わりしたかったんですが、一人一杯だけっぽい。全然足りないです。

次はシュノーケルです。
でももういいかな。そろそろ帰りたくなってきました。
シュノーケルグッズを顔にはめると、スタッフが足のサイズを見てフィンを渡してきます。
朝「走れ」って叫んだスタッフです・・・。イヤなことを思い出してしまいました。
しかし適当に渡したんじゃないかっていうくらい、みんなフィンのサイズが合ってませんでした。
半分くらいの方が自分でフィンを選び直しています。ゴーイングマイウェイな方なんでしょうか。
階段を降りていくとそのまま海に入れるようになっています。
パンを一握り、ライフジャケットを着てシュノーケルゾーンへ泳いでいきます。
さっきの「サカナ~!!」と泣いて嫌がっていた女の子を思い出しますね。
どんだけ魚が見えるだろう・・・と楽しみにするほどキレイな海ではありません。相変わらず黒っぽい緑の海です。
シュノーケルゾーンに行ってもそれは同じ。海面に顔を付けると、かろうじてエサを食べに来た魚の姿だけ見える程度。
沖縄の青の洞窟の透明度が懐かしい・・・。なんでハワイまで来て汚い海で泳いでるんでしょうか。悲しくなってきました。
仕方なくフィンを付けたときの泳ぎの練習をして時間をつぶします。お尻をクルッと180度回すと立ち泳ぎの体制になれて、そこで自転車をこぐように足を動かすと体制を維持できると沖縄で教わった泳ぎ方を試します。
「そろそろシュノーケルの人戻ってくださ~い」とスタッフから声がかかり、戻ります。
海からあがり、階段を昇ったところでフィンを外して、スタッフに返します。
すると「フィンは外してから階段上がってください」と注意されます。このスタッフぇ・・・。それなら先に言ってほしいです。
妻も「あの人さっきからなんなの?」と怒ってます。

次です。やっと最後。最後はサンドバーです。
サンドバーは海の真ん中にある砂浜・・・というイメージでしたが浅瀬です。
ディズニーランドにあるビーバーカヌーみたく、みんなでカヌー。オールを手に漕いでいきます。
同乗した外国人スタッフが「ワ~ン、トゥ~、スリー、みんな声出して~」と応援してますが、声だけですw手を動かしてくれw
すぐにサンドバーに到着。地面に刺さっている棒にロープを巻きつけてカヌーを固定します。
スタッフが私のライフジャケットの紐とそのロープと間違えて引っ張って、倒されそうに。「ソーリーソーリー」と笑ってます。
そうこうしてる内にカヌーが棒を通りすぎてしまい、急ぎスタッフがオールで逆方向に漕いだところ、舞い上がった水が全て私にかかります。どっと皆の笑いが取れておいしいトラブルでした。
ロープを結びサンドバーに降り立つと、海の真ん中なのに水位が膝くらいまでしかありません。
360度全て海なのに、自分の足で立っている景色は感動しました。ウニユ湖みたいです。ようやく少し晴れ間も出てきました。
サンドバー周辺は海水の透明度が少し高く感じます。

海面に顔を付けてみますが、魚はいません。魚がいればなお良かったんですが残念。
10分ほどサンドバーで遊んでから、またカヌーでフェリーに戻ります。
サンドバー、意外と良かったですね。

フェリーに到着しスタッフに声をかけると、「以上でアクティビティは終了です。全員が終わるまで釣りしててください」と船の後方へ案内されました。
食パンをエサに釣り糸を垂らしますが、まるで釣れる気がしません。
一瞬で飽きてしまい、食パンを大きめに千切り海に撒くと1Mくらいの大きな魚が来てビックリ。聞くとボラの一種らしく、釣っても食べられないとのこと。
というかあんな大きな魚が近くで泳いでいたとは驚きです。急に近くに来たらパニックになりそうw
釣りにも飽きてしまったので荷造りをしていると、脱いで置いておいた服にちょんちょんとカレーのシミがついてるじゃありませんか・・・。
キッチンの側に荷物を置いていたら盛大にカレーで汚されてしまいました。
妻の服にも飛んでおり、「1回しか着てないのに・・・もう絶対こんなツアー来ない」とかなり立腹。
そういえばカレーをよそってたスタッフも、あの因縁のスタッフでした。スゴい逸材です。

ようやく全員のアクティビティが終わりました。やっとここから開放されます。・・・はやくヒルトンに帰りたいです。
行きに軽快なトークをしていたスタッフさんがまたトークをしています。
今度はハワイにしか生息しない木から作られた幸せを呼ぶお守りをセールスしています。このお守りのおかげでツアー会社も30年続いたと語っています。
そもそも、このツアーが30年続いていることに驚きを隠せません・・・。
陸について大型バスに乗り込みます。心身ともにヘトヘトです。
座るとほぼ同時に眠ってしまいました。・・・気が付いたらホノルル市街です。
ヒルトンに着いたのが16時。青い海が見たくなり、そのまま目の前のビーチに直行します。
・・・やっぱり全然こっちのビーチの方がきれいです。我々は1日何をしに行ったんでしょう。
軽く泳いで身を清めたあと(?)、部屋でシャワーを浴びて休憩します。
部屋の留守電にメッセージが。時間は朝7:33です。「ツアーのお時間を過ぎています」というメッセージ。
HISのミスなのか、LeaLeaのミスなのか、ツアー会社のミスなのか分かりませんが、集合は7:30のつもりで、こちらの参加券は7:40だったようです。イヤなことを思い出してしまいます。
時刻は17時過ぎ。外から歓声が聞こえてきます。何事かとビーチと反対側のテラスに出てみると、昨日見たルアウのハワイアンショーがやってます。
というか、角度的に部屋のテラスから丸見えです。遠くからで良ければタダで見られたかもしれませんw

今日はハネムーン長期滞在の人に一食だけ付いてくるバリステーキのスペシャルディナー。20時30分から予約しています。
チェックインのときにもらった食事券を持っていけば、無料でディナーがいただけます。
まだディナーまで時間はありますが疲れて遠出する元気はなかったので、初日クルージング帰りに目にとまった松明が燃える生演奏レストランで「トロピックス・バー&グリル」で一杯やりにいきます。
店の前に行くと人が外で待っています。日本人デスクで聞いたところ予約はできない店らしく、とりあえず並んでみます。
待っている人とは別に、並んでる受付の列はスムーズに進んでいきます。
すぐに順番が来て「ツー、OK?」と聞くと、「outside 15minits」。
どうやら待っている人は、外のラウンジ席を待っている人のようです。
確かに外は海も見えますし、生演奏が近いのでそりゃ外の方が人気ですよね。
すぐ入れるならと思い、「インサイドOK!」と伝えると、すぐに席を案内してくれました。
外に近ければラッキーと思いましたが、残念。めちゃくちゃインサイドです。
外は全然見えませんし、生演奏も全然聞こえませんw
これは失敗。明日のリベンジを妻と誓い合います。
席に座るなり女性スタッフがにこやかにメニューも持ってきて自己紹介してくれます。
ハワイのレストランでは専属スタッフが一人つくらしいのですが、この方が担当なんでしょうね。
しかも持ってきてくれたのが日本語メニュー。見た目で分かるんでしょうか。
口コミだと「日本人に対してだけ冷たい口髭の体格の良い男性スタッフがいる」と読んでいて心配してましたが、いい感じの方で安心。
これからディナーがあるので、ここではガーリックシュリンプとドリンクだけオーダーします。
私は中サイズのアメリカンビール、妻はヒルトンで生まれたオレンジ色のカクテル(名前失念・・・)をオーダー。
ビールはアメリカらしいバドワイザーのような薄めの味。妻のカクテルはトロピカル系の味ですが、アルコール度数がかなり高い。甘いですが見た目がカワイイからという謎の理由でクイクイ飲んでます。
ビールを飲んでると視線を感じます。西洋人のお客さんがスタッフの説明を聞きながらこちらを見ていました。中サイズビールの説明をしているご様子。
目の前では4歳くらいの子どもを連れた3人家族。お母さんと子どもがずっと話してて、お父さんはスマホをずっといじってます。
ガーリックシュリンプが来ます。これはかなり入ってますね。20尾くらいいるんじゃないですかね。
味は良い感じにガーリックが効いてて旨いです。残り汁にバゲットを付けたくなります。
ボリュームも満点。今のところここのガーリックシュリンプが一番好きです。
妻は殻を丁寧にむいてます。私は面倒なので尻尾以外はバリバリと食べてしまいます。
これだけで結構お腹一杯になります。御会計をお願いし、お釣りはチップにします。

妻は先程のカクテルをまるまる一杯飲んでしまい、既にかなり酔ってます。
ディナーまでまだ1時間あるので、妻がお土産を買いに行きたいといいます。
聞くとヒルトン内にカワイイTシャツ屋を発見して気になっていた様子。
お母さんにお土産に「仕事でも使えるカワイイTシャツ」をお願いされているようです。
お目当てのお店に着くなり、早くも1着Tシャツを決定。酔っているせいか勢いがハンパじゃありません。
店員さんがこちらに気が付いて、ススっと寄ってきては色々とオススメしてきます。
妻はあれよあれよと3着のTシャツをご購入。いつもの慎重さはどこへ行ったw
自分用のアロハドレスもオススメされて、まんざらでもなさそうな雰囲気です。
店員さんの視線から危険な匂いを感じ、逃げようとした途端「旦那さんもお揃いでアロハシャツどうですか?」
「いいじゃん、お揃いで着てディナー行こうよ」と妻。酔って財布のヒモが緩みっぱなしで、戦況は2対1。勝負ありです。
結局、お揃いの柄でドレスとシャツを購入です。妻は嬉しそうなので、まあ良しとします。

ディナーの時間になり、チケットを持ってバリ&ステーキに行きます。
ドレスコードがあるお店と聞いていたので、アロハシャツと長ズボンとスニーカー。妻はドレスとサンダルで行きます。
入口に立っている女性スタッフにチケットを見せると「少々お待ちください」とソファを案内されます。
15分くらい待つと、奥にある窓際の良さげな席まで案内されます。
店内には半ズボンでビーチサンダルのお客さんもいますね。ドレスコードとは一体・・・。
席はムーディーな暗めの照明です。イスにはそれぞれ生花の首飾り。ルアウで貰ったのと同じやつです。
妻に花飾りをかけ、自分にもかけるとスタッフが「このたびはおめでとうございます。」と声をかけてくれます。

嬉しいことに、ちゃんとハネムーンだと分かってくれています。
偉い人っぽい方がわざわざ挨拶にきてくれて「こちらが本日のお料理です」と日本語で説明してくれます。もてなされてる感が嬉しいです。
シャンパンも一杯ついていて、早速乾杯。・・・うんうん、美味しいです。
外は暗くて何も見えませんが、昼なら目の前にビーチが広がっている席でしょう。
まずは温かいパンが来ます。
食べながら待っていると一品目、三種類のカニコロッケです。
普通のカニコロッケじゃありません。それぞれ味が違います。しかもカニの身がギッシリで贅沢。
二品目はロブスターのスープ。
ロブスターと野菜が盛られたお皿が供され、そこに目の前でスープをかけてくれます。
ロブスターの出汁が効いていてクリーミーで美味しいです。
三品目はメインディッシュ。ステーキか魚かを選ぶことができます。
二人ともステーキをお願いします。
一枚でも納得できるサイズのステーキが、なんと二枚ずつ付いています。これがなんともボリューミー。
しっとりジューシーで柔らかく、美味しいステーキです。
シャンパンを飲み干し、赤ワインを一杯お願いします。
三品ですが、さっき食べたガーリックシュリンプも効いて、もうかなりお腹一杯です。
デザートにシャーベット、食後のコーヒーをいただきます。
最後にまた偉い人が出てきて、「いかがでしたか?」と挨拶に来てくれます。
「とても美味しかったです。ごちそうさまでした。」と伝えると「それは良かったです」とにこやかに返してくれました。
細かい気配りを感じて、とても嬉しくなりました。すごく良いお店です。
スタッフさんに御会計の旨伝えると、ワイン一杯分だけの請求。多めにチップを出してお店を後にします。

とても清々しい気分です。良いサービスは人間を癒すんだな~と実感しました。
お腹は一杯ですが、飲み足りないのでABCストアへ。
ワインとつまみを仕入れつつ、お土産もある程度買ってしまいましょう。
実家のお土産は大きなマカダミアナッツ1袋、大きなチョコレート1箱。
職場のお土産は、一人あたり小さいチョコレート1箱、ドライマンゴー1袋、お世話になってる人にはさらに大きいマカダミアナッツ1袋にしました。
職場は20人くらいいるので、かなりの荷物です。がんばって持ち帰らなくては・・・。

部屋に戻って、早速いつものテラス飲み開始です。
今日はもう一つのテラスでも飲んでみます。さっきルアウのダンスショーを覗いたテラスです。
ビーチは見えませんがヒルトン内のホテルがよく見えます。・・・がやっぱりビーチテラスがいいですね。早々に移動。
波の音を聞きながら、あと明日しかテラス飲みができないと思うとセンチメンタルな気分になってきます。
妻はカクテルが効いたようで、もう眠い様子。「ごめん先に寝ます・・・」とベッドに入ってしまいました。
私はハワイの夜を無駄にしたくないので、まだまだ寝たくありません!
そういえばまだ夜のビーチに行ってません。テラス席から夜ビーチの散歩を楽しんでいる人がいたのを思い出します。
思い立ったら吉日。明日の夜もチャンスはありますが、今日行って良ければ、明日ももう一回行けます。
ベッドで休んでる妻に「夜ビーチ行ってくるね」と伝えるとムクリと起き上がり「・・・私も行く」

夜のビーチは昼とは打って変わってムードがあります。
静かで波の音しか聞こえません。海は暗いですが、月の光が海に反射してキレイです。
ビーチはライトアップされています。
癒し効果があるのか、ビーチで熟睡している人が3人いました。宿泊客でしょうか。
海水に足を入れると昼より冷たいですが、すぐに慣れる程度。夜の海水温を楽しみます。
ビーチを横切り、隣のホテルの前まで歩いてみます。
ヒルトンと隣のホテル、ビーチは繋がっていますが、境界線に少しだけ石が積んであります。
ヒョイとその境界線をまたぐと、なんと「ビーチの砂の質」が全然違う!!
ヒルトンの砂はサラサラで裸足でも痛くありませんが、隣のビーチは小石が混ざってる感じでちょっと痛いです。
もしかしてビーチの砂ってホテルごとに業者から仕入れているんでしょうか。
そういえば夜のビーチを作業車両が走ってるのを見掛けましたが、そういうこと?色々想像してしまいます。
20分ほど夜ビーチ散歩を楽しんで部屋に戻ります。ちゃんと足シャワーで砂を落とします。

部屋に戻ると妻は限界だったようで、すぐに眠ってしまいました。
名残惜しい私はまたビーチテラスへ行き、一人ワインを飲み続けます。
今日はマリンアクティビティーで大変な目に合いましたが、テラスで飲んでいると「まぁそれも旅の醍醐味か」という気分になります。
このテラスがあるだけでヒルトンにして良かった。そう思えます。
明日は写真撮影があるので自由時間が限られますが、最後までハワイを楽しみたいですね。
ワインを開けきると時間はもう夜の1時。
明日に響かないよう、今日のテラス飲みもこの辺でお開きです。

 

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