銀座にあるブライダルHISで手配して、7日間の新婚旅行で初めてのハワイに行ってきました。
行き:日本を月曜日の夜10時に飛行機で出発して、ワイキキの月曜日朝11時に到着。
帰り:ワイキキを土曜日昼12時の飛行機で出発して、日本の日曜日16時に到着。
こういった行程のため7日間のツアーとはいえ、実際に遊べるのは月~金の5日間だけです。

ちなみに予算はかなり奮発しました。
宿泊したのはヒルトンハワイアンビレッジ、レインボータワー15階以上指定のオーシャンビューのお部屋。
ツアー全てHISに手配してもらって、現地の食費などを除いた旅費だけで100万円の旅行です。
期待を胸にスペシャルなハワイ旅行を満喫する気マンマンでしたが、そうは問屋がおろしません。
大きく感じたのが「HISとJTBとの差」です。
そのあたり率直に感じたことをご紹介していきたいと思います。

もてなされている感がゼロ
ハワイに到着するとHISの職員さんがいますが、あまり歓迎されている感じがありません。
淡々とした様子で「このチケット持って2階のカウンター行ってください。」「これ必要書類です。番号呼ばれるまで待ってください」と無表情にさばかれました。
ハワイに行った人に「アロハ~って笑顔で歓迎されて、花の首飾りが貰えるよ」と聞いて楽しみにしてたのに、実際にHISの方にもらったのはヒンヤリした無骨な石の首飾り。
JTBの様子は分かりませんが、HISのお迎えはちょっと残念でした。

トロリーバス
ハワイホノルル市街には観光客用に「トロリーバス」が通っています。
1つ注意が必要なのが、トロリーバスは「旅行代理店ごと」に走っていることです。
例えばHISで予約した人は「LEALEAトロリー」、JTBで予約した人は「JTBトロリー」に乗り放題。
トロリーバスは違ってもバス停は共通なので、バスを待っていると他のトロリーバスがよく通過していきます。

私はHISなのでLEALEAトロリーの乗り放題がついていましたが、乗れば乗るほどJTBトロリーとの差を感じずにはいられませんでした。

①時間がいい加減
LEALEAトロリーは時間にルーズな印象を受けました。
全部で4回乗りましたが、うち3回は「ルーズだな~・・・」と思いました。
1回目にヒルトン前から乗ったときは、途中運転手が携帯電話を手にどこかに行ってしまい、そのまま15分くらい放置。
2回目にアラモアナセンターから乗ったときは、運転手仲間同士が談笑してて出発まで15分放置。
3回目にヒルトン前から乗ろうとしたときは、7分~10分に1本来るはずのトロリーが20分以上来ない。
「道路が混んでるのかな?」と思いきや、その間にもJTBトロリーやレインボートロリーは2~3本通過していきました。
ハワイにいる貴重な時間を削られている気がしてしまいます。

②JTBはトロリーバス自体が大きくて立派
LEALEAのトロリーバスは小さくてお世辞にもキレイとは言えない見た目をしています。
発展途上国で走ってるようなバスで、風をビュンビュン感じて味があるといえば味がありますが、混んでるときは立ってなくてはならず、エンジン音や振動も強く乗り心地は良くありません。
一方JTBは日本で走っているようなキレイな2階建てトロリーバスが多く走っていました。
「あのバス大きくてキレイだな~」と遠目で見ていて、近づいてくるとJTBトロリーだったことが何度もありました。
乗り心地までは比較できませんでしたが、見た目だと明らかにJTBの方がしっかりしています。

アラモアナセンターのバス停に案内の人がいる
場所によってはトロリーバス乗り場はとても分かりにくいです。
一応バス乗り場の地図をHISから貰っていますが、ザックリした地図のためバス停によっては初見で辿り着くのが困難です。
私が苦労したのはワイキキで有名なショッピングセンター「アラモアナセンター」。
路線の違うバス停が複数あるのと、代理店ごとに乗り場が違うので迷子になってしまいました。
そのとき見つけたのが、大きく「JTBトロリー乗り場」と書かれた看板と、そこで「JTBはこちらで~す」案内する方。
申し訳ない気持ちでJTBの方に「LEALEAトロリー乗り場はどこですか・・・?」と聞き、辿り着いた先には「LEALEA乗り場」と書かれた小さい看板だけがポツン。
ここでもHISとJTBの差を感じずにはいられませんでした。

ツアーが全体的に残念
JTBのツアーに参加していないのでHISとの比較はできませんが、HIS経由でお願いしたツアーが全体的に残念でした。
HISで旅行を手配すると「LEALEA(レアレア)」と書かれたアクティビティーやツアーがいっぱい載った冊子を貰えます。
ここからツアーを選ぶのか自分でツアーを手配するのかは自由ですが、初めてのハワイということとHISを信用していたこともあり、今回はこのLEALEA冊子からツアーを選んだのですが、これが完全に裏目に出てしまいました。
安い旅行なら微妙なツアーでもまぁ納得できますが、100万円かけての新婚旅行だとガッカリを通り越して悲しくなります。
ちなみに参加したツアーとそれぞれ残念だった点をご紹介します。

サンセットクルージング
フェリーに乗ってお酒を飲みながら海に沈んでいく夕日を眺めるツアー。
・フェリーに座りきれないくらい人を詰め込みすぎている。座れない人が呆然としてて可哀相。
・軽食付きだけどスナック菓子程度。お酒は2杯だけ無料と微妙にケチくさい。

マウイ島で山頂から絶景
標高3000mの山に車で登り、雲の上から夕日と星空を眺めるツアー。
車で山頂に登る途中に出会う野生動物、雲の上から眺める沈んでいく夕日、遮るものが何もない満天の星空、日常では見られない風景にとにかく感動しました。
気になったのはマウイに行くまでの送迎と、一緒に山に登るガイドさんです。
朝の集合時間を10分過ぎても送迎が来ない。なんの連絡もありません。
集合場所に案内する人が誰もいないので、「もしかして集合場所間違えた・・・?」と不安な時間を過ごしているとようやく送迎の車が到着。
運転手は悪びれる様子もなく、「パスポート持った?」とだけ一言。
マウイ島に向かう空港についた後も、簡単な説明と航空券を渡されて「いってらっしゃい」とほったらかし。初めての海外→海外の飛行機なのに不安をあおります。
無事に到着したあとの現地ガイドは日本語の話せる韓国人の方。
悪い人じゃないんですが、関西弁でちょっと口が悪い。そして声が大きくてずっとしゃべってます。
客をいじって笑いを取ろうとしたり、無茶振りが多かったり、反応が薄いと「リアクション悪いよ!!」とツッコミを入れられたりして疲れてしまいました。

マリンアクティビティ
バナナボート、ジェットスキー、シュノーケリング、シーウォーカー、ウミガメ発見などのマリンアクティビティを一日かけて楽しむツアー。
・集合時間5分前に到着したのに、遠くから「あなたたち遅刻だよ!走って走って!」とスタッフに怒られる。
・ホノルルから1時間かけて山を抜けて辿り着いた海なのに、東京の海みたいに暗くて透明度が低い。一瞬でホノルルビーチに帰りたくなる。
・50人くらいのツアー参加客をオンボロなフェリーにギュウギュウに乗せる。アクティビティが始まって人が海に出ないと座る場所がないレベル。
・追加料金を払うオプションアクティビティをグイグイ推してくる。
・フェリーに乗りながらアクティビティを順番に体験するが、50人と人数が多いためさばき方が結構適当。「はい次~、はい次~」といった感じで、もてなされている感はゼロ。
・バナナボートが黄色いバナナじゃない。赤い魚のボート。
・シュノーケルは海の透明度が低すぎて、近くにいる魚がかろうじて見える程度。シーウォーカーも同様。
・ウミガメは海中ではなく、30mくらい離れているところを指さして「あれがウミガメです」という程度。ウミガメかどうかも全然分からない。
・人が多く荷物を置く場所がなかったため、キッチンのそばに荷物を置いておいたら昼食のカレーのシミをいっぱいつけられる。
と、いままで参加したツアーの中で栄えあるワースト1位レベルでした。周りにはハネムーンのカップルがいっぱいいましたがみんな「これ罰ゲームだよね・・・」と悲しそうにしてました。

金曜日の花火
ヒルトンハワイアンビレッジは毎週金曜日に花火が打ち上がります。
金曜日の夜は私にとってホノルル最後の夜です。
HISのお客さんだけの花火観賞席があるというので、かなり楽しみにしていました。
中央の一番大きなプールもこの日は早く閉まり、そこに音響やらイスやらが運び込まれ花火観賞イベントが開催されるようで期待が膨らんでいきます。
花火が打ち上がる30分前に準備していたプールの前を通ると、ルアウのような賑やかなハワイアンダンスショーがやっていてプールの周りには立ち見の人だかりが出来ていました。
中を覗くと何故かプールサイドのかぶりつき席で優雅にカクテルを楽しんでいる日本人観光客がたくさんいます。
「なんでこんなに日本人がいるんだろう?」と思いプールの入口を見るとなんと「JTB専用」の看板が・・・。
なんとJTBの方だけが間近で見られるダンスと音楽ショーです。しかもそのまま花火も楽しめそうな雰囲気です。
唖然としつつHISの席に行くとそこは静かでまっくら。花火はよく見えましたが、この花火がなんと5分で終わります。
最後の夜もモヤモヤした気分を味わいました。

手配が適当
ツアーの集合時間が間違っていたり、HISの手配の甘さが気になりました。
一週間散々な目にあって夫婦で「HISはもう二度と頼まない」と心に誓った帰りの飛行機でのこと。
チェックインすると飛行機の座席がなんとバラバラで隣同士じゃありません。
最後はもう呆れて笑ってしまいましたw
JALの方が丁寧に隣同士の席に変更してくれましたが、これが満席だったらと思うと恐ろしいです・・・。
このようにHISのハワイ旅行は高い授業料になってしまいました。次ハワイに行くときは絶対にJTB一択だと心に誓っています。

 

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