うさぎは暑さに弱い生き物

最近は色々な種類のペットを飼育している方が増えていますよね。
ペットといえば多くの家庭では犬や猫ですが、うさぎも根強い人気があります。

うさぎはフワフワ、モコモコ、小さくてヌイグルミみたいで、散歩がいらなくて飼育しやすい。
そんなイメージを持っている方が多いと思います。
実際にうさぎを飼育するということはどういうことなのか、少し調べてみました。

まず飼っている方がおっしゃるのは、うさぎはとにかく飼うのが難しいということです。
飼育しやすい、というのは幻想であったということですね。

うさぎは汗をかけないので、暑さにとても弱い生き物です。
ですから、夏場はほぼエアコンで温度調整をしてあげる必要があります。
飼い主が家を空ける時も、うさぎのためにエアコンはつけっぱなしで行く必要があります。

更に注意点としては、この暑さに弱いということをなめてはいけないということです。
うさぎは熱中症になってから15分で死んでしまうという話もあるくらいです。
環境に常に気をつかう必要がある難しい動物であるということを知っておきましょう。

 

うさぎを飼育するための費用

うさぎをペットショップなどで購入し飼育する場合、犬や猫などと違い安ければ2000円、それでもだいたい10000円以内で買えてしまいます。
高くて数十万円かかる犬と比べると手軽に購入し、飼育できてしまううさぎですが、関連する飼育のための道具をそろえるとなるともう少しかかりますので、うさぎ自体が安いとはいえ安易に飼育を決めてしまうことがないようにしましょう。

一通り関連の道具をそろえると、だいたい15000円~20000円ほどかかります。
うまいこと特売のものを買えた場合は、10000円以下でそろうこともあるようです。

また、初期費用だけではなく、もちろんうさぎを飼育し続けるための費用もかかります。
ペレット代などの食費、そして忘れてはならないのがエアコン代などの電気代です。
暑さに弱いため、夏場はもちろんのこと、冬場も温度を調節してあげる必要があります。

また、もしうさぎが病気になったり怪我をしたりした場合は動物病院にかかる費用も必要です。
うさぎ自体は安めですが、だからといって安く飼育できるとは限らないことを覚えておきましょう。

 

うさぎを飼育する時のにおいは?ペットを飼育するさいに気になるのがにおいです。
ペット自体のにおいはもちろんのこと、糞や尿、飼育しているケージなどからのにおいなど、気になるところはたくさんありますよね。
ではうさぎの飼育ではどうなのでしょうか?

うさぎは草食動物ですから、基本的にはにおいません。
他のペットたちと比べると無臭に近い生き物であるといっても良いでしょう。
糞もある程度乾いているのでほとんどにおいません。

しかし尿だけは別です。
尿はやはりどの生き物でもそうですが放っておけばにおいます。

1日1回、トイレに敷いているシーツごと取り替えてトイレを洗ってあげることでうさぎはもちろん飼い主も快適に過ごすことができます。
躾をしてもなかなかトイレを覚えないうさぎの場合ですと、床に糞や尿を落とすことになりますので、ケージを引き出し式のものにして簡単に洗えるようにしておくと良いでしょう。

トイレの掃除をきちんとしてあげることで、においの心配はほぼなくなります。
掃除も難しくはありませんので、こまめにしてあげましょう。

 

うさぎの飼育方法やエサの与え方

幼稚園や小学校時代に、うさぎ小屋の掃除などをしたことがあるという方は多くいらっしゃると思います。
しかし実際に家でうさぎを飼育するとなると、どうしたら良いのか分からない方も多くいらっしゃるはず。
今回はうさぎの飼育方法について簡単にですが紹介して行こうと思います。

まずうさぎを飼育するための道具一式が必要ですね。
ケージ、牧草入れやグルーミング用品など色々ありますが、だいたい2万円前後でそろいます。
うさぎが長生きするためには環境が大切ですから、必要な道具はきちんと調べてあげてくださいね。

そして次に、エサの与え方です。
うさぎのエサは基本的にペレットという固形のエサと牧草です。
ペレットは1日2回、決まった時間に適量を与えましょう。
牧草はいつでも食べられるように置いておくことが多いようです。

うさぎの住むケージは、温度差が少なく、静かな場所に設置してあげましょう。
テレビが近い場所や、音楽を聞くための機材の近くはストレスがたまりますのでやめてあげてくださいね。
暑さや寒さにも弱いですから、室内の気温にはエアコンを使い常に気をつかってあげましょう。

 

アパートやマンションでも飼える?

アパートやマンションなどでお住まいの方だと、ペットを飼育するにも躊躇ってしまうものです。
隣室には他の家族が住んでいるわけですから、騒音やにおいの心配があります。
しかしうさぎの飼育はアパートやマンションでもそれほど難しくはありません。

うさぎは基本的には大きな声も出しませんし、犬や猫のように鳴いたりしません。
一切鳴かないと思われているくらい、静かな動物です。
しかし、怒っている時はブーブーと鳴きます。
しかしやはり小さめの鳴き声ですので、大丈夫です。

糞尿のにおいですが、糞はほとんどにおいません。
尿はにおいますが掃除をすることで対処できます。
うさぎ自体はほぼ無臭なので、大事なのはトイレ掃除をすることです。

また、オスのうさぎはおしっこをかけて縄張りを主張するスプレーという行動をすることがあります。
しかしこれは生後6ヵ月くらいで去勢手術をしてあげることでうさぎのほとんどはスプレーをしなくなります。

飼育する側の人間がきちんと対処をすることで、アパートやマンションでもうさぎを快適に飼育することが可能なのです。